悪口が一番盛り上がる

交流、交際
注:お借りした画像です

日曜室内楽は、発表会のあとの打ち上げがほぼ強制、御用のない限り出席が原則だったの。
でも、その時の幹事さんが発表会よりも海外演奏旅行を優先したことがあってね。
幹事さんが出席しない初めての打ち上げが、そりゃもう盛り上がったこと。

何しろ、室内楽メンバーときたらあたしを筆頭に変人揃いだから、嫌気が差して疲れちゃったんだろうと思うよ。
その次から幹事を交代して。

新しい幹事さんになって、いろいろと改革があったよ。
出席簿が紙に記入から電子スケジュール表になって、ネットから書き込みするの。
毎月の出席や会費支払いを○×△で記入する。

打ち上げ出欠の入力が、なかなか進まなくて。というか、×が異様に多い。
「なんだ、元幹事が×なら、強制参加じゃないのね」と暗黙の了解ができちゃった。

あたしは最後まで様子見だった。
仲良しの井川遥激似と、アニーさんも×。トマトさんと親友メイが、最後まで無印。
しかし岸部一徳とかすかに似てる方が×だったから、決断。○印をつけた。

前回、岸部さんとは打ち上げの席がとても遠かったのだけど、みんなの話が一瞬途切れたとき遠いながらもあたしと話ができたのね。
後で全員メールで「遠いよはねすさんとも話ができ、良かったと思います」なんて書き込まれて、薄気味悪かった。

総勢9人しかいなかったよ。
部屋も小さめ、中華だからターンテーブルつき円卓。
これ、便利ね。会費を集めるときも、お金乗せて回せば集計係さんに届いて。

変人揃いの会だけど、変人中の変人たちが軒並み不参加で。
あ、失礼、変人じゃない井川さんアニーさんも不参加だったけど。

自然と、欠席裁判みたいになる。
期の途中でほっぽらかして辞めちゃたフルートさんの、詳しい経緯とか。
彼の代わりにエキストラで来てくれたフルートさんがびっくりしてたわ。
これからずっと参加してくれるものだと思って、「突然のお願いを受けてくれてありがとう」と以前言ったことがあるのよね。
とても感じのいい女性だから来て欲しかったのだけど、今回だけのエキストラ参加なんだって。残念。
でも、あたしの隣に座ってくれてしばらく話ができたよ。

今回で辞めちゃうピアニストさんは、その辞めフルートと仲が良かったという話になったけど、ほんとかなあ、
あのピアニストさん気配り上手だから、あんなド変人をうまくとりなすことができただけじゃないかな。

トマトさんは変人フルートのこと「好き」とさえ言ってたから、あの時の話をみんなに聞いてもらってもよかったかも。

録音係さんが「初っ端から波乱があってドッキリしたよ。演奏やり直ししたんだもん」という。
あたしが手を挙げた。「はい、ウチのドボルザークです」
トマトさんが、みんなの準備を確認しないで始めちゃったことを言ったら数人、トマトさんのことを心配してた。
あんな人というニュアンスで「彼女、前、ドビュッシーなんかやってたことあったでしょ」

トマトさんが入会して、次の期にドビュッシーなんて難しい曲に入れられてね。
その時は、(よく言えば)面倒見のいい岸部さんが彼女のために2倍のテンポで練習したって言ってたよ。
あたしの考えではね、その時の幹事さんがトマトさんに辞めてもらいたくて、あんなイジワルな曲にあてがったんだと思ってる。
と、みんなに考えを披露した。

でも、トマトさん食い下がったね。というか、全く効き目なし。辞めたいなんてみじんも考えなかったと思う。
みんなが迷惑してるなんて気づいてないだろうなあの分じゃ。

あ、でもね、録音はもう一昨日届けられたけど、ちゃんとやり直しは削って編集してあったよ。
元教授が辞めちゃったので、この録音係さんが最高齢になった。ちなみに78歳。
でも一番ITに詳しくて、ネット参加表も、プログラム作成も、ぜんぶやってくれるの。
この人がいなかったら我々どうなっちゃうんだろう。

新幹事さん、もう幹事を辞めたいって。
みんなで引き留める。「あと10年はやってもらわないと」「せめて5年」「3年は」
まあ、そうだろうなあ。よかれと思ってあたしとメイと組ませたのに、あたしがほとんど涙の絶叫のような苦情を出したし。
その他にも恐らく山のような仕事があったに違いない。

若い人にやって欲しい、という話からH田さんに飛び火して。
H田さんは68歳と昨年わかったとき、みんな驚愕した。髪は黒々頬は赤く、六十代前半にしか見えない。
現在の仕事は家庭菜園だけみたい。

幹事さんが「もしかしてH田さん、おくりびと!?」と大声を上げる。
一瞬、モックンの主演した映画「おくりびと」(納棺師ね)を連想して、次の瞬間「億り人」か、と思う。
意外と、通じない人が多いと空気を読んで「一億持ってる人」と幹事さんが言い直す。
あっ、H田さん、否定しない!とあたしが叫んだ。

元はなんの仕事してたんですか、と直球で聞かれて全員が注目したら、かなり躊躇して「ヒミツ」って笑ってる。
なんだろなあ。気になるなあ。人に言えないような仕事か。

これぐらいの人数だと、ひとつの話題に全員が参加できるからちょうどいいね。
変な人の話題も安心してできるし。
ん?次回もし欠席したら、次回はあたしがツマミの主役かな。

帰りの電車で、あたしと幹事さんがたまたま隣に座ったのよ。
その時聞いた話、彼、どこかオケに参加したいんだって。
岸部さんの入ってるオケが彼の通える範囲じゃないかと思ったら、そこはオーディションがあると。
いや、幹事さんはめちゃくちゃ上手いのでそれは問題ないはず。
でもね、いったんそこのオケを辞めた人が復帰したいと言ったら落とされた、って人がいるんだって。

えーー。だって岸部さんが入れるのに?
岸部さん、自己評価は高いのだけど、どうも音楽上合わないという噂。あたしもそう思う。

そういうヘンなオケらしいので、入りたくないんだって。
ということは、幹事さんも岸部さんの腕前について否定しなかったので、価値観が共有できて大変うれしかった。
やっぱり岸部さんと組みたくない人がほとんどなんだろうな。

え、あたしも?みんな組みたくないの?打ち上げに出た人たち、みんな親し気に話してくれたんだけどなあ。

本日のオマケ

きのうの夕飯は、前日のかつおたたきの残りを使ってオリーブと白ワイン煮。

スタッフドオリーブに見えるけど、普通の穴あきだよ。料理用(にしか使えない)ワイン、なかなか減らないよ。

ピーマンの肉詰めもどきの中身はいつもの米麹(からこうじ水を取った出しがら)。食べるラー油を掛けたら、なんじゃこりゃ料理でもなんでも、はい、おいしー。

にほんブログ村 クラシックブログへ にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ

コメント

  1. うなゆき より:

    小学校の時の班を作るの、思い出すなぁ
    低学年のうちは、出席番号順とかで
    高学年になると、自主性に任せられ
    何処からも誘われなかったら、どうしようと
    戦々恐々でしたヨン

    料理ネ〜
    アレコレせずに、ただ焼いて
    調味料付けるだけが一番美味しいのよね〜

    • よはねす よはねす より:

      わーそういう記憶は蘇らせたくないですね。うちの小学校は、先生が決めた席で班を作ってたかな。学級委員が転校しちゃった後に転入してその班に入ったら、ひとりいた女子がいわゆるイジメられっ子で、でも仲良くなって。
      野菜って、新鮮なら何でもおいしいから、手をかけるだけ損かもね。きゅうりなんか塩で食べられますよ。

  2. にゃんた より:

    あはは。幹事さんはまぁ大変、ということで。
    オリーブ、タネ抜いてない方が美味しいって思うのはスノッブかしらね。

    • よはねす よはねす より:

      新幹事さん、きっと思う所あって引き受けたんでしょうけど、案ずるより産むが辛かったってことで。
      オリーブ種つきって、骨を取ってない魚ぐらい食べにくくないですか。ぶどうもさくらんぼも、タネがあるから全く食べたいと思わないのはあたしがお子さま≒若い、そしてにゃんたさんはスノッブなの?