ゆうべの十五夜、東京ではよく見えたね。
昼間はずっと曇りだったけど、月が昇ってくる方向は雲が晴れてラッキーだった。
中秋の名月は旧暦の8月15日で、きのうだったんだけど。
その日が十五夜の満月とは限らない。
きのうはたまたまピタリ満月、しかも18時58分という見ごろな時間でダブルラッキー。
薄暮の中昇ってきた月は、オレンジ色だった。
ゆうべ開栓したワインも、それに合わせてオレンジワイン。
昼間のうちに買ってきたススキは、飾ったリビングが暑すぎて、月が出る頃にはすっかり穂が開いちゃった(T_T) 秋になったので久しぶりに切り花を買ったのだけど、まだ無理だな。
ごちゃごちゃはお見逃しくだされ。恥を忍んで載せてる。
月もワインも、軽いオレンジ色だった。
今までに見た一番赤い月は、あたしが小学3年生のとき。
羽田空港からアフリカ旅行に出かける父を、家族で見送りに行くとき。
モノレールから見えた月が驚くほど真っ赤で、不気味だった。
こんな時に悪いことを言っちゃいけないと、その時は誰にも言わなかった。
不気味と感じるのは、あたしだけじゃないようだね。
不吉の前兆なんて言う人もいる。
つい思い出しちゃう。
父はアフリカで結核菌に感染したようで、帰国後ひどい頭痛が起き1年後死去した。
死後頭を解剖してそこで初めて、悪さをしたのが結核菌とわかった、ってオソロシイでしょ。
入院は大部屋だったから、部屋中に結核菌をばらまいてたはずだよ。
ま、最初から結核とわかっていたとしても、脳に入ってしまったらほぼ助からない病気らしいので、そこは悔やんでもしょうがない。
葬式のあとで母は病名(結核性髄膜炎)を教えてくれたけど、「あまり人には言わないで」とあたしに頼んだ。
当時はわからなかったけど、だんだんと理解できるようになった。
ご近所から「あのうちには結核菌が蔓延してる」なんてイメージがついたら暮らしづらいもんね。
ツベルクリン検査を小学校で毎年やってたけど、その結果がどうだったのか家族から何度か聞かれたのは覚えてる。
ずうっと擬陽性だったので、関連なさそうと判断されて放置、だった。
それからね。どうも、月が赤いとドキッとする。
でも、心臓にかすかに悪いだけだよ。
もちろん、なぜ赤く見えるかは科学的にわかってて、朝日夕日が赤いのと同じ理由で、地表に近いところの月も赤く見えるだけのこと。
それ以降、赤い月を何度も見てるけど、特に悪いことなんて起きてないよ。
あーあ。なんかいいこと、起きないかな。
オレンジワインは安くてオーガニックで、見つけたときはうれしかったけど、すっごく辛口だった。
コメント
真っ直ぐのススキも良いけど
穂の開いた曲線のススキも優美ですネ
虹の橋を渡ったお父様
向こうからオレンジの月を見てると思います
暑い日に墓参りをしてくれた事を嬉しく思いながら。。。
なるほど。ススキが長持ちしなくて損したと思ってしまったケチですが、カールした穂も可愛いと思えばよいのですね。墓参りの話、覚えてていただきうれしいです。ありがとうございます。
とても大人舌でないとは思えない立派な大人の食卓。
ススキをお家に飾れる感性が素敵ね。
できれば三方にお団子の山を。
そうだ。大人でなければいけない飲み物が大好きなのでありました。
お団子は予言どおりスーパーで買いました。大福やまんじゅうと盛り合わせになってたので団子はたったの4つ。
飾り物大好きなので三方買いそうになりましたが、物置があふれだしたのでもろもろ飾り物断捨離中でございます。