前日のオケ練では腰痛で、練習は楽しいのに座っているのが苦行で大変だった。
連続して翌日は室内楽練習。
しかも約6時間、オケ練の2倍ほどの時間。
とはいっても、施設を使える時間枠の都合上、集合時間より早くきて練習するのは自由だよ、という時間も含めてのこと。
リタイア者のくせになぜか練習不足なんで、ありがたく使わせてもらおうと12時に一番早く会場に着いた。
なのに。
ピアノに向かうと、ついついこのごろハマっているピアノソロをひとくさり弾いてしまう。
先月の練習時、ピアノ名手の友人が冒頭をちょろっと聞かせてくれたリストの「ため息」を、やはり冒頭だけ(しか弾けない)。
しかし、そのちょろっとを弾き始めたらギィッとドアがあき、そのピアノ名人が入って来てしまった。
うわ、来たっ!と即時やめたけど友人は「(入ってくる前から)聞こえた~」と笑ってる。
一緒にいたチェロさんも、そこだけ聞いて「すてきですねえ何ていう曲?」と言ってくれ、友人が答えた。
チェロさんも、本当はピアノが専門らしいんだ。
ご近所にチェロの先生がいらして、そのピアノ伴奏をいつも担当していた流れでチェロも始めたそうだ。
もう一人のメンバーが到着するまで、ストリートピアノの話題で3人盛り上がった。
この日割り当てられた練習室のピアノは、音が本当にひどいの。
後から来たもう一人のメンバーとあたしは、なぜかこの部屋を割り振られることが多いと毎度文句を言ってる。
いや、たぶん被害妄想入ってるよ。
その代わりこの日は、練習開始から30分後にホールに移動して使わせてもらえる割り振りになった。
ホールのピアノは、ピアニストの皆が皆ほれぼれする素晴らしい楽器なんだ。
調弦のためにラの音を「ポーン♪」と鳴らしただけで、チェロさんが「おおっ」と嬉し気な声を上げた。
チェロさん、このピアノ弾いてみてください、ぜひ、このチャンス弾いてみなきゃもったいないですよ、と何度も勧めたけど決して触らなかった。
ほんと、謙虚な人なんだよなあ。
あたしも、勝手に自分の曲を冒頭だけ鳴らして(シベリウスです)「はあ、うっとり・・・」
友人から「自分でウットリw」と笑われ、みんなで笑う。
ホールの舞台上では、お互いの音が遠くに響いてしまって、逆に合わせづらい。
でも、いきなり本番で舞台に上がるより、心構えとしてはとても役立つ。
ここのサークルでは、今期3曲の練習に参加している。
発表会は来年1月なんだけど、演奏時間見込みを数日中に提出しなければならない。
3曲とも、制限時間に収めるのが大変。
大幅カットしたり、無理だっちゅうぐらい速度を上げてみたり。
この1曲めは仲良し友人がエントリーを出した曲。
ここからここまでカットします、と決めてくれて、ピアノが難しい部分がまるっとなくなった。助かった!
2曲めはあたしがエントリーしたクラリネット三重奏曲。
これも、相当大幅にカットして先月14分にできたはずなんだけど。
今回測ったら、どうしても15分をオーバーしてしまう。
ピアノが簡単な、第二楽章の速度を上げてみよう。
しかしそこはビオラの難所がある。
難しい部分だけ速度を落として、また元の速さに戻したら?とクラさんの助言をいただき、どうにか15分になった。
保険として、あと1ページカットできるところを見つけられた。
3曲めはクラさんエントリーの五重奏曲。
これも今回ホールでの練習が割り振られた。
ピアノを使わない曲なのでホール利用はもったいない気もしてたけど、やはり互いの音を聞き合う練習は必要だ。
全然、合わなくて合わなくて焦る。
第四楽章は変奏曲スタイル。次の変奏に入るとき、誰に合わせたらいいのかわかってないと合うわけがない。
第○変奏はクラリネットがメロディだからクラさんを見ましょう、と言ってみたら「ここは我々お休みです」と言われてしまった。
あたしが合わせなきゃいけないんじゃん。大変、失礼いたしました・・・・・・
ホール利用の制限時間になってしまったので、小部屋の練習室へ移動してさらに頑張る。
部屋のせいか、練習を積んだせいかわからないけど、ようやくぴったりと合うようになって、いい気分で練習終了。
時間も13分強。余裕をみて14分で申告すれば、幹事さんからほめられますね。とまたみんなで笑った。
外に出れば大きな満月。ほぼ6時。
あら。6時間の練習、腰大丈夫だったわ。
コメント
6時間は大変そうと思ったけど、好きなことだと大丈夫なのかな。
あとで労っておいてあげないとね。
今日の日記は、専門的なことが多くて正直わからないとこもあるけど、楽しそうな雰囲気が伝わってきてとても幸せな気分になります。
いい1日だったね(^^)
はい、本日の注目度が今ひとつ、いや三つぐらい伸び悩んでます。
専門の人しか面白くないと思いますのにお優しいコメントいただきましてありがとうございます。
個人的に、ただただ幸せな6時間でした。