ブラームスの闇練にたどり着くまでが大変だった

家事

ブラームスのクラリネット五重奏曲の第2楽章は、プロでも嫌がるという難曲。

ブラームスって、2連符と3連符を重ねたり、小節の冒頭を半拍休みを入れたり、リズムに凝りすぎ。
誰もが、誰が何をやっているのか、誰に合わせたらいいのかわからず、迷子が続出するんだ。

あたしは「コレやりたい」と言いだした張本人だから、だいたいのパートがどう動くか覚えてから練習に行くのだけど。
同じようにわかっているのは、経験者のクラリネットさんだけだ。

半年練習してきて、もう今月が発表会なのに、クラリネットさんにみんながついていけないのでクラさんさえ途中で吹けなくなる。
月に一度の練習に、全員揃ったことが2回しかないのも一因。
「本番に出るのやめませんか」という意見まで出てしまって、焦った。

どんなにズタボロでもいいから、念願のこの曲は是非ともやりたい。
本当はあたしが企画しなきゃいけないのだろうけど、どうしていいかわからない。
ファーストバイオリンのお医者様が、ご自分の病院内ホールでの「闇練」を提案してくれた。
とても有り難く、予約をお願いしたのだけど、私用での使用にはエアコンが使えないんだそうだ。

昨年末もここで第1、第3楽章の「闇練」をしたのだけど、かなり寒かった。
クラリネットさんなど、ヒーターつきベストなんて着てきたよ。
冬はまだ厚着とカイロなどで応戦できるけど、夏は危険だよなあ。

そしたら岸部さんが、自分のマンションの施設を紹介してくれた。有料だけどクーラー付き。
せっかく病院施設に予約してくれたバイオリンさんには申し訳ないけど、医者だけにエアコンなしの危険はわかってらっしゃるだろう。

で、きのう「闇練」に行ってきたってわけ。

このマンションは、あたしも住んでたんだ。
現在、妹も住んでる。
スリッパと譜面台を持って行かなきゃならないのだけど、妹から貸してもらおうかな。
頼んだら、楽器まで貸してくれるって。おー。その手もあったか。
貸してくれるというか、元々あたしの楽器のお古を貸して、妹が使ってるんだけどさ。

じゃ、あたしは楽譜だけ持って行けばいい。
ふと、思い出した。
あたしは自家製で味噌を10年ぐらい造っていたんだけど、もう今年から造らないことにしたんだ。
年に一度だけの作業が、だんだん面倒に感じるようになってきた。
造った味噌はおいしいけど、お金さえ出せばいい味噌なんて買えるじゃん。
そんなに高い物でもないし、そもそもあたし、味噌汁が嫌いなんだった。

その味噌用の甕は、妹から譲ってもらったの。
妹も造っていたけど、やめたんだって。
そしたら妹が、味噌造りを来年から再開を考えてると、いつか聞いたんだ。

じゃ、この甕を返そうか。
手ぶらで妹宅に行けるこのタイミングは、絶好のチャンスじゃないか。この日しかない。
ホームレスが古新聞入れて運ぶような、丈夫な麻の手提げに入れてみたら、あら案外重いのね。

でもうちから駅まで3分、妹のマンションはバス停真ん前。それなら何とか運べるぞ。

妹宅についたら、ちょうど妹が練習中だった。
弱音器を使っていなかったそうだけど、玄関前でピンポン押して待ってる間、全くの無音だったぞ。

妹も試したいというから、あたしが思いっきり弾いて彼女が玄関の外に出て聞いてきた。
やっぱり無音だそうだ。
いいなあ。うちのマンションじゃ、ご近所さんから「きのう、聞こえたわよ!」ってうれしそうに言われたことがあるよ。
あのとき、消音器は付けてたんだっけ。覚えてなくてね。
今度妹が来たら、同じように試してみたい。

で、久しぶりに弾いた元あたしの楽器は、すごくよく鳴る。
え。こんなに鳴るなら、グレードアップなんて必要なかったんじゃ・・・・・・
妹が弾いているうちに楽器がこなれてきたんだろうか。

ただ、調弦がやりにくい。ペグの角度が悪い。
これは、弦の差し込む長さを調節しなければ。
いったん完全に抜いて、巻き直したら偶然一発で決まった。

あたしが不器用なせいかもしれないけど、なかなか大変なんだよ。
うまい長さに調節できるように、ピンセット(毛抜き)を楽器ケースにいつも入れてあったんだ。
これで弦の端っこをつかんで引っ張る。
ペグの穴から長く出したり、ほとんど出ないぐらい短くしたり、いつもは何度も試すのだけど、今回はピンセットのお世話にならずに済んだ。

なんだか話がそれて長くなった。
続きはまた明日にする。

本日のオマケ

帰ってきたけど疲労困憊。

いや、それは言い訳かしらん。

料理欲が1ミリも湧かない。何が何でも、火など使いたくない。

業務スーパーで見つけたレトルト豆サラダを、こういう非常時のために買って置いたんだ。

ガラス皿のきゅうりは、ちょっと皮をむいて切っただけ。アウトドアスパイス「ほりにし」と、酢漬けケッパーをかけただけ。

ちゃんとレシピ本に載ってたんだよ。

料理専門家ではない、ギリシャ在住のブロガーさんが本まで出しちゃった。塩とワインビネガーとケッパーを掛けるだけ、というのが「とりあえずのきゅうり」という料理名のレシピ。いつか作ろうと思ってた。

妹から、きのうの朝、家庭菜園から採ってきたというキュウリ、ミニトマト、その他の野菜をいっぱいもらったの。

新鮮野菜はシンプルに食べるのが一番よねー。これは、料理しない言い訳じゃなくて。

例外的に火を使ったのは蒸しじゃがいも。これは妹からもらったのではなく、数日前に作っておいた最後の1個。

ああ、ヨーグルトさえ使わない、完全ビーガンの夕飯だったな。

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コメント

  1. うなゆき より:

    ふーん 楽器がこなれていい音が出るって本当なんだ〜
    いやね、今日のブログもエエblogです
    書きたい事もいっぱい有ります
    でも、面倒くさいのよ
    私は悪くない、この高気圧が悪いねん