昔のスーパーって、レジの後ろにもう一人「サッカーさん」がいて、買った物を紙袋に詰めて最後にステープラーで止めてくれたんだよね。
あたし63歳は覚えてるけど、59歳妹は覚えてないかも。
その当時まだ「レジ袋」ってものはなくて、ステープラーで口を閉じた紙袋はどうやって持ち帰ったっけ。
紙製の手提げ袋に入れてくれたんだっけ。
そこを、はっきり覚えてない。
そんなことを思い出したのはね、先日のスーパーでレジさんが、上手に袋詰めしてくれたから。
「レジ袋ください」と言ったら彼女、空のカゴにレジ袋を広げて。
商品をひとつ読み取るたびに、レジ袋にきっちりと並べて詰めてくれて。
ちゃんと重い物が底、液体パックは立てて、潰れやすい野菜は一番上に。お見事、美しい。
若いから、まさか昔のレジさんがこうしてたの知らないよなあ?
思わず「上手ですね」って声かけちゃった。
ただし、とっても残念なのは。
その形だと、レジ袋のままあたしのリュックに入らないのー。
サッカー台で結局ずいぶん袋から出して詰め直し。
袋から、ハーゲンダッツが1個だけ床にこぼれ落ちたのを、別のお客さんが見つけて教えてくれたよ。
おお、ありがとうございます!わざわざこのために買物に来たのに!
言われなきゃ、ひょっとしたら気づかなかったかも。
レジさんのせっかくの気遣いと腕前がもったいなかった。
先日、同じスーパーで買物したらね。
レジ打ちしながら、同年代のレジさんから話しかけられた。
とてもはにかみながら言うので聞き取れず、「はい?」と聞き直したら
あたしのリュックを見ながら「お好きなんですか」だって。
リュックは、目立つかなあ。ムーミンキャラクターが図案化されてるけど、モノトーンだからそこまで目立たないと思う。
控えめに表現されたそのキャラクターが大いに気に入ってるの。
はい、大好きなんですぅ、一年前にムーミン谷に行って買いました。
あ、そういえば歯医者さんからも「可愛い~」って言って貰ったことあるな。
レジさんたら「高かったんじゃないですか」だって。
んー、お値段は忘れちゃいました。お好きなんですか。
「わたしはスティンキーが好きなんです。あと、×××」
え、全く知らない。スティンキーだけ一年前に初めて名前を覚えたけど、もう一つのそれはレアキャラなんだろうか。
「うわ、さすがです。かないません」と挨拶して、ニッコリしてレジを離れた。
でも、店を出るまで、うれしくってねえ。
ずっとニコニコしたまま、次の信号まで歩いたよ。
今検索したら、彼女が言ったのはこれかもしれない。「トフスランとビフスラン」
もし今度また彼女のレジに並んだら、呪文みたいに「トフスラン、ビフスラン」って唱えてみようか。
本日のオマケ

ミニ白菜が届いたので、すごく久しぶりにピェンロー鍋をしたよ。白菜、半玉入った。
ほんとうは春雨のところ、あたしは好物のしらたきを使う。400gパックはさすがに入りきらなかった。
野菜から水分が出ると思って水分を控えめにしたら、控えすぎたね。でもいいの、水分はビールで補給するから。

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