だいたい3年ぐらい前だろう、って思ったのは、それ以来完全に交流が途絶え、もう一生会わないと感じてたから。
今調べたら、その発表会に呼んでもらったのは2年前のことだった。
弦楽四重奏だけの演奏会に、人づてに紹介されて入れて貰ったが、あたし以外の3人はとてもお上手。
恐縮していたけど、長老から「意外と弾けるじゃない」なんてお世辞を言ってもらって、一瞬ホッとした。
でもその瞬間、一番若い女子が真顔で「えっ」って引きつってたの、あたしは見逃さなかったよ。
その女子が、そのグループLINEに今回の演奏会の告知を出したんだ。
知らない曲ばっかりだけど面白そう。で、招待状を送ってもらって、きのう行ってきたってわけ。
おもしろいなー告知は口コミだけなのかな。
入場無料だけど、招待状がないと入れない。
招待状もプログラムも立派な紙にカラー印刷で、ホールはすみだトリフォニー小ホールなんてずいぶんいい所。
さぞかしお金持ちの団体?
すみだトリフォニーといえば、演奏前に寄り道したい所があった。
いつぞや、コメンテーターうなゆきさんがブログで紹介していたカレーハウスに行ったよ。
丸井の裏、と教えてもらったのでスムーズに行けた。
地図を見ただけじゃ、きっとあたしは勘違いして辿り着かなかったと思う。
12時15分ごろ、行列してたらどうしようと思ったが5席のみのカウンターにはカップルお二人だけ。
ホッとして席についたら、暑い暑い。店主は奥でずっとキャベツをサクサク刻んでて、あたしに気づかないのか無視してるのか。
メニューも見えないのでいったん外に出て、涼みながらランチメニューを探したよ。
戻ったら店主が「スミマセン」と出てきてくれた。
ネットの口コミではパキスタンと書かれてたけど、意外と色白。イギリスの血が半分ぐらい入ってるのかしら。
飲み物は3種類ぐらいから選べるのだけど、早口でラッシーしか聞き取れない。
でも、口コミに「スパイスが利いてる」とあったコーラにしてみたよ。
すぐに出してくれたコーラは、ごく普通のコーラ。ビリヤニは結構待って、やっと出てきた。

うなゆきさんのおっしゃる通り、マトンのビリヤニは全く臭くない。
トッピングの卵は揚げてあるのね。たぶん揚げたて、これに時間がかかったんだろう。
チキンのカレー煮は、スープ多め。こちらもお肉ほろほろ、スプーンでほぐせる。
ビリヤニは量が多め。これも口コミどおり。
でも、きのうは夕飯を食べ損ねそうだから、その分もと頑張ってわしわしと食べた。
そしたらね、隣に後から来た西アジア系青年が「オイシ?」って声を掛けてきたんだ。
思わずニッコリ、「サイコー」と言って左手でOKマークを作った。
日本語上手。発音がいい。
友達が美味しいと言ったから来ました、とか少し話したけど「食べている途中なのにゴメンナサイ」と、気配りも日本人並み。
ううん、全然、と答えてみたけど、そんな曖昧な日本語の意味までわかるかな。
食べ終わりに近づいたころ、またたくさん話してくれた。
「仕事は引退した」が通じず、「リタイア」と言ったらわかったようだ。
仕事はなにをしてたと聞かれ「経理」の英語がわからず戸惑った。
彼は勝手に「イロイロなことしたのね」と、ひとり納得なさってた。
店主とは現地語で話してるのでこの人もそうかと思い「パキスタンですか」と聞いたら違うと。
「どこだか当ててください」だって。
インド?ネパール?全部違う。
「もう一つ」と言われ、やっと「バングラデシュ!」と正解をひねり出した。
あれ。じゃ、店主もパキスタンじゃなくバングラデシュなのかな。
楽しかったので、最後にお礼を言って別れたよ。
なかなか演奏会にたどり着かないうちに長文になってしまった。
続きはまた明日。

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