きのうは朝から平日合奏の会の練習に行った。
丸の内線ではラッシュだったから、試しにJR中央線を使ってみたけど、やっぱり新宿までは混んでるなあ。
新宿始発の私鉄でも、乗車率100%ぐらい。
混み方がゆるい、優先席の一番奥に立った。
そこに腰かけていたハタチぐらいの若者が20分後にやっと降りてくれて、ほっと座る。
お隣は中学生ぐらいの男子。姉らしいハタチぐらいの女性が立ってて、ときどき彼に中国語で話しかけてる。
次の駅(といっても特急なのでけっこうな時間は経ってる)で、年寄りが乗ってきたら譲ろうと待ち構えてたら、70代ぐらいの作業着の男性が大きめボストンバッグを下げて乗って来た。
まだ元気そうだから、ちょっと迷ったけど、立ち上がって「お座りになりませんか」と誘ってみたよ。
手で指し示すとき振り返ったら、そのお姉さんがもう座り掛けてて「アラ」と思ったけど、幸いすぐ気づいてパッとどいてくれた。
おじいさんはあたしに丁寧に礼を言って、すぐ座ってくれた。
次の駅で、中学生と姉さんが降りると、おじいさんすぐに横にずれてあたしに席を譲ってくれる。
ずれなくても座れるんだけどね、あたしが元いた一番端が上席だと思ったんだろう。
確かに日本ではみんな端っこが好きだよね。うん、あたしも。
おじいさんの横に腰を下ろしたら、またもや「助かりました」とお礼を言ってくれる。
いいえ、でもそういっていただけると。
次の駅でおじいさんが降りるとき、またもや三度目のご挨拶をいただいた。
先日あたしが杖持ってたとき、背負ってた楽器をツンツンとつついて、席を譲ってくれようとした女性がいたんだ。
でもあのとき、あたし「ありがとうございますぅ、でもだいじょぶですぅ」って断っちゃったんだ。
その女性のほうが年上だったし、そこまで混んでなかったから手すりに寄りかかってられたし。
でも、勇気を出して座らせてもらって、これぐらいお礼を言った方が感じ良かったかもなー。
合奏の一枠めは、指揮者つきの弦楽合奏。
この指揮者も70代後半で、新入りのあたしに気遣って、休み時間などに時々話しかけてくれる。
アマチュアの指揮者って、今まで経験した人たちわりと偉そうまたは怒りっぽかったんだけど。若かったからかなあ。
70代だからなのか、元々そういう人なのかわからないけど、とても穏やかに指導される。
この曲の練習が終わって、次の枠の練習に入る人もいるけど、あたしは空き時間。ちょうどランチタイム。
エレベータで指揮者と一緒になって、このビル内のカフェを教えてもらってご一緒することにしたよ。
カレーやハンバーガーなどの軽食だけど、「ビールもありますよ」と教えてもらって思わず目が輝く。でも次の練習に差し支えるから我慢。
ああ、5年前まではランチビールをチャンスあれば必ず飲んでたのにな。あ、もう7年ぐらい前になるか。
ふたりとも同じメニュー、サラダのドレッシングだけ別のものを選んで。
セルフで注いだお茶はフルーツが漬け込んであったから、紅茶かしら。でも味はあまりしなかった。
この方、今は指揮だけど、元はフルーティスト。「YouTube見ましたよ」と言ったら喜んで、いくつかスマホで見せてくれた。
とにかく聞き役に徹する。彼のことよく知らないから、身の上話が面白くて仕方ない。
ひとくさり話し終わり、あたしに「音楽以外はなにをしてるの」なんて聞かれたけど、食べ物ぐらいしか興味なくて恥ずかしい。
そういえば、と思い出して。
この会にいる、仲良しフルーティストさんに誘われて「松本音楽迎賓館」にチェンバロを触りに行くのだと言ったら、よくご存じだった。
なんだ、この人も迎賓館の地元にお住まいだった。
そしたらね、この方、おうちにスピネットがあるんだって!小型のチェンバロみたいな楽器。
調律はもちろん、弦の張り替えまでご自分でされるそうで。しかも防音室だそうだ。
きのうも楽器と料理を持ちよってホームパーティをしたとのこと。
今度、よかったらいらっしゃいと言っていただいた。
もう奥様は亡くなってて、今はおひとり暮らしだと仲良しフルートさんから聞いてはいた。
ビールやワインの話も付き合っていただいて、「でも帰れなくなるから最近は外であまり飲めない」と言ったら、「防音室のとなりが息子の使ってた部屋で、ベッドもあるから」だって。
いや、なるべくそこまで飲まないように気をつけるわ。
本日のオマケ
2曲めが難航してるので、延長練習して帰りが遅くなってしまった。ゴミ出しして、図書館へ急いで自転車で行こうと着替えたらもう日が暮れてる。
夜道を自転車で走ったことがなくて怖い。歩いて行ったらさらに遅くなった。
でも、東京は住宅地でもいろいろな明かりがたくさんだね。日暮れ直後なら、それほど怖くなく自転車に乗れそう。
疲れたし料理は面倒、こういう時のために肉のハナマサで買っておいたトマトラビオリを冷凍庫から出しておいた。
電子レンジ用だけど、強引に耐熱皿に埋めて、ホイルかぶせてグリル焼き。思ってたの違ったのは、ラビオリの中身。真っ白なチーズは淡泊で、もうちょっとボリュームが欲しかったなあ。
朝ごはん食べてないので、ルーチンのアボカドやナッツはここで。あ、アボカドは昼に食べたんだった。
コメント
フーム 冷凍食品ってレンジ無くてもいけるんや〜
開発者泣かせですね
私も電車とかで席譲られたら素直に座るの
心の中で予行練習しとかないとね。
自分ではチャキチャキ動いてるつもりでも
知らぬ間に、既に譲られてる事があったのか
根性でレンジ使わず調理しますけど、どうしてもだめなのありますよ。最近話題の海苔巻き、キンパなんて焼くわけにはいかないですからね。ポップコーン、間違ってレンジ専用の買っちゃったのは妹に引き取ってもらったけど、フライパンで試してみればよかったかなあ。
あたしは50歳ぐらいのとき初めて譲られましたよ。相手はきゃぴきゃぴの女子高生たちだったので、可愛くなって有難く座らせてもらいました。
そうか、知らないうちに、そーっと席を立つ人がいたかもしれませんね。うなゆきさんシャイだから、そういう譲り方してるのかしら。あたしはもうできなくなってしまいました。だのに、譲られて座れなかった。だめねー。
美味しそうなサンドイッチ。
これは食べたいなあ。
席譲るの良いことをしたね。
こちらの好意を喜んで受け取ってくれるととても嬉しくなるね。
ぼくはいつでも受け取る気まんまんなのだけれど、今走ってきましたぁって格好の人に譲ってくれる人はいないね^^;
はい~、ブログのネタにもなったし、譲ってよかったですよ。
にゃんたさんは走ったあと満員電車には乗らないでしょう。譲ってあげたくても譲れない~!!