オケの話を書くつもりだったが、変更。
きのうは、忘れ物を取りに行ったので、その話にする。
(忘れ物の経緯6月17日「忘れ物はあたし個人にだけ大切なものだった」はコチラ)
楽譜を置いてきてしまったその練習室は、鍵を持ってる会員がいないと入れない。
有料で鍵をもらった人は部屋を予約すれば使えるけど、その予定表は公開されてない。
確実に部屋に入れるのは、公開されてる定例会が催されるときだけだ。
幸い、毎週火曜に開催するチームがあったので、きのうまで待ってたんだ。
13時開始、その10分前には絶対誰かが鍵を開けてるはず。
練習が始まっちゃうと、中に入りづらいから、その前を狙おう。
あら。もう事の成り行きが読めたかしら。
ええ、その前にちょいと住民税を払い込んで、図書館で予約図書を受け取ったら。
そうです、着いたのは13時10分過ぎでしたー。
防音二重扉をそーっと開けて入室。
練習中のみなさんに目で挨拶して、物陰に隠れた。
休憩時間になるまで、ここで立ったまま休んでいよう。
幸いお茶を持ってきたので飲みながら、借りて来た本を読んでたら苦もないことだ。
でも、弦楽四重奏曲が練習中だから、そっちの方が気になるよね。
ふーん、このチームは初心者の集まりかと思ってたけど、違うな。上手だなー。
知らない曲だ。作曲者は誰だろう。
とか思いながら聴かせていただいたが、途中「ちょっと待って」と止める人がいる。
楽譜について行けないとか、一段間違えて読んでたとか、練習中にはいろいろあるからね。
でも、それだけじゃなかった。
「奥、行きたいの?」と疑問形。あたしに話しかけてくれてるんだな!
物陰から顔を出して「実は奥の部屋に忘れ物をしてしまって、取りに来たんです」と汗をかきつつ伝える。
その会場は練習室がふたつあってね、玄関からすぐの間と、ガラス戸を隔てた奥に、もう少し広い練習室が続いてるの。
手前の四重奏のみなさんが「どうぞ」と言ってくれるので、楽器の間を割って入ってガラス戸の向こうに手を合わせてお辞儀で合図する。
向こうは五重奏か。一人、気づいて演奏をやめてくれた。
ガラス戸は防音のため、向こう側からじゃないと開かない鍵がかかってる。
それを外してもらって、またまた汗をかきながら「練習中申し訳ありません!先日ここに忘れものをしてしまって」
と、ピアノの上を指さす。
五重奏の間を割って、歩いて進むのは不可能なぐらいの狭さ。
ピアノに近い位置に座ってる人に楽譜を取ってもらった。
ああ、よかったあ。どうもありがとうございます。
大変お邪魔いたしました、すみませんでした、と米つきバッタを演じた。
手前の部屋に戻り、四重奏の皆さんにもう一度お礼を言う。
その中に一人、知り合いもいた。
「実はわたし木曜会の者なんですが、先週この楽譜を忘れてしまって」
知り合いが「先週からずっと置いてあったの?」と笑ってる。
はあ。決まり悪い。あたしもヘラヘラ笑いながら「次にいつこの部屋が空いてるかわからなくて。
火曜なら確実に皆さんがいらっしゃるとわかったので」と言い訳しつつ、「この曲いいですね」と皆さんの楽譜をのぞき込む。
「曲は、いい。」と、「は」を強調して謙遜なさる方一名。
なんの、誰の曲ですか。
「ベートーベンの1番。」と、知り合いが答えてくれた。
へええ、あたし、初心者なもので1番も知らなかったですう。
軽口も叩いたが、動揺の余りだとわかってくれただろうか。
大変助かりました、ありがとうございました、お邪魔いたしました、と再度米つきバッタして退室した。
往復の電車で、借りた本を1冊全部読んでしまった。マンガだったんでね。
効率のいい仕事のしかたの本だったけど、本とは関係なく、車内で読書が効率良いってわかったわ。
家で読書SNSを書いて、きのうのうちに図書館へ返せた。
あ、もちろん真っ先に、お騒がせした方々へ報告とお礼のメールをしたよ。
幹事のオババは「どうだったかしらと思ってたので連絡ありがとう」と返信もくれた。
やっぱり、この人には一番早く報告するべきだな。
そもそも忘れ物するな、って?もっともだ。
努力はするけどね、きっとそれは守れない。
コメント
電車で漫画を読む
その勇気が無いのですよ
ちょっとでも知的に見られたいとの願望が邪魔します
誰も自分の事など見てないと分かってますが
まだまだ未踏のことって多く有るなぁ
わかります。半分しか開かずに読みました。字ばかりの頁も少しはありまして、そこだけ堂々と開くwww
恥じらいを忘れちゃいけませんなあ。
おつかれー。
幹事のオババの好感度がどんどん上がっていく(^^)
電車の中での読書、効率いいけどこの間、久しぶりに畑亜貴乗り過ごしちやったよ。
はは。もちろんオババ抜きではこの楽しみまるごとあり得ないのでね、大切にしませんとね。
畑亜貴、2分ぐらい考えました。ココロは「ひとえき」かな。なんでこんな変換。
さては「亜貴」ちゃんというGF(うわ、死語)がいらっしゃるな。