続「先生の失敗」留守電編

先週ね、チェンバロの先生がレッスンにちょっと遅刻したの。

その分の15分、次のレッスン時間を多くします、って言ってもらって。

てっきり、レッスン開始時間を15分早くするんだと思ったのよ。
確かにそう言われたのか、あたしが思い込んだのかわからないんだけど。

だってあたしの前の時間にレッスンする人って吉永小百合酷似マダムなんだけど、もう2カ月ぐらい顔見てないの。
やめたとは考えにくい。あたしよりずっと長く習ってるみたいだし。
時間の都合でも合わなくなって変更したのかな、と思ってた。

で、ね、いつもより15分早く教室に行ったら、吉永さんのレッスン中だった。
あらま。当てが外れた。

吉永さんのレッスンが終わって「こんにちは～」とすれ違いにレッスン室へ入り、先生に聞いてみた。
「ずいぶん久しぶりに吉永さん見えてたんですね」
8月いっぱい、お休みされてたんだって。
なんとなく事情はわかる気がした。娘さんがフランスにお住まいで、毎年夏に帰ってくると聞いてたもの。

というわけで、通常どおりレッスンが始まって、通常どおり終わってしまった。
ま、いいや。こないだの15分はレッスンはしないけど自主練できたんだし。
でも、タチの悪い生徒だったら教室にクレーム入れることもあり得なくはないだろうな。

で、あたしの次の生徒さんはハリセンボンの近藤春菜酷似姉さん。
いつもは教室外の椅子にスタンバイしてるのに、いなかった。

違和感を感じなくもないけど、そのまま買い物してうちに帰って来ちゃった。
ら、留守電が入ってた。
「チェンバロの先生ですー。先日のお約束をうっかりしてしまいました。来週はよろしくお願いします」

ほっとした、のはいいんだけどね。
やっぱり、延長はレッスンの前なのか後なのかわかんない。
先生の電話番号もメアドも知らないの。
留守電で番号がわかる、と思ったら、着信履歴もなくてね、いきなりボイスメールだけだったのよ。

番号がわかればショートメールで聞きやすかったのにな。
てか、どうして着信履歴なくて留守電入れられたの。

いつも、レッスンの時はスマホを機内モードにしてるんだ。
以前、レッスン中に証券会社からセールスの電話が掛かって来ちゃったことがあったから。
もちろん電話には出なかったけどね、あとで留守電を聞いたらやっぱりセールスだった。

留守電が入る時って、今まで必ず不在着信もセットであったのだけど。
もしかして、先生、非通知で電話をくれたのかしら。いや、非通知でも不在着信って履歴残るよね。

Google先生に聞いても、非通知で留守電入れる方法なんて教えてくれなかったよ。
わからん～。

もしかして、春菜さん以降の生徒さんみんなを15分ずつ後にずらした、ってあり得るかな。
とりあえず、また来週も15分早めに行ってみるわ。