サブスクチケットで同伴者に入れてもらって、ゆうべはピアノリサイタルに行ってきた。
新橋駅銀座口で18時に待ち合わせ。
17時48分に着く電車に乗って、悠々と座って本を読んでたんだよね。
まだ着かないなあ。案外遠いなと感じながら本を読んでたら友人から「新橋駅銀座口に着きました」とLINEが入ったのが18時5分。
あれえ。電車、遅れたのかなあ。「ごめん、あとちょっとで渋谷に着きます今電車の中」と返信して。
渋谷のホームで一生懸命「銀座口」を探していた。
そこでハッと気づいたのが、遅すぎる。
新橋と渋谷を間違えちゃった。
友人が先にホールに行って、チケットを預けておいてくれるとのこと。
それでも不安なのは、会場の浜離宮朝日ホールは滅多に行ったことがなく、ひとりでたどり着く自信がなかったから。
ケンサクしたら新橋銀座口からタクシーで5分。
それぐらいなら車酔いしないだろう。
やっとつかまえたタクシーの運転手さんは20代と思われる男性。
「道がわからないので調べさせていただいていいですか」だって。しょうがない。
ホールのサイトでは、タクシーには「朝日新聞社本社入口へ」とお伝えください、って書いてあるんだよ。
それに「浜離宮朝日ホールに行きたいんです」と付け足したら、運転手さんそっちの方がわかってくれた。
まさしく「朝日ホール」と書かれた建物の前に着けてくれた。あーよかったまだ開演15分前。
わき目も振らずチケット取り置きデスクへ突進して受け取って、指定座席に向かったら友人夫妻が座ってるのが見えた。
大変申し訳ございません、と90℃の角度で一礼。
あたしの失敗の中ではこれ、まだ軽い方なんですよー、なんて自分で自分をフォローしてしまって。
どうするんだ。どうにもならん。
プログラム、どこでもらえたんだろうなあ。友人は持ってたけど。
あたしが入るとき配られたのは、本日のプログラムの大幅変更ペラ1枚だけ。
ラフマニノフのピアノ曲、有名なのは好きだけど。有名じゃないのは何度聞いてもほとんど覚えられない。
1曲めは聞き覚えがあってほっとした。2曲めは楽譜を持ってる有名な曲。
あとは休憩後に有名なのが1曲あるだけで、他は知らなくて結構つらかったなあ。
しかしお客さんたち、けっこう大喜びしてた。熱狂的といえるぐらいの大拍手と、立ち上がって拍手を送っている人も数人。
2曲めの有名な曲では、まだ最後の響きが残っているうちに拍手を始めた人が一人だけいたよ。
今年はラフマニノフ生誕150年だから、あちこちでラフマニノフを聴いた。(半分眠りながらだけど)
その中でも、この人が一番ピアノの音色に幅があったように思った。
空席が目立ったのはかわいそうだけど、この拍手でピアニストは報われたと思いたい。
こんなコンサートに便乗させてくれた友人に、気持ちだけでもお礼がしたかったんだけどさ。
午前中秋葉原の病院まで自転車で行って。
午後チェンバロ弾きに行って。その近くに有名なケーキ屋さんがあるので(友人も大好きと言っていた)寄ってみたけど。
ほとんど生ケーキだけ、長時間持ち運びは難しいし、焼き菓子は立派な箱入りマドレーヌだけ。
そこまで大げさにするつもりがなかったのでやめて、近所のスーパーに行ってみたけどめぼしいものもなく。
急いで夕飯食べて、結局手ぶらで行ったのさ。
時間も気持ちも余裕なかったっちゃあなかったけど。
待ち合わせの失敗って、きっとそれが原因じゃないよね。
どうやってサブスクシステムでチケット交換するのか、このチャンスに見てみたかったのにな。
さて。今夜も新橋で待ち合わせがあるんだ。
今夜こそ。失敗しないようにしなきゃ。
コメント
浜離宮ホール
銀座からちょっと遠く不便
新聞社のホールのソファーに座れるのは良いけど。
新橋と渋谷か〜
思い込みって怖いズラね
渋谷駅で銀座口を探すご婦人
鬼気迫る表情だったのかな?
何か笑えるズラよ
さすが。うなゆきさん都心のホールは熟知されてますねえ。あたしが行ったのは何十年前だったろう。渋谷駅ホームでもキョロキョロしましたが、新橋駅ホームじゃもう目が血走っただけじゃなく、あたし本体もあっちゃこっちゃ鬼の形相で走り回ってましたよ。ここで走って転ぶより、落ち着いてタクシー使おうと決心したのでした。
渋谷、ハチ公は今はお休み中なんだっけ。あれはハロウィンの時だけかな。
新橋の銀座口ってリクルートのギラギラビルがあるとこ。
あそこから浜離宮は徒歩圏なの?
ああ、ニュース最近聴かないのですがハチ公が隠されたらしいですねえ。
でも、元々ハチ公もリクルートビルも知らないのであたしには目印になりましぇん。
浜離宮ホールは、浜離宮よりは新橋駅に近いような気がします。歩いて10分(公称)、小柄な友人は15分ぐらい歩く気がすると言っておりました。