時間との闘い

きのうは何してたんだっけー。
市民オケ本番前日の総練習、この日には美容院に必ず行く。
それが、時間がなくなる敗因なのかなー。
だって演奏会全部録画して、みんなも、もちろん自分もあとで観るんだから、白髪はきっちり染めておきたいでしょ。

遅刻はしたくないから、楽器や備品もきっちり確認して荷物を準備してから、美容院に行く。
あとちょっと時間があるけど、ぎりぎりまで練習してたらきっと何か忘れ物しそう。

結局、午前中にどれか1曲ぐらい練習したっけな。
土曜だから洗濯にも時間取られるし。

美容院から直行で図書館に返却と受け取り、その足でスーパーに寄って早い夕飯を買って帰ったら。その半分しか食べる時間がない。

キッチンで立ったままベーグルサンドをかじり、炭酸水で流し込む。

さて、と楽器を背負おうとしたら、あら大変、背負いベルトが1本しか付けてなかった。

こないだ大荷物のとき、リュックだったのよね。
背中はひとつしかないから、背中にリュック、楽器はベルトを位置を付け替えてワンショルダーにして、基本はハンドルで手持ち。

そのまま出かけるしかない。
あたふたしたら、やっぱり電車を乗り逃がした。炭酸水も持ってこようと思ってたのに、キッチンに置きっぱなし。
練習開始から10分ぐらい遅刻したな。

お隣さんの楽譜はやっぱりまだ間違いがたくさん。
このぶんじゃ、本番中にもまだ間違い見つけちゃいそうだなあ。

彼女が内側なのでページをめくる役目なんだけど、やっぱり遅い。全然間に合わない。
でも、対処法見つけた。あたしは眼鏡をかければすごく視力が出る。
自分の楽譜はハナから当てにせず、最初から前列の楽譜を注視する。
前列のめくり係さんはかなり早めにめくってくれるから、安心。

しかし、指揮者も大間違いしたよ。
なんて、ここでバラしたら先生に失礼かしら。
カルメン組曲は、なぜか楽譜の通りの順番で演奏しないんだよね。

室内楽仲間で、ほかのオケに属してる人も偶然、今カルメン組曲を練習中なんだって。
その人のオケも、やっぱり演奏順序を変えるって。
あたしは順番入れ替えを思い切りりアナログで、切り貼りで作り替えた。
うちのパートリーダーは電子的にうまーく組み替えてPDFにしてくれたので、そのまま印刷したらいいのだけど、例によって配るのが遅すぎてあたしは使わなかった。

指揮者も大変。スコアはさすがに切り貼りも電子組み替えもできないから、自分で分厚い楽譜のあっちを探しこっちを開き。
「では次の曲、行きましょう」と指揮棒を振り下ろし、トランペットが勢いよく吹きだしたら。

先生、がっくり。
曲順を間違えたらしい。自分でショックを受けてる。
それがわかる団員はニヤニヤ。あたしもクッと笑いそうになり下を向く。
お隣さんは、何が起きたのかわかってないみたいね。ま、いいや。人の失敗は。

あらあら。もう出かける時間だよ。
衣装にハンカチや靴下や下着も合わせて考えて、時間かかった。
この前は下着を選びまちがってね、カーデガンを羽織って隠して出演したのよ。

急いで、きのう食べ残したクロワッサンサンドだけ胃袋に詰め込んで、行ってきます。