お茶の水界隈

音楽
文京シビックセンター小ホール

おとといの話。
室内楽で1曲だけ遊んで帰って来て、夜のチェンバロレッスンに備えておさらい。

ふと、手帳を見たら。
ぎょ。チェンバロレッスンの予定が入ってない。
その代わりに、「お茶の水管」という謎の書き込みがしてあった。
いや、紛れもなくあたしの字なんだけどさ。

手帳に書いたってことは、従っておいたほうがいい。
チェンバロの練習は早めに切り上げて、夕飯食べて出かけたよ。

プログラムをもらったらタイトルがさらに謎で「第12回茶弦」
管弦楽団の、弦セクションだけの演奏会だった。

てっきり、お茶の水女子大のオーケストラだと思ったら、男子も混ざってるのよ。
プログラムにはメンバーの名前と学年しか書いてない。
帰りにもらった、これから予定されている演奏会のチラシでやっとわかった。

お茶の水にある東京科学大学(元、東京医科歯科大学ね)とお茶の水女子大、および近隣大学の学生で活動してるんだってさ。

しかしお茶の水女子大って、お茶の水近くじゃないよ。
やんごとないお方も通われているけど、茗荷谷か護国寺駅からちょっと歩く。
お茶の水の隣町に引っ越してくるまで、お茶の水女子大はお茶の水にあるのだと思い込んでいたよ。
丸の内線だと、お茶の水から4駅も離れてるんだねー。
一緒に練習するの、大変じゃないのかな。

ま、女子の少ない大学と女子大の間では共通サークルができて当たり前か。

演奏は、ほぼ学年ごと。
1曲め、モーツァルトのディベルティメントK136の第3楽章
この「K」ってのは「ケッヘル」と読む。モーツァルト研究者ケッヘルさんが付けた番号で、モーツァルトが作曲した順番に並べられてる。
なのに、「けーひゃくさんじゅうろく」とアナウンスされたので「を、をーい大丈夫かあ?」と言いたくなった。

子どものうちからピアノやバイオリンなど習ってたら、先生から教わるはず。
大学に入って初めて弦楽器を手にした人が多いんだろうな。
この曲は1年生だけで演奏されて、うん、よく練習してあるんだけど、「弾けるようになりました」って感じだったよ。

2曲めはバッハ「2つのヴァイオリンのための協奏曲第1楽章」
ふたりのソリストは1年生、うまいなーいいなー。

3曲めはショパンのピアノ三重奏第1楽章
へ、オケなのにピアニストもいるのね。
室内楽もやってくれるのは大変、大変うれしい。
しかし残念ながらあたしの知らない曲。あたしもまだまだだ、精進しなければ。

4曲めはオッシャー作曲「DoubleBassConcent」より第2楽章「Soledad」、これまた知らない曲。
コントラバスの独奏にピアノ伴奏が付く。
コントラバスがめちゃくちゃうまい。2年生、童顔が「ドヤ」顔をするのがまた可愛いというか。

5曲めハーウィッツ作曲「LA LA LANDメドレー」も、全く知らない。
ミュージカルの挿入歌だそうだ。
せっかく、バイオリン2本とピアノという大好物の編成なのに、「なんだクラシックじゃないのか」と思うと耳が拒否する。

6曲めヴィヴァルディ調和の霊感第8番」あーメイと一緒に遊んだ思い出の曲。
これは全員3年生、ここまで来たらほぼ楽器には慣れてきてる。だいたい安心して聴けた。
あたしも、3年習ったところで「もういいかな」と、市民オケに入ったんだった。

ところがね。この第1楽章で、咳が止まらなくなった。
そのためにちゃんと早めに夕食を摂って咳止め飲んできたのに。
どうにも迷惑だから、1楽章の途中でそっと抜け出た。
扉を2回出るとそこにソファが設置してあるので、咳き込みながらそこで、よく聞こえてくる続きを聞かせてもらった。

曲が終わるころ、どうやら咳が治まってきた。
終わったのがわかったのですくっと立ち上がり、また会場へ。
次は絶対に聞きたい、チャイコフスキー「フィレンツェの思い出」第1楽章
バイオリン・ビオラ・チェロ各2丁の、弦楽六重奏なんだ。

これは全員2年生。なのに、こんな難曲が弾けちゃうのね。
いいなー。、あたしは死ぬまでにこれを弾くチャンスが来るんだろうか。

1楽章だけだから、どうにか最後まで聞いたけど。
このあと20分休憩、ってアナウンスされた。
その後は弦楽合奏、グリーグのホルベルク組曲
すごくいい曲だけれど、全5楽章やるって。
たぶん咳が耐えられないと思う。これ以上聞くのは遠慮した。

困ったなあ。咳止めが、飲んでも効かなくなってきたよ。
今日も昼に聴いて夜に弾くんだが。
医者嫌いなあたしだけど、午前中に医者、行こうかなあ。

本日のオマケ

きのうは金曜、ワインを心ゆくまで楽しんでいいマイルールなの。もうちょっといいワインを開けようかと迷ったけど、コルク抜くの面倒だったので、ずいぶん前に開封した紙パックの残りでお手軽に。

冷凍庫にシラスしかないので、カルチョーフィとシラスのペペロンチーノ。

カルチョーフィは、アーティチョークのイタリア語。朝鮮アザミのつぼみを食べるのね。八百屋で生の、滅多に売ってないし、ガクをたくさんむいて下茹でとか面倒、らしい。瓶づめは下ごしらえ済みで、長持ちするからありがたい。

副菜は、余って困ってる聖護院大根2個め。

カブとロマネスコのギリシャ風マリネ、って料理のタイトルだけ見て、適当にブロッコリーでアレンジ。焼いてからレモン汁を掛けただけに等しい。ギリシャ風ならなんとなく合いそうだなとオリーブを加えてみた。あと、レモンの皮も。

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コメント

  1. うなゆき より:

    アーティチョーク オシャレな野菜の筆頭ですね
    食べた事ないけどサ
    何かの随筆で欧州では、茹でただけのを一枚づつ向いて食べるのが春の風物詩
    って、昔読んで憧れてます
    ア、もしかして違う野菜かも…

    いっぱい曲あるけどサ、出来たらよはねすさん、お勧めの曲のYouTubeを貼った欲しい
    と、思う我儘な読者であります
    何と言っても、このブログは、私のクラッシク力の泉なのですから〜
    宜しくやで〜

    • よはねす よはねす より:

      いえ、それ本物のアーティチョークの食べ方です。って、あたしも食べたことないけどさ!

      YouTube、あんまり貼ると、ブログ読むの時間かかるし、音楽に興味ない人には迷惑かなーと思ってました。楽しみにしてくれるなんてうれしいです!
      今日もほんとならいくつか貼りたかったんですが、ホラ、今日土曜でしょ、急いで医者に行かなきゃと焦って、YouTube探さずにアップしちゃいました。

      時間があったら、アップする時間かなり遅くなりそうだなーでも貼っていいなら楽しみだなー

  2. にゃんた より:

    お茶の水管で頭に浮かぶのはアサリの水管。
    そういえばアサリとアーティチョークのパスタなんていかがでしょ。
    なんか春っぽい。
    レシピサイト見てたらアサリとアーティチョークの炊き込みご飯なんかも美味しそう。

    なんかまるで関係ない話だなぁ。
    ごめんなさい。

    • よはねす よはねす より:

      いやー、にゃんたさんとまるで趣味の合わないブログにもこんな面白いコメントをいただけて。にゃんたさんのコメント力アップに寄与したと自負しておりますですよ。

      アサリ、食べるのは好きなんですけどね。生でも缶詰でも冷凍でも、国産のが見つからないから買わないのです。生は砂抜きも手間ですし、うまく抜けてないとかなりへこみますね。

  3. じゅん より:

    御茶ノ水という駅はありますが、御茶ノ水またはお茶の水という地名はないんですね。
    お茶の水女子大の近くには東邦音大、拓殖大、跡見学園女子大があるようですね。
    文京区に長く住んでいたのでシビックセンターには何度も行ってますが、小ホールだけ入ったことないので、興味深く見ています。

    • よはねす よはねす より:

      言われて気づきました、お茶の水って地名なかったんですね。日大や明大、順天堂大などこちらにもたくさん大学がありますね。
      じゅんさん文京区住みだったのですか。わたしは逆に小ホールばかりで、大ホールは覚えてる限り一度バレエを見たきりかも。