保冷剤

体調の悪いとき、一人暮らしの味方は冷凍食品。
角切りアボカドやブロッコリー、味つけ枝豆など自然解凍すれば食べられる果物や野菜だけあれば。
その上、あずきバーがあれば鉄壁ね。

しばらくは、それすらも食べたくなかったけど。
それらが残り少ないのは不安。医者帰りに買っておこう。

この医者、片道5分ぐらいかな。
普段なら何ともないけど、病身で酷暑の中歩くのは少々キツイ。
さっさと歩けないから8分ぐらいかかっちゃうかも。

保冷剤を持って行こう。

冷凍庫を開けたら、あっそうだ。
こないだ、チョコレートを妹に持って帰ってもらうとき小さい保冷剤全部付けて渡したんだ。
今うちにあるのは、持病薬専用のデカいのが一つだけ。

じゃーん。
偶然、冷凍庫の幅にぴったりはまってしまって、びくとも動かない。

焦るよー。これが動かせないと、今度薬をもらって帰ってくることができない。
しかし、菜箸を突っ込んでこじってみても、箸の方が折れそう。

ままよ。冷凍食品は保冷剤なしで急いで買ってきて、たぶん無事。

で、そのまま数日。できることならめんどくさいことは忘れていたいのだけど。
ここに、買ってきたあずきバーを入れたいの。
入れたら最後、本当に忘れちゃって、今度医者に行くときになって慌てるんだよ。

ハーゲンダッツを少しどかして。
布巾をぬるま湯で絞って、保冷剤に当ててみた。
ぬるま湯というか、防災用に汲んである水道水をかけたらビックリするほど熱くなっててさ。
50℃近かったと思う。

しかし、布巾を当てて、万が一そこで忘れたら。
今度は布巾まで一緒に凍り付くのが目に見えてる。

・・・読者の皆さんよ、残念だったな。そうはさせじ。
1分もおいたら絶対忘れる自信あり。
無言で冷凍庫を見つめながら1分弱立ち尽くし。

もうだめ。これ以上立ってたら考え事始めて、絶対忘れてしまう！
どうだ。

意外や、たった1分でガタガタッと保冷剤が動いて、取り出せた～

保冷剤って、一度凍ったら形は変わらないと思ってたけど。
冷凍庫の中で、置いた形から広がるだけ広がって安定しようとするんだね。
もう、保冷剤は絶対縦置きにするぞと誓ったのであった。

本日のオマケ

少しずつだけど、体力が続くようになってきた。

きのうの夕飯は、気になっていたナスとオクラを使って「サブジ」を作ったよ。

カレー粉で炒めて白ワインで蒸しただけ。最後に塩を振っただけ。なに。カレーに見えない。あたしもそう思う。カレー粉とクミンを最初に香りが出るまで炒めるんだけど、香りが出ないなーと思ってるうちに黒焦げになってしまった。

だんだん、嗅覚がにぶくなってきたのかなあ。やだなあ。でも、味はおいしかったんだ。

え、こんな黒焦げがおいしいなんて味覚も怪しい？