ランチタイムコンサートからポプリ屋さんへ

おでかけ

きのうは久しぶりに、丸の内のランチタイムコンサートに行ったよ。
毎月1回あるのに、最近なぜ行けなかったのかは思い出せない。

今回はピアノソロ。
予定曲目が絶対に聴きたいやつだったのですごく楽しみにしてたのに、現地で配られたプログラムはかなり変更されてて残念。

まずは松田聖子(が作曲したみたいな書き方ね笑)の、スイートメモリーのジャズアレンジ。
ランチタイムには違和感。これは真っ暗なバーでカクテルを飲みながら聴きたい。

ちゃんとクラシックを学んだのだけど、ポップスやジャズを求められることが多いのでこの方面の勉強も始めたところだとのこと。
そうですかー。そんなかわいい言い方されたら、がんばってねと言いたくなる。

久石譲と服部克久の曲名は知らなかったけど、演奏されたら聞き覚えのある曲でよかった。

あとで調べた(ググった)ら、この方モデル業もされているそうだ。
だからカラーコンタクトなんてしてたのか。
お顔がよく見える席だったので、どうもそれが気になって仕方がなかった。
笑顔も時折作りながら演奏されて、それも堂に入ってないというかあたしの好みじゃなーい。
自然に出てしまう笑顔と違って、「求められるから演技として作った」笑顔に見えてしまうんだ。

このあとすぐ、留学に行かれるそうだ。
モデル業はひとまず頭から追い出して、演奏の腕を磨いてきてほしいな。市井のクラシックのめりおばちゃんからすればね。
拍手を受けるときの素の笑顔や話し方はかわいいのだから、そのままでいてほしい。

ポプリのお買い物

で、このあとのランチの前に新丸ビルでお買い物をしたよ。
かなり前から気になってた「サンタマリアノヴェッラ」という香水屋さん。

香水は海外土産などでもらったものをたくさん持ってるけど、自分ではほとんど使わないんだ。
ルームフレグランスも好きじゃない。無香が一番だと思ってる。

なのに、そのお洒落さだけが気になって仕方ないんだ。
いつもいつも香ってるのはイヤだけど、たまに気分転換として嗅いてみたい。

PR記事なのか広告なのか、よく名前を聞くこの店のポプリはもちろんネットで買えるけど。
買ってから好みと違ったらイヤでしょ。
実物を試しに行ってみたよ。

口コミでは接客が賛否両論。店員さんが親切な人と、お高く感じの悪い人がいるみたい。
店にずらりと並んでいるのは香水の瓶ばかり。
でも入り口にポプリがひとつ、広げてあった。
近づいて匂ってたら(嗅いでたら)、すぐに男性店員が寄って来た。

いつもならここで恐怖を感じて逃げ出すところ。
おばちゃんになって、あたしも度胸がついた(≒図々しくなった)もんだ。
「なにかお探しのものがあればお手伝いいたします」
逆にホッとした。わけわからない香水を勧められても困る。

「ポプリを試そうと思って来たんです」
「乾燥させた花びらを、ローズマリーや○○や△△や¥÷%#などのオイルで湿らせ云々」
嗅がせてもらったら、花の香りよりもそちら香辛料のほうが強い。
「スパイシーですねー。あまり甘すぎない方が好き」
「良かったです」

さっそく買う気になった。
ポプリはこの一種類しかないんだって。逆に迷わずに済む。
あの、この一番小さいサイズはおいくらなんですか。
ちょっと恥ずかしいけど、だって初めて買うんだからお試し感覚なのよ。

詰替え用の小袋で、4840円だって。うん、それなら買える!
レシートで確認したら、ちゃんと税込みの値段を言ってくれたよ。
税抜き額で表示されてると、会計のとき目が飛び出ることあるよね。え、ない?あたしはしょっちゅう。

これぐらいの娯楽費なら、外食ランチを2回か3回節約すれば取り戻せる。

で、それだけでは終わらなかった。
「普段香水はどんなものをお使いですか」
うーん(香水をコレクションするのは好きだけど)普段はあまりつけないですねえ。
あ、でもバニラとかチョコレートとか、食べ物の香りが好きです。

「あ、バニラありますよ。試されますか」
使わないけど興味はすごくあるんだよ。試させてください、とお願いしたら。
サンプル用の細長い紙を三枚出して、えんぴつで「vanilla」「cicirialemon」もひとつ、何だっけな。
もひとつのもなかなか気に入ったのにもう忘れてる。
サラサラと香りの名前を書いた紙を、空中に吹いた香水にくぐらせて。

レモンも、かわいらしい香り。いいかも。
ちょっと迷ったけど、バニラを試させてとお願いして、手首を差し出した。
お兄さん思いがけず、紙のときと同じように空中に香水を吹いて、あたしの腕に降りてくるようにしてくれた。

そうかー香水の着け方って、こうするのかー。

さらに最後に、ショップカードにも直接吹いて渡してくれた。
引き出しやバッグなどに入れてお楽しみくださいって。
これはうれしい!手帳に挟んだから、これでしばらく香りを思い出すことができるわ。

短い時間だったけど、楽しかった。
こんなおしゃれな店の買い物が緊張せず楽しいなんて、滅多にないことだ。
あたしもやっと東京に慣れて来たな。お兄さんが、緊張させないように接客するのが上手だったおかげもある。

本日のオマケ

ほうれん草とナスのラグー、税込み1300円

退職するずっと前から気になっていたお店。

当時は、店頭のメニュー黒板に上手なチョーク画が描かれてたんだ。

いちばん後ろのウルトラマンだかセブンだか、ここにメニュー書いて立ててあったのに、こんなところに引っ込めてしまって。円谷プロの人が見つけて注意でもしたのかしらん。

1時半に入ったのに超満員、カウンター席しか空いてなかった。すぐにお客がぞろぞろと帰ったので悔しかったけど、またすぐ超満員になったからびっくりよ。2時近くでも、この繁盛。

スパゲティ普通盛りでも結構なボリュームでサラダパンドリンク付き、人気あるはずだわ。

神田橋すぐ近くの「IL FULRO」さん。何度でも来たいわ。

にほんブログ村 クラシックブログへ にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ

コメント

  1. うなゆき より:

    マリアノヴェッラ
    中世イタリアの伝統そのままの製法の香水
    フィレンツェに有る世界最古の薬局

    香水そのものより、そのバッググランドに乙女は憧れますよね

    我が家のポプリ 20年以上前のラベンダーで、すっかり色が抜けてます
    で、これにアロマエッセンスのラベンダー・サンダルウッド・その他を振りかけてます
    面倒な時はソファーとかに直接振りかける、ズボラな私です

    • よはねす よはねす より:

      やー、バックグランド物語にほれ込んで人に語れるぐらいのモノだけ持つべきだ、っていうミニマリストが昨今売れてますね。うなゆきさんもそのクチか。
      あたしはそういうインフルエンサーに惑わされてふらふら衝動買いする、マーケティングの思う壺にはまったタコです。

      アロマオイル使い慣れてますね。6月になると指にできる水疱にティートリーを塗ってたけど効かないからそれっきり。こんなタコでも、乙女ぶりたくなることもあるんざんすねー。

  2. にゃんた より:

    SWEET MEMORIESが流行ってた当時、彼女とJAZZ BARにいって、リクエストできるところなのでSWEET MEMORIESリクエストしたら、私にもできない曲あるんですっていわれたなぁ。歌舞伎町の入り口あたりでそんなに高いお店じゃなかった。
    社会人1年目のおしゃまだった頃。

    昭和仮面ライダーかっこいいね。
    そうか著作権触れちゃうかぁ。
    V3、本郷ライダー、ストロンガー、アマゾン、X
    みんな好きだったなぁ。

    • よはねす よはねす より:

      そうそう社会人一年生ぐらいがまさしくスイートメモリー爆発的人気でしたよねー。リクエストしたのってピアニストさんですか。あんな流行曲はすぐ練習しなきゃいけないって、なかなか因果な商売だったんですね。

      仮面ライダーカッコいいでしょ。といっても各種区別つかなくて申し訳ない。ウルトラマンとセブンは何とかわかると思います。タロウならバッチリなんだが・・・って自慢にもなりゃしない。