19世紀末ウィーンのブラームスがあれれ

音楽

知る人ぞ知る(知らない人は知らない)あたしはブラームスのファン。
今週のウィーン音楽史講座はブラームスとウィーンフィルについてなので、張り切って行ってきた。

あれー。ウィーンフィルの話ばっかりで、ブラームスはちょっぴりしか出てこなかったよ。

ウィーン宮廷歌劇場が現在のウィーン国立歌劇場であること、それとウィーン楽友協会(ニューイヤーコンサートを開くところ)が別の建物だって、この講座を聴くまで知らなかった。
そんな無知なあたしが奥田佳道先生の講座を最前列で聴くなんて、おこがましいにもほどがある。
なので、ウィーンフィルについての話も大変ありがたいのではあるが。

ウィーンフィルは元々ウィーン歌劇場管弦楽団として発足した。

同じオケが、オペラ以外の曲を演奏するときウィーンフィルという名を使う、のはギリギリ知っていた。
オペラが平日で、それ以外は土曜夜・日曜の昼間しかやらないのは全く知らなかった。
奥田先生が昨年末ウィーンでウィーンフィルを聴かれた際のプログラム写真によると、土曜は15時半、日曜は11時って書いてあるよ。
これは開演じゃなくて開場時刻なのかな。

日本で一番古いとされるオーケストラは、東京フィルハーモニー交響楽団だそうだ。1911年。

N響が最初「新交響楽団」として発足したのが1926年、それよりずいぶん早いのは意外じゃない?
どっちが先で本家だ、元祖だという論争はあちこちで巻き起こるね、と奥田先生は先週もおっしゃった。

東京交響楽団は1946年創立。映画の東宝が作ったのかスポンサーなのか、「東宝交響楽団」が名前を変えたんだってさ。
二番目のスポンサーがアサヒビールで、コンサートのポスターにでかでかとアサヒビールの広告が載っている写真から、そんな話になった。

あれ、この話、どこまで書いていいんだろう。
奥田先生が突然「こんなことブログなんかに書かないでくださいね」と目を見開いて真剣におっしゃったのはこの時だったか。
先生、言いながらあたしの顔を横目でチラッとご覧になった気がした。
最前列で聴いたなんてブログに書いたのを、先生ご本人がもしかして読まれただろうか。
先生、エゴサーチなさいましたか。

でもね。こりゃ、ラジオなんかじゃ絶対話せないだろうなって話を毎回必ず、どこかで入れてくださるのよ。
へへ。もちろんこのブログにだって書きませんよ。先生に忖度してるもん。
で、そういう話がやっぱり生で講義を聴く醍醐味じゃない?
マナー違反してブログやSNSで書いて、その出所が奥田先生だなんてわかっちゃったら、先生の営業妨害だよね。
もちろん、わかっておりますよ。

「ウィーン楽友協会でニューイヤーコンサートなどに行かれた方はご存じでしょうが」と前置きがあり。

ああ、そういう人が大勢、こういう講座を受講してるのかもねえ。

このホールは、段差がない。もちろんなめらかな傾斜もない。前の席に大柄な人が座ったら何にも見えやしない。
そのココロは。
1870年に建てられた当時、ヨーロッパでは舞踏会が主目的だった。
だから、平土間で建てて、演奏会があるときは椅子を並べたり片づけたりするんだってさー。

1883年12月の演奏会ポスターの写真がある。

プログラムはメンデルスゾーン、ドヴォルザーク、ブラームス。
この時メンデルスゾーンはとっくに(1847年)死んじゃってるけど、ブラームスは50歳、ドヴォルザーク42歳。
ドヴォルザークはうれしかったでしょうねえ、と先生がおっしゃる。
まだドヴォルザークは交響曲を2,3曲書いたばかり。まだ売れてない。
それをブラームスが大いに認めて音楽界に紹介したんだって。
あたしも、非常にうれしい!!
あたしはブラームスの次にドヴォルザークが好きなんだよ!
そうかードヴォルザークはブラームスの趣味と合うってことだな。うむうむ。

あとは、ちょろっとブラームスの写真も配ってもらった。

たぶん一般に認識されている、あの白くて長いあごひげつきで貫禄たっぷりなの。
その横に並んで写ってるのも、一目でヨハンシュトラウス(二世)だってわかる。
ヨハンは痩せ型、口ひげが立派でスマートだね。
ヨハネスはおでこが広いし、かなりの爺さんに見えちゃう。
でも、ヨハンより8歳年下なんだよ。
ああ。ブラームス、若いときはイケメンだったのに。


だから14歳も年上のクララシューマンと・・・
てな話を先生もされて、ブラームスの話の続きは来週に持ち越されるようだ。
来週は、そのイケメンの写真も配ってくれるとのこと。

あああ!あたし、来週はこの講座欠席しなきゃならないんだ。
イケメンの写真は知ってるから、まあいいけどさー。
ヨハネスの話が、もっと聞きたいよぉ。

本日のオマケ

「あさりと小松菜の塩バター鍋」というレシピを見て、あさりをミニ甲イカに代えて作ったよ。厚揚げも、レシピにないけど追加した。

最初、フタができないぐらい大量に小松菜を入れたのに、煮込むとちょっぴりになるね。

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