メイの気遣い

音楽

今月、室内楽発表会がある。
あたしの定例のじゃなくて、知り合いフルートさんが所属する別団体の発表会に、応援出演するんだ。

曲はバッハのトリオソナタ、原曲はフルート2本とチェロとチェンバロ。
でも、フルートを1本バイオリンに代える演奏もよくあるよ。

チェロとチェンバロは同じことをやってるので、どちらか省略可。

メイもそこに所属していて、しかもバッハ推しなので彼女もフルートさんから頼まれていっしょに参加する。

先月、初めて三人で合わせてみたんだよね。

あたしは、チェンバロパートをピアノで弾く。

メイはバイオリンで参加するんだけど、実はピアノの名手なんだ。
メイと組んで、彼女の隣でピアノを弾くこともあるっちゃーあるんだけど、いつも引け目を感じながら弾いてる。

この曲、以前フルートさんと遊びでやったことが1回あるの。数年前ね。
その時は、すごくゆっくりしたテンポだったからそのつもりでいたら。

今回、発表会だから気合いを入れたのか?譜めくりが間に合わないぐらいテンポが速い。
あたしのピアノが、たどたどしくて悲惨。

メイがどう思ってるかなー、と内心びくびくしたけど、練習不足については彼女なんにも指摘しない。
ま、言っても無駄、どんなにハッパかけてもあたしが練習しないのはもう長年の付き合いだ、そろそろわかったろう。

ひとつアドバイスをされてドキッとしたけど、それは表現方法のことだった。

「原曲はチェンバロだから、チェンバロの響きっぽく弾くためにもっとガチャガチャ弾いていいんじゃないかな」

うん、言わんとしてることはわかる。
あたしが中学生の時バッハを教えていただいてた先生からも「ガチャガチャ弾けてるからいいわ」と、半分匙を投げられたような言い方で、やっとこさマルをもらったことがあるよ。

あのときは、左右の手が揃って弾けてなかったんだよな。
まさか、メイはそういう弾き方をしろと言ってるんじゃない。
言葉じゃなくて、実際に音で示してくれたらわかりやすいんだけど。

え、ちょっとでいいから弾いてみて、と頼んだけど、メイためらって、弾いてくれなかった。
メイが弾いて見せると、偉そうになっちゃうからかな。あたしに遠慮したんだと思うよ。

その後、チェンバロレッスンで伴奏部分の特訓をしてもらったの。バッハじゃないけど。
冒頭の和音は、ゆっくりとアルペジオ(和音を1音ずつ分散して弾く)するように、と教わって。

ああ、バッハの曲も伴奏だから、アルペジオすれば「ガチャガチャ」と形容できる音になる。
メイが言ってたのは、このことかしら。

やってみたら、かなりチェンバロっぽい感じがする。
YouTube見たら、チェンバロの皆さんもアルペジオしてたわ。

そしてきのう、メイからLINEが入った。

なんと、半年ぶりなのよ。彼女からちょっと距離を置かれてるような気がしてるのは、こういうところ。
ま、こっちからも送ってないから、どっちもどっち。

でね、言われたのは「今週また練習があるねー。1楽章の最後に、チェンバロがアドリブを入れる演奏があるよ。もしやるなら、準備が必要だろうから前もってお知らせしておく~」って。

ええっ、アドリブ。本音を言えば、できる気がしなかった。
でも、どんな演奏だろう。興味はある。
「やるかどうかは別にして、できたらかっこいいね。アドリブ動画探してみるね~」と返信しておいた。

あたしが見た範囲だと、見つからないの。
ひとつだけ、チェンバロではなくリュートがアドリブを入れてる演奏が見つかった。

この、3分ぐらいのところからしばらくの部分。

これを真似して、少しだけピアノで弾いてみたら、いけそう。
かっこいいわーん。そして、よりバッハらしい感じがする!

さすがバッハオタク。
そして、「今週末に合わせるから、練習しておきなさいよ」、という意味もさりげなく込められてるかもしれない!

たどたどしいのは改善しないけど、アドリブの練習は楽しいよ。
自分としては、たどたどしい方が気になってて何とかしたいのだけど。

そういう練習って、やっても弾けなくて悲しくなっちゃうんだよね。
で、練習しない、の悪循環。
アドリブ練習も混ぜて、楽しく練習しよう。
ありがとう、メイ。

本日のオマケ

塩タラとにんにくのアヒージョ、アサヒビールさんのレシピ。鱈に火が通ったら縮んで情けないことに。もっと小さいスキレットがあればいいけど、大は小を兼ねるの精神で。

副菜はよく見えないけど、蕪の梅サラダ。こちらはサントリーさんの梅酒に合うレシピだったけどもうリンク切れ。

アヒージョの残り油で恒例ポップコーン、うまくできたー。横に置いてあるのは自家製豆乳ヨーグルト。

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コメント

  1. うなゆき より:

    リュートさんのアドリブ、わからん
    第一楽章の最後の最後の所かな
    その部分、ばかりリプレイして聞いて、最後まで辿りつかない
    なんか、音楽も全く耳に入ってこないでござる

    • よはねす よはねす より:

      そのとおり、短いけどリュート独奏の部分です。元々の楽譜には独奏部分なんか無いのですが、楽譜を見ながらじゃなきゃ、曲を元々知らない人が聞いてもわかりませんよね、考えてみたら。
      そこに思い至らず、失礼しました。
      バッハ好きさんならいいのかもだけど、あたしもあまりピンと来ないのですよ。
      フルートの入る室内楽って、バッハだとこれを含め数曲しかなくて、やる機会は多いんですけどねえ。