合宿準備

来月、室内楽の合宿があるの。去年初めて参加したらとても幸せだったので、今年も申し込んで。親友メイと二人で、どきどきわくわく知らせを待ってたんだ。

自分のやりたい曲を2曲までエントリーしたら、全曲目だけが発表になって。
その中から、さらに参加したい曲を2曲まで選べるの。

旅の恥は搔き捨て、ちょっと難しそうな曲にも挑戦したいけど、そればかりだと準備練習が大変。
ヨハンシュトラウスの「ウィーンの森の物語」なんてエントリーした人がいたわ。これなら、あまり練習しなくても気軽に楽しめそう。参加希望曲に1票入れた。
メイに「ウィーンの、に希望出したんだ～」と言ったら「それわたしのエントリー」と言われ、二人で爆笑しちゃったよ。
二人とも全く同じ考え、思考回路なんだよね。

幹事にはあたしたちが仲良しとなぜかバレてるから、きっと前もって計画したと思われてるだろうなあ。

その話をメイとしたのは、発表会当日の楽屋の中。
メイったら早速その曲を暗譜で、幸せそうに弾き始めた。これから発表会で弾く曲そっちのけで。
暗譜するほど好きなのかー。あたしも早く練習したいな。

で、いよいよ全曲目と参加者名が発表された。
エントリー者は、参加者に楽譜を指定し、全曲やるのか一部カットするかなどの情報を送ることになてる。

あたしがエントリーしたのは、モーツァルトオーボエ四重奏と、シューベルトピアノ三重奏。
モーツァルト好きな曲なんだけど、あたしの周りにオーボエさんいないのでね、合宿なら誰かと組めると思った。
そしたら今年は、オーボエの参加者が一人しかいないんだって！自動的にその方に入っていただくことになり、恐縮。
でも、楽譜などの連絡をしたら「何度もやっている曲なので大丈夫」って言ってもらった。
逆に、こちらあたしが初めてだからプレッシャーだなあ。希望を出したあとでちょっと弾いてみたら、結構難しかった！よーし練習するぞお。

シューベルトは、こないだの発表会でやったんだけどね、40分ぐらいかかる曲を15分に無理やりカットしたダイジェスト版。
最初から好きな曲だけど、やったらもっと好きになったので、ぜひ全曲やってみたい。
・・・改めて全曲の練習を始めたら、あらあらあら。難しいわん。

で、参加者がね、蓋を開けて見たら、バイオリンさんは知ってる人。
一度か二度、一緒に弾いたことがあるけれど、ある会の幹事さんでトップクラスでうまい人。
その人が、割り当てられたのではなく、自分からあたしのエントリーに参加希望を出してくれた。
光栄だよー。あんな方と三人サシで組めるなんて。
チェロさんは全く知らない人だけど、名簿で確認したらやっぱり上級ランクの方を割り当てていただいた。
うれしい反面、あたしみたいにやっとのことで弾けるか弾けないかなんてピアノと合わせるのじゃ申し訳ないなあ。

これは、無理せず、第4楽章はカットしておこう。
第1～第3楽章で、コレコレの版でお願い。

ネットで公開されている版なら、メールで指定できるから簡単なんだ。
そのURLを貼り付けるだけでいいんだけど、なんだかうまくコピペできず。
いったんダウンロードして、PDFファイルを添付してお二人に送ったら。

バイオリンさんに不着。再送しても、別アドレスから送っても戻ってくる。
げー。どうしよう。
幸い、今年はバイオリンさんがご夫婦で参加するので、奥様のアドレスも参加者全員に公開されている。
奥様あてに送るか、ちょっとだけ悩んだんだ。

この奥様も、一度だけご一緒したことがあるんだけどね。
かなりじゃじゃ馬というかエキセントリックというか、反応に心配がある方で。
でも、しょうがない。奥様に送ったら、これまた届かず。焦って名簿を見直したら、奥様はアドレスをふたつ登録されていた。
奥様の二つと、バイオリンさんの三つのアドレスに送ったら、やっとひとつだけ届いた・・・

しかしあの奥様のことだ。ちゃんと、バイオリンさんに伝えてくださるかどうか安心はできない。

しかし、ごくごく下手に出て書いた甲斐があったのか、すぐに転送してもらえて伝わった。
添付ファイルが重すぎて、サーバに弾かれたらしいと、バイオリンさんから返信をいただいたよ。
うわー。それは大変失礼しました。やっぱりあたし、IT貧者だのう。

で、彼はこの曲を「長いけれど全楽章やっても構いません」なんて言う。
そりゃあーた、最上級に弾ける人なら構わないでしょうが。

実はね、このダンナ様も上手なだけあって、厳しいこと言うこともあるみたいなんだ。メイはこの方のこと苦手らしい。
でも、あたしは「偉そうに」なんて思わなかったよ。なんとなくこのメールの文面だと、合宿ではヘタでも受け入れてくれそうな雰囲気を感じる。

いや、それ以上に、合宿ではなくこの人の主催する会に「また来てもらえないかな～などと思ってます」とまで書いてある！ぎゃー、うれしすぎる。
そこまで言っていただいたら、欲も出る。お言葉に甘え、当日の流れで、もし行けるようだったら第4楽章もやってみましょうということになった。
「それをチェロさんにも伝えていただいた上で、気楽に弾いてくださいね」だって。
ね、いい人だよね。

チェロさんへのメールを後回しにしたら、あたしの寝た後にチェロさんからのメールが入ってた。
「第1～3楽章で了解しました」だって。しまった、入れ違い。
場合によっては第4楽章まで行けるかも、とさっき急いで返信した。

と、これが一番苦戦したけど、ほかにも参加する曲ごとにたくさんのメールが飛び交うの。
中にはメールでなく紙の楽譜を郵送してもいい、なんて人もいるんだよ。
この作業も含めて、ハラハラドキドキを楽しんでいるよ。

本日のオマケ

きのう金曜夜は、夕飯というよりワインとおつまみ。じゃがいもが余ってるので最初から「芋とイカのアヒージョ」にしようと計画してた。

パセリを振る代わりは、冷凍のセロリ葉。パセリ代わりに使ってだけじゃ、なかなか減らない。

いつも、アヒージョの後残ったオイルはポップコーンにするのだけど。気に入ってる有機コーンの店が潰れたので困ったな。

たまたま、メゾンカイザーで買ったパンが残ってたのでよかった。バゲットが王道だけど、チャバタやクロワッサンでオイルも最後まで平らげたよ。