あたしが入会している室内楽組織は、毎年9月に合宿がある。
学校の部活なんかと違って、もちろん希望者だけが参加する。
今年で、もう4回めだー。
初回でN井さんと知り合って、大切なお友達になった。
二回目でS井さんと初めてご一緒して、三回目にバロックで参加してからお声がけをいただくようになった。
今年も募集があって、候補曲に参加申込をして、組み合わせが仮発表になった。
N井さんが「今年は出ない」とは聞いていたけど、あれー。S井さんもいないなんて。
ちょっと寂しいけど、まあお二人には合宿以外でも会う約束ができているから、我慢しよう。
今年は、自分の希望曲は出さなかった。
やりたい曲が思いつかないのもあるけど、希望曲が認められると、参加してくれるメンバーに楽譜を手配しなきゃならない。
万一のために、全メンバー分の楽譜を当日も持って行かなきゃならないんだ。
その代わり、毎年若い音楽家を招聘して、レッスンしてもらいながら合奏するという企画に応募したの。
いい曲があったからさー。滅多にできない八重奏。
そして、希望が出された曲一覧も来た。この中で、参加したい曲があったら申し込む。
・・・むー。なんだこれー。全然食指が動かない。知らない曲ばっかり。
なので、特に希望は出さず、八重奏曲以外はすべて幹事さんにお任せすることにした。
メイと会ったとき、お互いグチを言い合ったよ。
彼女は原因がわかっている。申し込むとき、幹事団にモノ申したそうだ。
勇気あるなあ。頭がいい人って、グチを垂れるだけじゃなくて、行動するよね。
あたしには、できない。
メイと会った二日後に、組み合わせの仮発表があったよ。
あんれえ?あたしが申し込んだ、八重奏は~?
先生と合奏する曲の候補は、たくさんあったのだけど。
八重奏は、希望者が少なかったんだろうか。今年は取り上げられなかった。
そして、おかしいな、候補曲一覧にこんなのあったっけ、という参加したくなる曲もいくつかあったのよ。
今確かめたけど、やっぱり思い込みじゃあない。
明らかに、候補以外の曲も追加されてた。
やだなあ、これなら参加したかったのに。がっくりだよ。
ま、あたしが割り当てられたのは、バロック以外はそんな奇抜な曲ではなかったので、まずまずヨシとしなければ。
だいたい、申込の時に「バロックを多め」って希望を書いておいたからね。
しかし、メイがいろんな曲に当てはめられてる。
去年もそうだった、「バロックだけに入り浸るつもり」と言っておきながら、バロック曲はほんの少しなんだ。
バロックは、音符の数も少なめで、高音もほとんど出てこない。それに、人数が多い合奏形式だから、精神的にもラクなの。
いい曲がたくさんあるのに、市民オケではバロックはやらない。
管楽器でバロックに使われるのはフルートオーボエファゴットが少しだけ。
ホルン、トランペット、トロンボーンも時代的にはあるはずなんだけど、なぜだろうね、金管の入るバロック曲は少ない。
管楽器奏者が失業しちゃうバロックは、だから市民オケでは経験できないんだよ。
そして、一応ピアノでも参加希望を出しておいたんだけど。
チェンバロにもピアノにも、今年は触れないようだ。
鍵盤楽器は自分から希望曲を出すのが原則だから、まあこれもしょうがないか。
すごく上手いピアニストならなんでも弾けるから、希望を出していなくても当てはめられる。
そういう人、いるんだよねアマチュアなのに。
チェンバロならなあ、そんなに難しい曲は少ないから、やりたかったなあ。
ま、ピアノで参加すると参加費が高くなるから、っていう理由で諦めもつくわ。
あ。メイも、弦とピアノで申し込んでるのに、ピアノの出番がないわ!今気づいた。
彼女も、与えられたらけっこう何でも弾ける人なんだけどな。
合宿で、泊まる部屋はメイと一緒にしてもらった。
二人で、またグチ大会をしようかね。
本日のオマケ

パプリカが、せっかく赤黄二色あるので。探したら、藤井恵さんのレシピで「ドミグラポーク」という料理があった。

こういう、野菜おろし器持ってるけど。パプリカや玉ねぎをこれでおろすの、難しくないかしら。あたしにはできないと思ったから、普通に包丁で薄切りにしたよ。
ケチャップや中濃ソースで煮込むの。あ、オイスターソースや白ワインもちょっと入れた。元は生姜焼き用豚肉だけど、いつものようにラムの切り落し肉で代用。「クレソンを添える」なんて書いてあったけど、クレソン買ったことないなあ。ブロッコリで代用。
もうひと皿はチョップドサラダ。全部角切りにして並べるだけ、厚揚げだけはグリルで炙ったよ。
「ほりにし」にレモン汁とオリーブ油を加えて、泡立て器で乳化させたドレッシングで。
ちょっと小さく刻みすぎたので、カレースプーンですくって食べた。


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