プログラムコメントはAIに任せられない

IT

室内楽発表会は1月なんだけど、もう幹事団はプログラム作成を練っている。
曲順を決め、チラシもできた。

あとはリハーサルも含めた時間配分を考えて、プログラム原稿を作ってくれる。
それぞれの曲担当に、プログラムに載せる解説コメントを求められた。
あたしは、自分がエントリーしたヘンデルの時間を計って、コメントの文章も練らなきゃ。

先日の練習は楽章ごとに問題があったから、全曲通した時間は計れなかったんだ。
来月、計り直す。

さて。曲目解説は、別に奏者の中の誰が書いたっていいんだけど。
一応、「この曲をやりたい」とお願いしたのがあたしだから、あたしが書くのが妥当だろう。

めんどくさいなー。AIに書かせちゃおう。
180字程度で、お願い。

ヘンデルの《トリオ・ソナタ ト長調 HWV393》は、2本のヴァイオリンと通奏低音のために書かれた室内楽作品です。
イタリア風の明快な旋律美と、緻密な対位法が巧みに融合しており、各声部が対等に対話するように展開します。
優雅で歌うような緩徐楽章と、生命感あふれる快速楽章の対比が魅力で、ヘンデルの円熟した作曲技法を感じさせる作品として高く評価されています。

クッソ面白くも何ともねえ!
AIは自ら「曲の成立背景を加える」「演奏の聴き所を加える」パターンも呈示してきたけど、どれもAI臭くて。
いやー、こんな学術的解説じゃなくてね、聴衆が楽しめるようなプログラム用のをお願い。

「演奏会プログラムでしたら、学術的すぎず、聴衆が演奏を楽しめる導入として次のような文章が自然だと思います」
と述べた後作ってくれたのも、AIがプンプン臭う。

ふと思い出して、前回のプログラムを引っ張り出してみた。
字が小さくて、いつも曲目コメントなんかほとんど真面目に読んでないんだけどね。
みなさん、AIが書いたとは思えない自分の意見や経験をちゃんと書いてるんだよ。

んー。あたしも、自分の言葉で書いてみたい。がんばった。
緩急緩急の4楽章構成。第1楽章、「なぜ私を振り向いてくれないの」と泣き叫ぶイタリア女のような悲痛が漏れ出る。
第2楽章、彼があの女を気にしている。「どうしよどうしよ」と心は急くばかり。
第3楽章、ある戦略でついに彼を落とした。幸せ。まどろむ二人。
第4楽章、やっと手に入れた家庭だが、どこにでもあるスッタモンダを繰り返し、最後は着地点を見いだし二重唱で終わる。

AIが述べたから知ったんだけどこの曲、ヘンデルが当時の音楽の本場イタリアに勉強に行って、帰ってきてまもなくイギリスに移住したことに作曲したそうだ。
そういえばこの曲、冒頭から嘆きが出るんだけど、ドイツ的に鬱々とも言えるがイタリア的に嘆く女も想像できる。

うーん。ちょっと劇画チックかしら。
やっぱり、仲間に読んでもらってから幹事に送ろう。

メイ、トマトさん、S子さん同報で「ふざけすぎかも」と送信したら。

1時間後に、さっそくメイから返信があった。ドキドキ。

あっらー。拍手付きで、大絶賛してもらったよ。
「唯一心配なのは、面白すぎて観客が過剰期待して、私達の始まりの時に大行列になったら大変」だって。
すごくうれしかった。

そして、「大行列を短くするために」なんてフォローを入れて、かなり添削をしてくれた。
添は「某演奏者の印象(作曲者のコメントではない)」と付け加えてくれた。
おお、そうだ。この但し書きを入れないと、ヘンデル自身がこういうストーリーを音楽で描いたものと勘違いする人も出るかもしれないよね。
削は、第1楽章「イタリア女云々」が「乙女の悲痛」となり。第2楽章「ある戦略で云々」ではなく「ハッピーエンド」に替えられた。
その他、かなり短くなっちゃってる。
でも、そうだよなあ、イタリアの明るい嘆きをあたしは想像したんだけど、メイは明るさを感じてないみたい。

どうしようかなあ、と考えながらゴハンを作り、アマオケ演奏会に出掛けたんだよね。
電車に乗ったころ、S子さんから「ええですわ~」と返事をもらった。
「どちらも文書もいいと思います、特に印象に残って好きな言い回しは」と挙げられたのは、あたしとメイが共通して使った語句。
なんだー。そりゃ、最大公約数を挙げときゃ問題ないわな。と、おかしいような寂しいような。

そして、演奏会の最中18時半ごろメイからまた反応が。
「よはねすさん名で掲載されるわけですから、私達の意見は気にせず(中略)出してプログラム担当者にお聞きすればいいと思います」

あっ。あたしが返信しなかったから、メイ気にしてる。気に病んでる。
メイが添削した文に、あたしが怒ってると思ってるんじゃないか。
ごめんごめん、そうじゃないんだ。確かに「どこまで反映しよう、メイのままでもいいか、いや短すぎる」と複雑に考えてて。

演奏会場を出てからそのメールに気づいたんでね。
帰りの電車の中から返信したよ。
思わぬ好評をとても嬉しく思っていること、返信が遅くて気を揉ませたことを謝り。
付け加えは必要だから、相談してよかったと伝えた。

さて、その推敲にまた、あたしは時間かかるんだよなあ。
今日のオケ練は昼間だし・・・なんて、もうやらない言い訳を考えてる。

ブログ書きで文章力の鍛錬はしてるけど、やっぱり文章書くの、苦手。

本日のオマケ

きのうは雨で、一歩も外に出なかったんだよ。そのせいかお腹が空かなくて、朝も昼もまともなもの食べなかった。

さすがに夜になったらお腹がすいたので、久しぶりに炭水化物ものを。「ビビンうどん」と名付けられたレシピは「500kcal台以下のやせ麺100」より。ムック本のせいか、もう本の画像が探せない。

レシピではニラなんだけど、あれ歯に挟まるのが苦手。大量に冷凍してあるセロリの葉で代用してみた。コチュジャンも豆板醤で代用。肉も豚こまでなくラム切り落とし。代用に次ぐ代用だけど、いいんだよ自分のお腹は満足したんだから。

あ、このノンアルビールは業務スーパーの。毎年3月から4月しか置かれないのに、珍しく今月あったから急いで持てるだけ買った。アサヒゼロほどビール味しないけど、激安で、スカッと爽やかを求めるあたしはこれでホントに十分なんだよ。

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