楽器の練習って、楽しいかな。
できなかったことができるようになった、って自分でわかれば楽しいよね。
指が回るようになるのはわかりやすい。
音楽がつっかえず流れるようになるのも。
そこまで行くのが、大変。
チェンバロだけはいつも、練習を始めたら永遠にやめられないぐらい楽しいのにな。
きっと、ピアノほど難しい曲が少ないんだと思う。
ピアノも弦も、練習に取りかかる気がまず起きなくてね。
「練習の虫」とあたしが陰で呼んでいた仲間は、夜中に目が覚めても練習に起き上がると言ってた。
そんな彼女ですら、「練習したい」ではなく「練習しなきゃ」という言い方をしてたな。
練習しなきゃ、うまくなるはずないのに。
いつも、練習に取りかかれない言い訳ばっかり考えてるよ。
買物に行かなきゃ、今晩の夕飯レシピ探そう、ハギレを切らなきゃ、季節家電の入れ替えしなきゃ・・・・・・
むしろ、「練習しなきゃ」と思っただけで、それまで億劫で取りかかれなかった家事が片付くようになったかも。
メイは、コロナの頃仕事が激減したので、ヒマで練習ばかりしていたと聞いた。
だから、そんなに上手くなったのねえ。
音程の悪さはあたしとドッコイドッコイだけど、音色がとても美しくなったよ。
メイが弦楽器を始めたのは、あたしより10年ぐらい遅い。
なのに、とうとう追いつかれちゃった。いや、追い越された。
彼女は、努力の人だ。
猛勉強して、名門W大学に合格したらご家族がほめるどころか「まぐれだ」「まぐれだ」と笑われたそうだ。
ひどい話。
今の職業だって、勉強して資格を取ったのは40代後半ぐらいだったかな。
ヘタしたら50代になってたかも。
あたしが練習しないので、昔から時々ヤキモキされてた。
それが原因でほとんど絶交、あたしがオケを退団したこともあるよ。
まもなくメイから謝罪されて、仲直りはしたけどね。
こないだの打ち上げの席で、メイに「練習に取りかかれない」悩み、いやグチを聞いてもらった。
そしたらね、メイが「みんなそうだよ」って言うの。
「わたしは、そういうときケーキを買うの」
へ?
「冷蔵庫に入れておいて、よし、練習が終わったら食べるぞと自分に言い聞かせてから練習するの」
えーびっくり。
彼女ですら、そんな鼻先ニンジンが必要だったなんて。
でも、毎日それやってたらちょっと体に悪いね・・・
そういえばメイ、楽屋で誰かと話してたけど、お腹だけ出てきたらしいぞ。
で、たまたま、うちにお菓子が豊富にあるんだよね。
正月の福袋で買ったご贈答用の余りとか、ハーゲンダッツならぬ特売バーゲンダッツとか。
あれ、食べよ。と思った時、メイの言葉を思い出す。
ちょっと待て。食べるのは、練習が終わるまでお預け。
練習に疲れたころ、ちょうど3時半。
コーヒー淹れて、バーゲンダッツで一息つく。
ついたら、また練習の続き。
これ、わりとうまく行ってるんだ。
きのうは勢いづいて、弦4曲のあとチェンバロ通奏低音もかなり頑張った。
なのにまだ5時。
夕飯の仕度を早めに取りかかったから、食後に本もたっぷり読めた。
本日のオマケ

ゆうべはワインと決めていたよ。赤ワインに合うという干し芋を買っておいたの忘れててね、見つけたので。
グリルで軽く炙って、バターのせて粒こしょうを挽くんだ。お勧めである。
そうそう、豚肉の産地スペインで感染症が流行して、輸入できなくなってるんだってね。生ハムの原料はだいたいスペインの豚らしいので、今のうちにと業務スーパーで1パック買っておいたんだ。
で、クリームチーズを乗せて巻いた。
これだけじゃナンなので、ワインに合うか微妙だけど厚揚げと小松菜で回鍋肉。
このあと、血圧対策の豆もやしをムシャムシャ食べたらお腹いっぱいで。毎晩食べてるヨーグルトが入らなかった。

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