ぐりとぐら

図書館は休みだけど、電子図書だけは借りられるんだって!
予約していた電子図書の順番が来たと自動配信メールが教えてくれた。

青山美智子著「お探し物は図書室まで」

紙の本は予約数が多すぎて諦めていたけど、電子でなら21人待ちだったの。
まだ最初の数ページだけど、、いいねえ。

あたし、基本的に小説は読まない。
これも小説ともちろんわかっていたけど、図書館、図書室、司書のたぐいなら読みたい。
自慢しちゃって悪いけど、高校では3年間図書委員をやって、放課後は毎日図書室のカウンター内で過ごしたよ。
ほとんど部活状態。楽しかった。司書の先生とは当然仲良くなって、司書って職業もいいなと思った。
卒業式では、名誉図書委員かなにか肩書は忘れたけど賞状をもらった。

ところで、この小説では司書から「ぐりとぐら」を主人公が勧められて手にしている。

主人公も幼稚園の頃何度も読み、親からも読み聞かせしてもらった気がすると。

ここで、ウッと詰まってしまった。

有名な絵本だから、知ってる人は多いはず。
就職してからも同僚たちが、この絵本が話題になって盛り上がってた。
なのに、あたしは読んだことがない。輪に入れないし、知らないことが悔しい。

あー、また思い出し笑いならぬ恨み節。いかんいかん。読み進める。

「ぐりとぐら」を読んだ主人公は絵本のようにカステラを焼き、職場の先輩おつぼネーゼにおすそ分けをする。
と、先輩も「子供の頃夢中で読んだ!」と、ぱあーっと笑ってくれた。

ほらー。みんな、読んでるじゃん。
あたしがみんなと共有できてる童話はグリム、かろうじてハイジと日本むかし話ぐらい。
今からだって、いくらでも童話は読めるけど、違うんだ。
あたしだけ話が通じないって、どうしてこんなに悲しいんだろう。

おかしいじゃないか。
あたしだけ知らないテレビドラマとか大事件とかなら、知らないことが自慢だったりするのに。
寅年だから言うわけじゃないけど、寅さんも見たことがなくてね。
ダンゴ屋が出てくるんだって?どうも話が通じなくて、怒られたことさえあるよ。
でも、別に悲しくはなかったな、その時。

親も、ちょっと変わりものだったから。
常識がなくて、子どものあたしがハラハラしてたのに親はへいちゃらだったなあ。
子どもに本を読み聞かせなんて、考えもつかなかったんだろう。
で、その子供つまりあたしが、「常識」の映画を知らなくてもへいちゃらなんだなあ。
だから、怒られるんだなあ。

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コメント

  1. にゃんた より:

    へーー。小説を読まない図書委員…
    なんかあまりイメージが湧かない
    ぼく活字中毒だから一応なんでも読むけど、やっぱり実用書よりはエッセイ、エッセイよりは小説を読むことの方が多い。
    んだから、くだらないこと妙によく知ってて、自分の知らないことまで知ってる(変な言い方)
     友達からびっくりされたのが
      007の作者って誰だっけ。イアンフレミング?
      日本画家で渓谷とか馬の絵とか描いている人で…東山魁夷?
    ってことがあったのを覚えてる
    ぐりとぐらは納得がいかなかった。卵見つけて作るのがどうしてホットケーキで卵焼きじゃないんだろう。小麦粉はどうしたんだっけ。でもって確か最後に割れた卵の殻を車にして帰るんだけど、エンジンはどこから持ってきたんだろう。これは読み返してみないとね。

    小説、今まであまり読んでないならこれから読むものがたくさんあるってことだね。
    ほんと、時間が足りなくって大変だよ

    相変わらずまとまりないコメントでごめーん。

    • よはねす より:

      いや、だから、長文コメント大好物ですってば。ありがとうございます。
      あたしと好みがきれいに正反対で笑っちゃいます。基本実用書オンリーで、文学は読まないけどエッセイだけは好きです。
      ぐりとぐら、人によって覚えている部分が違うってことが「お探し物は・・」の中でネタになってました。やっぱりホットケーキだと思ってた人がいて、そしてカステラを選ぶということについて。にゃんたさんも時間無いかもしれませんが(^-^;気が向いたらこっちも読んでみてください。