ランチタイムコンサートのあとは、川崎へ向かった。
例によって、イベントサブスク会員であるオケ仲間からのご招待にあずかった。
タクティカートオーケストラって、最近チラシでよく見る。
以前も何かのコンサートで実際に聴いたと思ったけど、なんのイベントだったっけかな。
今回のコンサートは意外にも第2回定期演奏会だって。まだまだ若い団体なのね。女性率が高い。トランペットもホルンも全員女性だよ。
指揮は坂入健司郎さん、名前だけ聞いたことがあるような。慶応義塾大学卒、指揮者って意外と音大出てない人がたくさんいるよね。
でも日本中のオーケストラと共演してる、活躍中の若手。
ピアニストの阪田知樹さんは、あたしも名前だけ何度も聞くようになった。といっても9年前にCDデビューして、翌年フランツリストコンクールで優勝してる、堂々たる経歴だ。
1曲め、リスト「村の居酒屋での踊り」
ピアノ独奏で有名、オケに編曲したのか、へー。
( ,,`・ω・´)ンンン?原曲とリズムがちょっと違うじゃないか。そういうの嫌いだな。
・・・と、小生意気に思ったので、連れて来てくれた仲間に不満を言ったが、プログラムを良く読んだら。
最初にオーケストラ作品として作曲したのを、リストが自分であとからピアノ独奏用に編曲したんだと。
は、恥ずい。
チェロ、先頭の二人だけで弾く箇所があるんだけど、がんばっても一人で弾いているようにしか聞こえない。完璧に合ってる。
同伴者が言うには、オケメンバー全員がソリストとして活躍する実力派ばかりを集めたオケなんだって。恐れ入りました。
2曲めはショパコン2番。
全部好きだけど、特に第2楽章は、昔流れるプールに遊びに行った時、全員プールから上がらなくてはいけない休み時間に流れてた曲と雰囲気が似てるんだよな。
超個人的な感想で申し訳ないけど、これを聞くたびあの夏の幸せな時間を必ず思い出す。と、、、あれ、なんで寝てしまうんだ。
ショパンはオーケストラ曲の作曲は苦手という評判。ピアノ協奏曲の伴奏楽譜は「シロタマ」ばかりと聞く。
白玉とは、全音符のこと。一小節の間ぜんぶ音をのばしっ放しで、吹いたり弾いたり面白くなさそう。
でもね、同伴者は第2楽章のファゴットが素晴らしいのだと。
えー。オケにはつまらない曲だから、ウチのオケでやらないんだと思ってた。
こんなにいい曲なんだから、やりたいよね!?
「やらないのはお金の問題でしょ」と彼はいう。ピアニストの出演料がかかるから、協奏曲には消極的なんだ。
はー。曲よりお金を優先するんだね。みんな自分の楽器が優先で、ピアノに興味が薄いのかなあ。
阪田さんに一生懸命拍手したのに、アンコールしてくれなかった。ちえー。
休憩後は幻想交響曲。うちのオケでも2回やったし、最近あちこちでやってる気がする大人気の曲。
明日も、あるアマオケがやるのを聴きに行こうと思ってる。
しかし、こんな配列初めてみた。ハープを2台使うんだけど、なんと最前列、指揮者の真横に左右対称に置いて。
普通は下手に2台平行に並べるんだけど。ハーピストさん同士離れたら、きっとやりにくいだろうに。
そういえば最初から、バイオリンもファーストとセカンドが対向型だったし、大太鼓2台も左右対称に離して置いてる。白い太鼓、見えるかな。
指揮者のこだわりだね。
ハープは第2楽章にしか使われないの。第1楽章の間は静かに座ってるだけ。
第2楽章が終わったら、ハープを残して二人ともステージから下がっちゃったよ。
オーボエや鐘を舞台裏で鳴らすのは作曲者の指定。
うちオケがやったときは、オーボエは客席の扉を開けて、その向こうで吹かせた。
鐘は舞台袖に置いて、どちらも指揮者から見える位置だった。
今回オーボエに向かって指揮をしてたけど、あたしらの席から見えない方向だったのが残念。
その代わり鐘が2階席、あたしらの斜め後ろにいて、実によく見えた。ラッキー。
いやいや、ド派手な曲なんだけど、指揮者暴れまくった。
今まで聴いた中で、これが一番速いかもしれない。指揮者もオケも、若いのう。
当然ブラボーも起きたけど、またまたアンコールがなかったよ。ちえー。
でも、今回三曲とも心底楽しめた。
あたしが知ってる曲って、いわゆる名曲、有名な曲だけだから。
当然、多くの人が「いい」と思う曲なわけで。
同伴夫妻とも「今日は楽しかったねー」と言い合って別れたよ。
本日のオマケ
この日、ランチはほぼ炭水化物だけのパスタしか食べてなかったのでね。夕飯は糖質制限メニューよ。いろいろ作るヒマもなかったので、つくり置き用にきのことレンコンの和風マリネだけ頑張った。
こないだ、同じ調味料でレンコンをカブで代用してみたのだけど、まるでおいしくなかった。
今回元レシピどおりレンコンで作ったら、まあおいしい。あ、きのこもレシピどおりナメコにしたのもよかったのかな。ちなみに前回はシメジ。
コメント
ア〜
20日の水曜日は私は川崎で働いてました
皆さーん、これが最近話題の経済格差ですヨン
ミューザ川崎、いいよね!
駅近で大きなショッピングモールもあるし。
そうそう、この楽団ね、第一回の時からソノリゴに出てるのよね。どんな関係なのかしら?
ミューザへ行ったのは、これが確か2回めです。建ったのは結構前だと思いますが、とてもきれいですね。駅前なのに、初めて行くときはホールが見つからず心細かったです。川崎にお勤めの皆さん、どうぞあたしをアホと呼んで。
さすがsonoligo有料会員さんですね、タクティカート第一回から覚えてましたかー。sonoligoにお世話になると、若干知名度が上がるかもね。
ファゴットってバズーカ砲みたいなやつでしょ。
あーいう楽器って、始めるきっかけはどういうもんなんだろう。
先生から、ファゴット1人足りないからおまえやれ、とか言われるのかな。
ぼくが水泳部で背泳やってたのは、当時の顧問の先生がメドレーリレー(バタフライ、クロール、平泳ぎ、背泳)のチームが作りたかったから。
あらま、ファゴットご存じでした?稀有なかた。あたしは逆にバズーカ砲のイメージが湧かず、いまGoogle先生に見せてもらいました。そうそうソレです。
あたしは「将来オケに入ってみたいな」と思ったとき、ほんとはファゴットがやってみたかったです。おとぼけの音色が好き。でも図鑑に「手が大きくないとキーに指が届かない」と書いてあったのでやめておいたのです。
万一水泳部に入らなくちゃいけなかったら、即死かなあ。背泳ぎしても顔面が全部水面下に沈むかなづちでございます。