方向オンチは苦労するのよ

きのうは月に一度の小オーケストラ練習日。
いつもの会場が取れず、ほとんど全員が初めて行くという音楽スタジオは西新宿にあった。

駅徒歩７分ほどというここは、極度の方向オンチのあたしには非常にまずい。
アクセス情報をＰＣ画面からスマホで写真を撮り。
しかし、風景の写真に頼らず、文章だけの説明に従って奇跡的に迷わず着いた。
「駅1番出口を背にして右方向へ5分ほど歩き」の説明が上手かったのか、たまたま「こっちが右だろう」と歩いた方向が合ってただけか。
たぶん、後者。

ああスタジオの写真撮ってオケばよかった。外観がかわいいの。
ただし入口がわからない。駅から行って見えるところに、なぜ入口を作らないのか訳が分からないよ。
ま、それでも部屋の鍵があく20分も前に一番乗りで着いちゃった。

ようやく人が集まりだした。
先週、松本記念迎賓館の料金を立て替えてくれたフルートさんに一筆箋を書いて、お金を入れた封筒を渡し。
「楽しかったな、また行こうね」と言い合った。

一か月前、アマオケ演奏会に出演した石田さんも来た。
「あのとき来てくれてありがとう」と、ゴディバのチョコレートをいただいてしまった。
びっくり。チケットを買ったわけでもないのに（その場でカンパはしたけど気づかれてはいないはず）。
普通は、知り合いの演奏会に行ったら逆に演奏者に花なりプレゼントなり差し上げる方だろうに。
その時、手ぶらで行ったことが恥ずかしくなっちゃった。
来年行けたら、今度はなにか用意していこう。

この小オケは、演奏会がないの。
あたしは昔から演奏会なんてなくていいと思ってる。
演奏会のために練習するんじゃない。練習中にハッとしたりグッときたりする体験が一番の喜び。

とは言ってもね、個人練習をちゃんとして行かないとその瞬間は来ない。
1週間ぐらい前から、この曲に集中して練習して行ったら、グッと来た。
しかしエンディングで高い音に飛ぶところ、ひとりだけ音程を外してグッタリ来た。
おもわず後ろを振り返って、「スミマセン！」と苦笑い。

休憩中、フルートさんがやってきて、さっき渡した封筒を返してくる。
渡した金額では多いからと、お釣りの1000円と小銭。
あれー。フルートさんと半々ぐらいのつもりだったのだけど。
ほかの人はそれぞれ事情が違うし、みなさんに連絡するのもめんどくさかったのでね。
フルートさん、自分から他のメンバーに請求できるかなあ。
しなそうな気がする。
来週みなさんに会うから、そのとき個々に、払ったかと確認しよう。

新しい環境での練習はとても新鮮で満足できたよ。

引き続き、楽器を背負ったままチェンバロレッスンに向かう。

時間調整と、小腹も空いたので、タリーズでおやつ。
・・・・と、なんか1週間前と全く同じ行動をしてるな。
先週スタバに行ったので今回はタリーズ。
お腹空いてきた。ケーキじゃ足りない、夕飯にしちゃおう。
パスタがおいしそうだけど、時間がないからフォカッチャサンド。

それでも、オーダーからできあがるまで8分もかかって焦った。そんなものかねえ？
熱そうだからお水ももらって、正解。あっちっち。急いで食べたいのでお水とともに。
カフェラテもショートにすればよかったかな。トール飲み干すのに時間かかっちゃった。

チェンバロは、いつも定時の5分前に先生が扉を開けてくださるのだけど。
ちょうど5分前に着いたので、先生が確認した後だったんだろう。ちょっと待ってたら、3分前に扉があいた。

別の時間の生徒さんがチェンバロを弾き、あたしの弦と合わせてバッハのソナタをやってみましょうと言われて、すごく楽しみにしてたんだ。
先月やるかと思ってたのになかなかお声がかからなくて、「いつやるんですか」と先生に迫ろうかと思ってたところ。
いよいよ来月やりましょうと決まったそうでうれしい。

さらにもう一人、別の生徒さんは鍵盤の初心者さんで、そんなに弾けないのだけどどうでしょうと。
モーツァルトのメヌエットなら弦が簡単な伴奏をつける程度なのだそうだ。
うれしいうれしい。有名な曲も知らない曲も、どんどんやってレパートリーにしたい。

あ、そうだ。さっきフルートさんから言われたんだ。
あの迎賓館で、先生が調律した後のチェンバロの響きがとても美しかったので、今度先生の後で練習したいね、って。

聞いたらね、また練習に行くのだけど、あした（つまり今日）の午後なんだって。
わー、それは残念、いくらなんでも今日の明日では予約が取れないし、そもそも持って行く曲の練習だって間に合わない。

考えたらかなりずうずうしい質問だったのだけど、先生はとても優しく真面目に考えてくださるので、甘えてしまうよ。

というわけで夕飯はタリーズで済ませたので、本日はオマケなしにて御免。