優秀な仲間、ソリスト二人の伴奏は最高

音楽

きのうは、チェンバロ入りの合奏で遊んできたよ。
世田谷、砧公園の近くにある松本記念音楽迎賓館を利用するのは、これで4度目だ。

地元民のフルートさんに駅まで迎えに来てもらったり、ほかの仲間とタクシーで乗り合わせたりで。
自力で行ったのは前回、メイと二人で駅から路線バスを使ったとき。
バス停から降りてから、どうも方向感覚がわからなくて10分ぐらいさまよってしまってね。

今回は、初めて行くバイオリンのマルさんをあたしが連れて行かねばならなかった。
今度こそしっかり案内できるか若干不安だけど頑張る。
と、フルートさんにCCを入れてメールで待ち合わせの案内を送ったら、フルートさんから丁寧な道順の案内があり。

おかげで、バス停からの方向がバッチリわかったのだけど、歩いてたらさらにフルートさんご本人が向かいから歩いてきた。

反対方向のバス停と勘違いしたから、メールに書いた道順が間違ってた、と慌ててる。
なんだかね、あたしの方向音痴のひどいせいで、親切な人を何人も犠牲にしてると思うわ。

ひとつ気がかりだったのがね、チェンバロの音程調整のこと。調律ではなく、ピッチの問題。
現代の基準音は440ヘルツだけど、バロック時代は415ヘルツ。半音ぐらい違うのよ。
バスの中でマルさんに確認したら、バイオリンは音を低くする分には大丈夫だと。

よかった。あとはフルートさんが大丈夫ならいいんだけど。

前回、メイもバイオリンを弾いたんだけどね、440でないと困るって言われたんだ。
彼女は絶対音感があるから難しいのかもしれない。

で、記念館の館長さんに頼んで、ピッチ調整をしてもらったのだけど。
ちょっとだけ嫌な顔をされるのよね。
鍵盤をずらしたりジャック(という部品)を引き抜いて入れ直したり、けっこう手間がかかる。

チェンバロ弾きなら自力でできるはずなんだけど、ピアノしか弾いたことがないシロートが軽い気持ちで触ってほしくないみたい。

あたしのチェンバロの先生もこの館長さんのことよくご存じでね。
相談したら、あたしが自分でやると未熟だからジャックを引っかけて壊すかもしれない。
館長さんに一度菓子折でも差し上げて、やってもらったほうがいいってアドバイスだったんだ。

しかし、菓子折を準備する時間がなく、手ぶらで行ってしまった。
でもね、きのうは珍しく館長さんが不在で、とても愛想のいい女性が出迎えてくださり。

あ、そうそう、ピッチ調整する前の415ヘルツでどうだろう、とフルートさんが試したら、無理だったんだ。
わー。これは頼まねば。
恐る恐る事務員さんらしきお若い女性に頼んだら、さっき受付してくれた年配女性を連れてきて、二人がかりでやってくれた。
彼女たちは、あたしよりはやり方を知ってるけど、それでもかなり時間がかかったよ。
なのにね、全然イヤな顔をしないの。にこやかに、「お待たせしましたー」と言ってくれた。
あーー助かったーー。

マルさんは、あたしと合奏したけどフルートさんとはない。
でも、フルートさんがね、マルさんの腕前を聴いて惚れ込んで、「今度ぜひ一緒にチェンバロ入りトリオで遊びましょう」ってスカウトしたんだ。

ホールの響きも最高だけど、マルさんの音色がまた素晴らしくて。
こんなに音程が完璧な人も珍しい、とフルートさんも褒めたたえてる。
あたしも、弾いてて気持ちよくて感激だったよ。

フルートさんがチェンバロ弾いてる。あたしより上手く弾かないでお願い!

この日やる曲は、先月メイと一緒にやったのと同じもの。
自分で全く納得がいかなかったので、レッスンの時先生に見ていただいた。

「ソリストさんたちは、どれぐらいの腕前か」と聞かれ。
ふたりとも、とても上手いと言ったら、もっと速く弾くようにと指導されたがそれ以上速く弾けなくて。

しかし、きのうできるだけ速いテンポで弾いたら二人とも「無理」だって。
あー、これも助かった。
三人でちょうど良いテンポならば、あたしも弾けたよ。

それ以外、先生が教えてくれたコツもたっぷり駆使して。
曲のエンディングは、ソロが自由に歌うのを待ってから最後の和音を弾く。とかね。

マルさんが、「バイオリンの動きをよく聞いて弾いてくれるので安心」と褒めてくれた。
先生がこう弾けって、教えてくれたの~と照れながらも、うれしい。

先月もやった2曲は予定どおりやったんだけど、さらに別の曲をひとつ、フルートさんが持ってきてくれた。
あたしもマルさんも、初見。わー初見大会!あたし、初見好きなんですー。

コピーを30枚ぐらい「これあげる」と渡してもらって。まーうれしい!お金かかるでしょう。
しかもこの曲を平日アンサンブル会でやりたいと希望を出したら、メールで楽譜を送れと言われ、データ化しなきゃならなかったんだって。
だから製本もできないよね、1枚ずつスキャンしなきゃならないんだから。
譜めくりが大変で、時々演奏を止めて待ってもらいながらめくったけど、それも楽しい。
途中、さすがのマルさんも時々引っかかりながらも、美しい音で最後まで弾いてくれて。とても幸せだった。

本日のオマケ

前日のサバ塩焼きと、ジャガイモと、シュレッドチーズを重ねて焼いた。

元レシピでは、味噌やマヨネーズで作ったソースも挟み込むのだけど、それをすっかり忘れて味付けなしで焼いてしまった!

ま、元レシピは生サバだけど、これは甘塩サバなので若干の塩分はあり。それでもちょっと足りなかったな。減塩だ、というのは言い訳で、単に塩を持ってくるのが面倒だったのでそのまま食べた。

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