チェンバロコンサートに妹を付き合わせた

おでかけ
横浜みなとみらいホール小ホール

チェンバロの先生のホームページを見ると、教室や自宅で教えるだけではなく、演奏会にもよく出演してるみたい。
そこで知って、一度無料コンサートは見に行ったことがある。

しかし先生の方から「よかったら来て下さい」と言われたのは初めてだよ。
有料コンサート、先生を通せば割り引いてもらえるの。

できるだけ買ってあげたくて、妹は仕事がある日だったけど休ませてまで付き合ってもらった。

いもうとー、ありがとねー。

みなとみらいホールは、KO大学室内楽サークルが定期的に演奏会を催すので何度も行ったことがある。
しかし、駅直結ビルから出たことはない。
二人ともせっかく遠くまで来たのだから、ついでにあちこち見てみたい。

まずは、改札を出てすぐのところにあるゴディバカフェ。
昼の12時、ランチメニューもあるけどあたしたちはショコリキサーだけ。

たいていのゴディバカフェは雑踏の中で売ってて、ゆっくり腰掛けて飲める店はほとんどないんだよね。
ここはとてもゆったりくつろげるけど、いつも時間がなくて入れなかった。
ようやく念願叶ったのに。

ここがチョコレート専門店てことを忘れてた。
チョコよりも好きな抹茶のショコリキサーを選んでしまってね。
妹のオーダーしたダークチョコ、カカオ72%を味見させてもらったら、そっちのほうが数倍おいしかったー(^0^;)

開演14時まで、まだまだ時間がある。
あの巨大観覧車、一度乗ってみたかったんだよー。
「高いところ好きだもんね」と妹も承諾してくれたのだが。

いざ乗り込んだら、妹の顔色がどんどん青くなる。
低いうちはまだ笑ってたけど、半分から上はほとんど目をつぶりっぱなしだったね。
そんなに高所恐怖症だったなんて、知らなかったよー。ほんとに申し訳なかった。

ビルの展望台ならば、まだ大丈夫らしい。
観覧車なんて、ドアに「絶対もたれないでください」なんてシールが貼ってあるもんね。
ヘタをしたらヘタなことになりかねない。
写真を撮ろうとちょっと移動しただけで、ゆ~らゆ~ら揺れるし。

シースルータイプもあるのね。
床だけじゃなく、ベンチのお尻を乗せるところまで透明。
妹はそれを想像するだけでお尻がもぞもぞするという。
気持ちはわかるわ。お叱りのメールをいただいた時とか、思い切りあたしの悪口を書いた仕事の週報なんか見つけちゃった時とか、お尻からぞぞぞーってしたもん。

ほうほうの体で観覧車を降りて、平日昼間なのに遊園地で遊ぶ高校生たちを横目に、ホールへ戻る。

ステージではチェンバロの調律中。残念ながらO村さんではなかった。
もしかしたら、以前先生の無料コンサートに行ったときに調律してた人かなあ。

プログラム前半は、パッヘルベルのカノンやバッハのバイオリン協奏曲やチマローザのフルート協奏曲。
チェンバロは通奏低音扱いで、あまり聞こえてこない。
チェンバロもステージの一番奥に置かれてて、手前で立奏する人たちに隠れてしまって、お顔も見えない。

でも、後半はブランデンブルク協奏曲の4番と5番。
チェンバロはぐっと手前に置き直され。
特に協奏曲5番は、チェンバロのソロ部分が長大なの。
フルートとバイオリンのソリストさんも、その部分ではさっと横にずれてくれて、先生の姿がよーく見えたよ。

この合奏団はいつも、昼と夜2回公演するみたい。
知らなかったのだけど、昼の部が終わったあと、ロビーではワインが振る舞われてね。
ワインは透明のスチロールコップだけど、おつまみも少し用意されてたよ。
出演者が全員、マイク持って挨拶してくれるの。うれしかったー。
先生にも挨拶できたし。

チマローザ以外は全部有名な曲。
妹が知ってたのはカノンと、ブランデンブルクの5番だけかもしれない。
あたしが初めてブランデンブルクを聞いたのは小学6年生か中学1年ぐらい。
母が突然ステレオとレコードを買ってきたんだ。
「今度から毎月2枚ずつレコードを買う」と宣言して、初めて買ってきたレコードにこのブランデン5番が入ってたの。
だから、繰り返し繰り返し聞いた。妹も聞いたはず。聞き覚え、あったよなあ?妹よ。

長いから、冒頭だけ聞いてメロディを覚えてくれたらうれしい。チェンバロソロは6分ぐらいからで、山場は8分から9分の間。

このあとは、中華街でディナーだよ。
その話は、また明日。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ

コメント

  1. うなゆき より:

    妹様、偉いな〜
    いつも、こうやって姉様の面倒を見てるのかな?
    観覧車良かった?
    心惹かれるけど、ただ、高い所に行くだけに
    お金を払いたく無いって思うオバサンです
    でも、ちょっと興味が湧いてきたヨン
    チャンスが有れば、いつか!

    妹、出先なのでブランデンブルクは後程、ゆっくり聴きます♪

    • よはねす よはねす より:

      うむ。「××は高いところが好き」という格言はますます信憑性が高まった。うなゆきさん××なあたしに惑わされず、真っ当に生きてください。
      妹のことほめてくれてありがとう。チェンバロの先生には思わず「不出来な妹です」なんて紹介してしまって今後悔しているです。