通りがかりで気になっていたお店シリーズ第二弾。
東京メトロ銀座線、末広町駅近く。
信号待ちで信号を見上げてたら見つけた2階のお店。
アップルファーム?りんご畑?ラウンジ??
りんごジャム屋さんかしら。アップルパイ屋さんかしら。それとも。
果物嫌いのあたしが珍しく好きな、数少ない果物のひとつがりんごなので、とても気になってた。
ラウンジって言葉もまた、セレブに憧れるあたしをくすぐる。
空港やホテルで、最上級のお客様だけが入ってくつろぐ場所、ってイメージね。
いや、末広町ってそこまで優雅な土地柄ではない。
秋葉原の隣だから、かわい子ちゃんがおじさまにお酌してくれるようなラウンジ?
では、入ってみよう。
2階への入り口、階段下にメニューが出ていたよ。
喫茶店なんだね。軽いランチが摂れる。
写真、下が切れてしまったけど、ジャムはこの他にも黒ごまとか、何種類もあるんだよ。
11時半、ひとり客がパラパラと、白人グループがコーヒーだけ飲んでる。
「ひとりです」と言ったら窓際の席へどうぞ、と言われ。
見慣れた交差点を見下ろしながら席に着いて、プレートランチをお願いした。
いつもはコーヒー派なんだけど、珍しく紅茶にしたよ。
「ロシアン」紅茶だけはジャム付きなんだもん。そ、甘党なのよ。
ジャムの種類を聞かれて。そりゃもうりんご一択でしょ。
次に、ヨーグルトのジャムは?と聞かれ。これも一択、ブルーベリーしか考えられない。
さらに、ベーグルに付けるジャムも聞かれた。
えっ。クリームチーズと、その上ジャムも付いてるのかー。じゃ、これも大好きなアンズで。
あたし、そういえばフレッシュな果物は嫌いだけど、甘ーく煮詰めたジャムはみんな好きだなあ。
なんて考えてたらまずロシアンティーとヨーグルトが届いた。
りんごジャムをいっぺんに入れて、ちょっとかき混ぜたぐらいじゃ甘さは感じない。
スプーンでジャムをちょっぴりすくって食べながらお茶を飲んで、口中調味。
目の前にはジャム商品の紹介。せとかみかんにシャインマスカットだって。
すごーい。高級果物をジャムにしちゃうのね。
そこに、プレートも登場。
「試食のジャムはシャインマスカットです」
え!?あ、ありがとうございます。
まさか、こんなにすぐシャインマスカットにありつけるとは思ってなかった。
みんな、大好きだよねシャインマスカット。
あたしは、ぶどうの味はとても美味しいと思うけど、食べるのがめんどくさいので自分から買うことはまずない。
そんなに美味しいのかね、と冷めた目でインスタを見てたよ。
まあ正直言って生のシャインマスカットを食べたことがないあたしが、そのジャムをいただいて違いが分かったわけじゃないけど。
それでも、小躍りしたくなるぐらいうれしかった。
ロールパンは表面が軽くパリッと焼かれ。
ベーグルも軽くあっためてあって、とてもホッとしたよ。
紅茶派ではないのだけど、50円プラスしてポットサービスでゆっくりくつろぐのも良さそうだなあ。
ランチとしては、とても軽かった。
お願いすれば、ハーフベーグルかハーフトーストを足してくれるんだって。
そういえば、近くのお客さんのベーグルは半分じゃなく丸のままだった。
今度はあたしも、そうしてもらおう。
最後に、紅茶を飲み干して。
底に残ったりんごジャムをスプーンで含んで。
小さく幸せ。
たった800円で幸せが買えた~。
こんな生活、ずっと続けたいなー。
本日のオマケ
夕飯はサブスクのパスタ「ビーゴリ」に、ソースは「コンシエロ」。
「ビゴラーロ」という圧搾機で絞り出したパスタは表面がざらざらで、十割蕎麦みたいな食感がとても食べ応えがあるよ。
九段下にこれを出してくれるレストランがあって、でもそこで使ってる搾り器は「トルッキオ」って名前なんだ。
お店の名前も、トルッキオ。
何十年も前から行きたいと思ってて、、どうもとっくに閉店しちゃってるみたいね。残念。
逆に何十年も「トルッキオ」だと思ってたのに、サブスクで違う名前を教えられてちょっと戸惑ってる。
ソースは、イタリアのヴィチェンツァという地域で、貧しい農民が「冬のご馳走」と呼ぶ色々お肉の煮込み。
チーズもついてきたのに、おろしかけるの忘れて食べ始めちゃった。
半分ぐらい食べてから掛けたよ。
おかずは、たこと鱈と大根のトマトシチュー。
妹からもらったローズマリーを2枝も入れたら、煮込んでるうちに葉が全部取れてシチューに混ぜ込まれてしまった。
でも、そのまま口に入っても全然邪魔にならないほど柔らかくなって、そのまま食べられたよ。
コメント
すごい。いい店見つけたねー。
ドトールやスタバ全盛のいま、この手の喫茶店ってとても貴重。
ローズマリーという時をみるとローズマリーバトラーが「汚れた英雄」を歌い出すのは毎度のこと。
ははは。ありがとうございます。そういってもらえると嬉しさ倍増です。神戸にはもっとすてきな喫茶店がゴマンとありそうですが、東京ではなかなか見つかりません。
ローズマリーバトラー、YouTube流したけど全く覚えがなく。あの小説が映画化されたんでしょうか。男子が「よごれたひでお」って笑ってたのだけはよく覚えてます。
紅茶にジャム、子供の頃に憧れました
少女漫画によく、出てさ、オシャレ〜と思ったものです
サンドイッチ系、大好きなんだけど
自分で作ると、具沢山のてんこ盛り。
偶にお店に入って、正しい配分をインプットしてます
へええ、そんなオシャレな漫画あったのかあ。読みたかったなあ。
あたしはロシア料理の写真がついたカレンダーで知ったんだと思います。子供のころっていろいろ憧れますよね。
そうそう、なまじっか栄養の知識があると、できるだけ具をたくさん挟みたくなります。食べにくいのにね。