50歳を過ぎたころから、夜中に何度も目覚めるようになった。
別に、トイレに行くわけじゃない。ただ目が覚めて2~3時間眠れないとか、眠れても一晩に5回ぐらい目が覚めるとか。
昼間に眠くなることは少ないから、睡眠不足気味だけどさほど深刻ではない。
これは単なる老化現象なんだってね。
50年も脳を使ってたら、いらなくなった情報が溜まりすぎて興奮が冷めないってだけ。
つーことで、心配してもしょうがない。
睡眠不足で昼間眠くなったら、ちょっぴり昼寝すればいいだけ。仕事があるわけでもないしさ。
夜はちゃんと、10時になったら眠くなる。
きのうも、目が覚めたらまだ11時だった。その次は12時。
つい、時計を確認してしまうのも良くないって聞くけどね。
確認したって、ほとんどまたすぐ寝られるんだもん。
ところが、その次に目が覚めたら、なんだか寝室の外で足音らしいミシミシという音がする。
寝室のすぐ横は玄関なんだ。
鍵、かけ忘れたのかなあ。空き巣?
足音はリビングダイニングの方に向かってる。
何を狙ってるんだろう。
しかし、気配がするだけで、冷蔵庫や引出をあけるような物音は聞こえない。
金目のものなんかないよ。
寝たふり、してる間に~、出て行ってくれ~あーあ、あーああ~
こわいから目が開けられない。時間も確認できない。
これは、夢なんだ。今あたしは起きてる気がするけど、きっと半分眠ってるんだろう。
と、自分に言い聞かせてずっと目をつぶっていた。
果たして、窓の外が明るくなりまた目が覚めた。
ほらあ。やっぱりあれ、夢だったじゃーん。何事も起きてない。
これと全く同じことが、半年前にもあったのよ。
寝ぼけるのもたいがいにしないとね。
ん?寝呆ける?ボケる?痴呆症?
これがさ、もっと症状が進んだら。
年寄りの妄想、認知症につながるんだろうなあ。
同じ妄想するなら、もっと楽しい妄想がしたいなあ。
10年以上前の本だけど、岡野雄一さんが著書「ペコロスの母に会いに行く」で書いてた。
酒乱の父に悩まされたはずの母が、認知症になってからはたびたび妄想上に父が現れ、とても幸せそう。
おなじボケるなら、こういうボケ方がしたいよね。
一番なりたくないのは、お金を盗られる系。
なんだかこっちの方になりそうな気がしてきた。
ま、起きるかわからない将来のこと心配するなんて愚の骨頂。
あ、災害に備えるのは別の話ね。
本日のオマケ
昼はタコの和風パスタで小松菜消費に努める。レシピではほうれん草とごま油と醤油とにんにく。
和風っていうより中華風な気がする。
右手首のねんざで菜箸を使うのも辛いのに、ワインの栓だけは抜けるこの不思議。
コメント
認知症、怖いですよね
でも、こればっかりはね。
我が母も最後は凄ーく仲の悪かって父と
いかにラブラブだったかを語り始め、幸せな時間に入って行きました
こんな認知症も珍しく無いらしい
ポイントは相方が既に亡くなっている事。
ここ大きなポイントでござるよん
ああそうか、うなゆきさん末っ子さんでしたね。もうご両親とも他界されてるのね。
幸せタイプの認知症だと、子どもたちもある意味で幸せかも。
足音や気配は認知症とかではなくて、座敷童とか普段はこの世にいない系の人たちなんじゃない。
悪さをするつもりはないみたいだから、今度はお菓子でも出しておいてあげれば。
でも虫が出てきたら嫌だなぁ。
うちの母様、結構若い時にぼく産んでるのでまだ認知症大丈夫みたいだけど覚悟はしなきゃなんないんだろうなぁ。
この世にいない系(;’∀’)ね。実は半年前に現れたのは会社の先輩、ひと回りぐらい上のあの人だったという意識だったんですが、、まさかこの世からいなくなってたりして?
母上、認知でも身体でも、永遠というわけにはいかないから覚悟しなきゃなんでしょうが、その時はその時。って思うしかないよね。