こんなにお金があるのになぜ不安

まだ読んでないんだけどね。

大江英樹著「90歳までに使い切る　お金の賢い減らし方」という本がある。

90歳になったら外出も不自由になって、あまりお金は使えなくなる。
それまでに、貯めたお金は使わないと後悔する、って主旨らしいね。

「DIE　WITH　ZERO」って本もあるね。
これまた読んでなくて申し訳ないけど、お金を使い切らずに死んだらもったいないと、同じことを言ってる、らしい。

らしい、らしいで申し訳ないけど、考えた。
現在のうちの生活費、税金の支払いとか自転車とか特別費も含めて、1年に300万円かかってる。
ちなみに食費はケチってるつもりだけど月5万から8万ぐらい。

ほんとうはもっと使いたいところだけど、さすがに自分でも使い過ぎだろうと思ってる。
使い過ぎというより、食べ過ぎ？飲みすぎも含む。
外食はほとんどしてないのにさ。
外食したいことはよくあるけど、きっと体に悪いもの使ってるだろうと思うと気安く入れないんだ。

趣味費（音楽だけしかないが）は削らない。旅行や美容に使わない分、回してもいいと思ってる。

で、近い将来、年金は年190万ほどもらえる予定。手取りなら170万ぐらいだろうか。
300-170＝130　年に130万の赤字。
月割りにすると130÷12＝10.83333・・・・ざっと11万弱の赤字。

これを賄う分だけの貯金があったら、なにもあくせく投資したりヤキモキする必要はない、はず。
90歳まで30年。30（年）×130（万円）＝3900（万円）。

あらま。けっこう、余裕じゃあーりませんか。
ごめん、テレビから遠ざかって約10年、言い回しがいちいち古臭いのは勘弁して。

90歳になったら、さすがに音楽活動もできなくなって、食べ物もちょっぴりしか食べられなくなって、年金の範囲で暮らせる気がする。

ただし、条件がある。
ひとつ、インフレにならないこと。
現在300万で暮らせても、ハイパーインフレになったらどこまで上がるんだろう。

もうひとつ、大東亜戦争の時のように「新円切替」とか言って、紙幣が紙くずにならないこと。
まあタンス預金はしてないけど、現金だって少しは持ってる。

お金がいくらあっても不安な理由って、これだけなんだよね。
インフレさえ死ぬまで起きないって保証があったら、何も心配はいらない。

将来何が起きるか、わかる人なんていない。
南海トラフとか首都直下地震は、死ぬまでには起きそうと思ってるけど。

マスコミは、読んでもらうために不安をあおるのが基本スタンスだからねえ。
踊らされてるかもしれない。

もし極端なインフレが起きて貯金が足りなくなったら、マンションをリバースモーゲージにかける。
売ってしまってもしばらくは住むことができるやつね。
この安心感のために、賃貸ではなく買い取りにしたかったのかも。
固定資産税って、この安心感にまでお金払うものなんだねえ。

そんな日が、来てほしくないなあ。