現代音楽で遊ぶ

音楽
現代音楽

平日室内楽、2曲めはカズちゃんと大竹さんの三重奏だった。
でも、大竹さんがめまいでお休みになっちゃったから、フルートとピアノで遊びましょうとカズちゃんが提案してくれたんだ。

たまたま、割り当てられた部屋にはアップライトピアノがある。
追加料金さえ払えば、使わせてくれるんだって。

ピアノの鍵は、午後1時から5時までの間1000円で貸してくれる。
カズちゃんと半分こした。

ただし、あたしたちに割り当ててもらった時間は12時から1時半の間だけなの。
それじゃ、たった30分しか練習できない?
1時からの決まりだけど、実際はその10分前から貸してくれるって。

しょうがないから、12時50分までの間は大竹さんとやるはずだったトリオを練習して。
12時50分からはカズちゃんフルートに、あたしがピアノ伴奏で遊ぶことができた。

あたしは、以前カズちゃんが貸してくれたバッハのフルートソナタの楽譜をコピーしてある、そのピアノ部分の楽譜を持って行ったよ。
ただし直前だったので、ほぼ練習はできなかった。
ソナタ2番をやりたい、とカズちゃんが言う。
これは第1楽章は聞いたことがないよ。でも、弾きやすい。
次、第2楽章は有名なシチリアーノ。
テンポもゆったりしてるし、以前カズちゃんとこれだけ遊んだこともある。楽しい~。

あっ、シチリアーノといえば。
こないだ自由が丘で遊んだとき、突如スピーカーから流れてきた音楽はやっぱりフォーレのシチリアーノだったそうだ。
なーんだ、どうりであの時弾けたわけだ。指が勝手に覚えてたんだな。
やっと確認できて、すっきりした。

次に、ソナタ第1番も有名だからやってみたい。
意外なことに、カズちゃんはやったことがないって。

これが、あたしはよく聞く曲なのに、弾くのは難しかった。

途中まではいいけど、ピアノ独奏部分になったらボロボロ。悔しい~
三連符が連続するのが難しい。どうもフルートもそのへんが難しそう。
フルートさんも苦しいなら、頑張って練習しても楽しめない。諦めるか。

二人でできる曲がこれしかないと思ったから粘ってみたんだけど。
次から次に、カズちゃんがほかの楽譜を差し出してくる。

カルロス・ジョビンの「イパネマの娘」を、フルートにピアノ伴奏用に編曲してある。
お、おー。かっこいい曲だよね。
和音もリズムもクラシックには出てこないパターン連続で。
ああ。かなりゆっくりやらせてもらったけど、ちっともかっこよく弾けなかったよ。これも、悔しい~

次に出した楽譜の、表紙を見せてくれた。
「ダマーズって知ってる?」
いや~、多分知らない・・・・・・ラマーズ法(出産時の呼吸法)なら知ってるけど。

え、顔写真があるってことは、また現代曲!?知るわけない。
知ったかぶりしなくて、よかったー。
まあ、こんな薄い楽譜なのに5000円もするのねー。
ちなみに、バッハのフルートソナタ全集(全6曲のうち前半3曲が収められている)は税別で2900円てシールが貼ってあったよ。現代曲は、お高いのである。

楽譜はフルートとチェロとピアノの三重奏用になってる。
でも、チェロなしでも演奏できるのね。そういう映像もたくさんあった。

まず冒頭から、指が届かないよ。両手とも、1オクターヴと1音離れてる。
あたしはギリギリ届くのだけど、その間に和音が入ると届かない場合がある。
メイならちょうど1オクターヴしか届かないから、もっと無理だ。
「そういうとき、どうするの」とカズちゃんが聞く。
メイなら、一番低い音を左手の小指で一瞬弾いて、次の瞬間高い和音を弾くな。
そうやって誤魔化すというか、聞いてる分には違和感ないことも多い。
ただ、同時に和音を押さえる迫力にはどうしてもかなわないけどね。

仕方ないので、ごまかしごまかし弾いてみる。
ん?弾けないこともない。いかにもフランス、っていうおしゃれな響き。
思わず「いい!」と叫んで、カズちゃんを振り返る。
これは、ちゃんと練習したい。

カズちゃんから、これも楽譜を借りて、コピーさせてもらうことにした。

お隣の練習室でも、仲間がべつの曲を練習しているのが聞こえてきた。
割り当て表を見たら、ヒンデミットだって。よーやるわ。これも現代曲。

カズちゃんがあたしに、初見でよう弾くなーとか、よく曲を知っているとほめてくれる。
あたしはほめられると舞い上がってしまう悪いくせがある。
彼女のほうがよほど初見も利くし、あたしが知らない作曲家も知ってる。そう言い返さないといけなかったのに。

ヒンデミットは、カズちゃんは知らなかったようだ。
あたしも、知ってるのは「画家マチス」ぐらいしかない。
あとはムーミンから「ビオラソナタがある」と教えてもらったので知った。
一度聞くと、ラジオで偶然流れてきたその曲にちゃんと耳が行くんだ。
「これかあ」と意識しながら聞けば、曲の偉大さが理解できる、気がする。

本日のオマケ

きのうで8月も終わったね。スーパーでは小学生の子どもたちを連れた両親が、「好きな果物を選べ」と言っている。子どもたちは、どうやら高いブドウをおねだりしたらしい。父親が「可愛いなあ!」と顔をくしゃくしゃにしてたよ。心が和むひとときだった。

あたしは、8月の特売「カツオのたたき」を最後のチャンスで買って来たよ。

これに載ってた。にんにくしょうがトマトをアンチョビで炒めたソースを、たたきにかける。

奥の厚揚げは、鶏むねに見立てて照り焼きにして、タルタルソースをかけた。

いや、温泉卵しかなかったので卵抜き。ヨーグルトとマヨネーズと、ブロッコリーをおろし金でおろしたのを混ぜてタルタルソースとした。

このレシピはこちらを参考に。

フライパンごと食卓に出そうという、なんともあたしにぴったりな本。

だのに、フライパンいっぱいに作れなかったのでタレのこびりつき方が半端でなく、せっかくだけど見苦しすぎて皿に移した。

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コメント

  1. うなゆき より:

    ビールも頭数に入れると
    一汁三菜の立派な食卓でござる

    ピアノ、やっぱり手のひらが大きく、指が長い事が大切なのね
    小さい頃のピアノの先生の指がキレイだったのを子供心に、触ってみたいと思ってたよ
    色白で細〜い、お姫様みたいに指だったヨン

    • よはねす よはねす より:

      おお、ビールって原料麦ですもんね。一汁か。と思った次の瞬間写真みて思い出しました。これ、ビールっぽい色だけどオレンジワインなのでした・・ブドウも汁は汁、一汁と数えていいのかしらん・・・

      えっ、ピアニストの指ってみんなごつごつなのかと思ってました。確かにお姫様みたいな先生、いたなあ。あたしの発表会で伴奏してくれただけなので手までじっくり見なかった、残念。
      メイは自分の手が小さくても絶対にそれを言い訳にしないのです。あたしと正反対。