きのうは珍しく予定のない日曜で。
そういえば、と検索したらよかった、チェンバロの300円コンサートがある日だったよ。
上野の旧奏楽堂、もう何度も行ってるけど、チェンバロコンサートに行くのは今年初めてだ。
値上がりしてないか心配だったけど、変わってなかったー。
プログラムは2曲だけ。30から40分のミニコンサートなんでね。
今回はどちらも知らない曲なので、ちょっとだけYouTubeで味見をして。
これなら、なんとか楽しめそうかな。
ルイ・マルシャン(1669~1732) 組曲ト短調
8曲がひと組になってるけど、冒頭プレリュードだけ載せるね。
プレリュードって、こういうふうに小節を区切る線が書いてないのがよくあるんだよ。
拍子なんか考えず、自由に弾きなさいって言われて、最初に言われた時は面食らったなー。
冒頭、長いトリルで始まるパターンも、プレリュードではよくある。
続いて、細かい音階。これを、なだれ込むように加速して弾きなさいって教わったよ。
しかし、プレリュードに続くアルマンドからもう意識が危うい。
最後は、みんなの拍手が聞こえてから意識を取り戻して、さも感心したようにあたしも拍手に追随する。
2曲めはダングルベール(1628~91)の、こちらも組曲ト短調。
調性が同じなのは、調律を変えないでいいから。だとあたしは思ってる。
ピアノだと、どの調の曲でも調律を変えずに済むように、12の音を平均に調律する。
それはバッハ(1685~1750)が広めた方法だけど、それ以前は特定の調が美しく響くような調律法が普通だったんだと。
こっちも、作曲者の名前しか知らない曲だ。
覚えなくていいけど、これもYouTubeを紹介しようか。
これの、冒頭プレリュードの右手がト音記号じゃないの、わかるかな。
ト音でもヘ音でもないの、チェンバロ曲にはすごくたくさんあって、フランスに留学でもするとチェンバリストはみんなふつーにこれを見ながら弾いちゃうんだって。
先生は、あたしにもこれを読めるようになってほしいみたいだけど。
全くできる気がしないよ。
ト音とヘ音なら、日本語を覚えるより先に読めるようになってたからね。
それ以外を、この歳で今から覚えるなんて、外国語を覚えるにも等しいよ。
で、拍子もハッキリしないでダラダラと続く(失礼)曲では、やっぱり意識を保つのが難しく。
こんな曲、弾けたら優雅だなあとは思うけどね。
今のところ、もっと分かりやすい名曲だけ弾かせてもらえるだけでいいや。
ここまで望んでないよ。
またしてもお客の拍手に起こされ、半分寝ぼけたままホールを出て階段をそろりそろり降りて。
上野公園に出たら、昔懐かしい松田聖子の歌が聞こえてきたよ。
令和の時代に聖子を喜ぶ人って、どれぐらいいるんだろうと思ったけど。
今年2025年には、日本の人口の3分の1が65歳以上になる予想なんだよね。それならば、今だに聖子が流れるのは不思議でもないのかもね。
どうも録音じゃなく、今歌ってるみたい。
まあ素人にしては上手いけど、絶対聖子ちゃんではない。
これは物まねさんかな。
顔はちょっと見てみたいけど、歌に耐えられないので裏道を通って帰ってきちゃた。
精養軒の横を通ったよ。
この時間(3時半から4時ぐらい)だいたいいつもマリンバの生演奏をやってるの。
これはエル・チョクロかな。
クラシックではないけど、民族音楽も好きだよ。
こっちの方が素人のど自慢よりよっぽど気持ちいいや。
・・・正直言えば、これなら眠くならずに聞けるぞ。
全く音楽と関係ないけどさ。
ウォーキング記録を取りたいんだけど、あたしのスマートウォッチが、最近位置情報を読んでくれないんだ。
「測位中・・・開けた場所に移動してください」から延々。
おかしいなあ。広い交差点でも読み込まない。上野公園なんて開けた場所を10分以上歩いてるのに、往復ともに反応しないの。開始ボタンを何度押し直したことか。
ついに昨日は、ウォーキングをサボったと認識されてしまった。
本日のオマケ

昼ごはんに、小松菜としらすのパスタ。醤油味に見えるかも。違うの。塩とオリーブオイルだけ。茶色いのは、シラスを焦がしてしまったのだ。平めんと紛らわしいけど、グラナパダーノチーズを削ってかけた。

夕飯は、ミニ白菜のグリルサラダ。半割にして、せっかくいい色にこんがり焼けたのにトッピングが多すぎて見えない。
元レシピではカリカリベーコンを散らしてあったんだけど、代わりにいただきものの焼き鳥缶なんか掛けちゃった。料理の味まで壊した。
焼き鳥缶は、料理に使っちゃだめだね。単体で、おつまみにするに限るわ。



コメント
ウフフ、会いそうで会えない私達でござるね
今さ、音部記号をググったよ
なんかいっぱいあるのね。
小節が無いのも驚き!
感情の赴くままに弾け!って事なのかしら
でも、拍子を気にせずって言っても、音符の長さは決まってるし
不思議でござるよ
ふふふ。もしかしたらすれ違ってたりしたかな。想像すると楽しいです。
音部記号、同じ形でも五線の上や下にずれることがよくあるんですよ。もう、これが読める人の脳がどうなってるのか知りたいです。
そう、感情のまま、いくらでも好きに伸ばしたり縮めたりしていいんです、この世界は。音符の長さも、あるようで無いに等しいです。そこにピンとくるうなゆきさんはやっぱり教養があるわ。
そう言われてもね、5歳の頃からキッチリ仕込まれてますから、なかなかおフランスの風情は出せなくて大汗かいてるんですよ。