いくつになっても「ずっとやりたかったこと」をやりなさい

この本を読んだのは、ある人のブログに「モーニングページ」が紹介されていたから。

毎朝、起きてすぐ手書きで数ページ、頭に浮かんだことすべてノートに書きだすというだけ。そのブロガーさんがあまりにも「楽しい、役立つ」とおっしゃるのでやってみたが、三日坊主ならぬなんと1日。その日だけしかできなかった。

そんなことがあったのはすっかり忘れていた半年後、図書館で予約していたこの本が手元に来た。

あらまあ。ちょうど、定年後の生活にとまどっている人のための本だったんだね。
そして、モーニングページについてもざっと書いてあった。
そうか、あのブロガーさんあたしと同い年だもんな。


モーニングページ以外にも
・「自分にできそうな冒険リスト」を作り、週にひとつ実践する「アーティスト・デート」や、

・ひとりで(犬も、携帯電話もなしで!)週に二度の「ソロ・ウォーキング」の勧め

・今までの人生を期間で12分割し、それぞれの時代に体験したことを回想する「メモワール」

というツールがある。

あたしはまだ「定年後」未経験だから、キラキラまぶしい生活しか想像できない。でもきっと、みんな適応するの難しいんだね。

本当は、定年後に困ったら実践するのがいいんだろうけど、おもしろそうだから「メモワール」をやってみた。

まあ。あたしってこんなにネガティブ人間だったっけ。
辛かったできごとがどんどん出てくる。

昔のことはよく覚えている方らしく、たまにクラス会で「こんなことあったよね」と思い出を話すと「そんなことよく覚えてるね」と驚かれる。特に楽しいことでもなく普通に、誰が字がうまかったとかあの歌手が好きだったとか歌詞を聞き間違っていたとか。

辛いことがなかった人なんていないよね。でも恐れずひるまず実践すると、自分が本当にやりたかったことがわかるんだって。

んー。今のところ、というかずっと「定年後あれがしたい!」って待ち望んでいることはいくつかあって。
それをやり尽くした後に、もう一度実践するのがいいのかも。

・「25の好きなものリスト」を作る
・贅沢を楽しむ(もちろん自分が幸せになるものに限る)
・自分に賄賂を贈る(これをやったらココアを飲んでいい、とか)

などの提唱もあった。いいよね、これはもう10年ぐらい自分でやってる。
あたしの仕事は月末最終日に大きな負担がかかる。だから、その日だけはスターバックスの抹茶クリームフラペチーノのグランデサイズにチョコレートソースかけてもらってストレス解消グッズとしている。
賄賂ってより「鼻先ニンジン」の言い方のほうが自分にはしっくり来るな。

ジュリア・キャメロン、エマ・ライブリー共著
菅靖彦訳
いくつになっても「ずっとやりたかったこと」をやりなさい
2020年8月刊



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