久しぶりの人は評判が悪いけどあたしは大歓迎

きのうは室内オーケストラの練習に行った。

ここは平日月2回の練習で、練習場所は広範囲に散らばってる。
きのうは久しぶりに行く場所、東府中で。

石田ゆり子似から、前日にLINEが来たよ。
「明日は出席しますよね、あの場所は行ったことがありますか。もしかしたら早お昼を食べて行こうかと思っています」

そうだ、前回の東府中での練習は、石田さん欠席したから今回初めてなんだ。
これは・・・待ち合わせして一緒に行って欲しいってことかな・・・

「昼ご飯を早めに」って、おうちで済ませるのか、もっと早く行って現地で摂るのか、どっちにも取れる。

ここは、あえてお誘いではない方に解釈しよう。
昼ご飯を外食にすると、栄養的にいい加減になりがち。
毎日摂ると決めているアレコレが食べられなくなる。

「東府中駅からほぼ一直線で、わかりやすかったですよ。劇場内にも食堂がありました」
と、情報だけお送りした。

電車、乗り間違い

あたしは、どこへ行くにしても電車の乗り継ぎはあらかじめ調べて手帳に書いておく。
今回はJRお茶の水から乗って、新宿乗り換え・・・と書いた記憶はうっすらあったのだが。

うまい具合に、次の駅から座れて。
あれ。このまま中央線で行けるんだよな？なぜ新宿乗り換えなんて書いたんだろう。
と、大きな勘違いをして、そのまま乗って読書に夢中になって、いつの間にやら三鷹駅。

えーっと・・・東府中って、どれぐらい先だっけ・・・と、不安になってきて手帳を見直して、やっと気づいた。
中央線じゃないわ。京王線じゃん。新宿でやっぱり乗り換えなきゃいけなかった。

そこ三鷹から立川まで行って、南武線に乗り換え、分倍河原で京王線に乗り換え。
んーだめだこりゃー。
いかりや長介さんばりにガックリして、まずは石田さんに「遅れます」と連絡。

石田さんだけじゃ心許ないな。仲良しフルートさんにも「電車乗り間違えて30分ほど遅れます、パートチーフと指揮者にも伝えて」とLINEした。

あ、パートチーフさんとはLINE交換はしてなくてね。
彼女のメールは自宅アドレスで、スマホでは見られないの。
電話番号も登録してたからショートメッセージを送ったら「この番号でこの操作はできません」だって。
どういうことだろう。彼女のスマホで登録がない番号は拒否するような設定とか？

ショートメールを試そうとしたら間違って通話になっちゃって、ワン切りしたけど。
遅刻して練習に参加して、休憩になったとき遅刻は謝ったのだけど、ワン切りを謝るの忘れちゃった。
だから、ショートメッセージが通じなかった理由はわからず。

石田さん、あとで「心配したわ～」と」話しかけてきた。LINE見てくれましたか、と聞いたらやっぱり見てないって。よかった、伝言を石田さんじゃなくてフルートさんにして正解だったわ。

あたしが途中からそっと参加したあと、しばらくしてオーボエさんも途中参加で入ってきた。
休憩時間になったら、彼女が周りに「電車を乗り間違えた～」と大騒ぎしてる。
ほんと、この人、あたしとそっくりな気がする。
もう、大好きになった。
今月から練習が始まる、オーボエ四重奏がより楽しみになったよ。

お久しぶりの仲間発見

合奏に途中から加わってしばらくした時にね。
ちょっと余裕を取り戻して、石田さんの方を見たら。
彼女の前に、見覚えある男性がいる。中尾彬のようなぎょろ目でぽっちゃりだから、中尾さんと呼ぼうか。

あたしがここに入会したとき、名簿に懐かしい名前「中尾彬」を見つけたの。
え、この人もここに来るんですか、と聞いたら「多分もう来ない」って複数の人が言うのね。
うん、そうかもね。
中尾さん、すごく上手だもん。こんなへっぽこ団体、やってられないだろうな。
それに、怒りっぽいし。

すれ違いか、残念だと思ってたら、また復帰してくれたんだ。あたしはうれしい。
休憩時間になって、早速中尾さんに「お久しぶりです」って挨拶に行った。
「おお、久しぶり」とは返してくれたけど、目に力がこもってない。
あたしの名前覚えてます？よはねすです。
「ああ、よはねすさん」と、やっと目にうっすら微笑が浮いた。

ベートーベンのラズ三、やりましたよね。あと、ブルックナー四番の臨時オケ。
ここの名簿の名前見てうれしかったんですよー。よく戻ってくれましたね。

ラズ三とは、ベートーベンの弦楽四重奏「ラズモフスキー」というシリーズの第三番。
7年ぐらい前だったか、ベートーベン四重奏全曲演奏会というイベントのために数ヶ月だけ組んで練習したんだ。
その時は、彼すごく意欲的で、あたしがヘタクソなのに「意外と弾きますやん」的なことを言って励ましてくれたんだ。

ブルックナーの交響曲第4番も、「この曲だけやりたい」という有志が人を駆り集めて、コロナ真っ盛りの2020年4月におこしたイベント。
たまたま呼ばれて行ってみたら、そこに中尾さんも偶然来てたの。

そこで中尾さん、文句たらたら、なんか機嫌悪かったなあ。
でも自分で「だから嫌われるんだ」なんてひとりごと言ってたよ。

ここの室内オケでも、評判悪いのは知ってる。
でもね、中尾さん謙虚だったよ。
お隣のパートリーダーさんの顔をじっと見ながら、合わせよう合わせようとして弾いてるのがよーくわかる。
しかも、心なしか表情もうれしそうなの。

練習がすべて終わって、フルートさんと石田さんと三人で一緒に帰ったとき、中尾さんの話になった。
「今日は彼、おとなしくてお行儀よかったなあ」だって。
やっぱりここでも彼、暴れてたらしい。
でもあたしは、彼おもしろいと思う。
指揮者に不満をみんな持ってるもの、それを一喝してくれる人がいたら頼もしい。

実はね、今回30分遅刻したけど、あんまりマズイと思わなかったんだ。
1時から5時近くまでの練習が長くて疲れちゃうし、練習自体ちっとも面白くないんだもの。
むしろ、毎回遅刻してちょうどいいぐらいだわ。って思ったぐらい。

でも中尾さんがいたら、練習がもう少し面白くなるかなあ。
少なくとも、まともに弾ける人がほんの数人しかいないのだから、音楽はぐっと良くなるに違いない。

本日のオマケ

春菊がたっぷり届いたので、ラム肉とパプリカと炒めた。

春菊で検索したら、アサヒビールさんのレシピ見っけ。

パプリカとタマネギを湯通しするんだって。まーめんどくさい。

お湯を湧かすだけで時間かかるし部屋が暑くなる。省略。フライパンに野菜と水を入れて蓋して蒸して。水分がなくなったらオイルとにんにくと肉、春菊を次々に入れてできあがり。

失敗したのは、納豆。解凍しとくの忘れた。なんかこれ一品じゃ寂しい。といって、長距離長時間のお出かけの後では味噌汁すら追加したくないので、冷凍枝豆を出した。

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