うちでは、洗った食器を水切りかごに投げ入れ布巾で拭いてから、竹ざるに広げて完全に乾かしてから棚にしまう。
その竹ざるを手に取った瞬間、親指にとげが刺さった。
その場で引き抜けたほどわかりやすい太さのとげだったんだけど。
1日経っても2日経っても、チクチク痛むの。
とげの先端がまだ残ってるんだな。
でも、細すぎて毛抜きではつかめない。
まあ、こんなミクロンなのはそのうち自然に取れるだろうと放っておいたけど、もう何日たったかね?
とにかくよく使う指なんで、日に何度も「痛っ」「あ痛っ」を繰り返す。
ちょっと大げさだけど、行きつけの皮膚科で取ってもらおう、と用意しかけたが。
思い出したよ、あたしインフルエンザで謹慎中じゃん。
指のトゲぐらい、謹慎が解けるまで我慢しなきゃ。
ちょっと関連は薄いんだけど、一寸法師の話を思い出した。
というかラジオでラベルの「マ・メール・ロワ」をやっててね。
その組曲の中に「一寸法師」という曲がある。
え?あの、おわんの舟に乗って、針でこしらえた刀を差して鬼に食われちゃう、あの一寸法師がなぜマザーグースに。
マ・メール・ロワはマザーグースのフランス語版なんでしょ?よく知らないけど、そう思ってた。
どうも反対みたいね。シャルル・ペローが「がちょう母さんの話」として書いた(集めた)童話集がイギリスで「マザーグース」として紹介され有名になった、という順番だそうだ。
とにかく、マ・メール・ロワに出てくる一寸法師は、元は「親指太郎」という全く別の話だそうで。
ヘンゼルとグレーテルとよく似た話なのよ。誰かがタイトルだけ上手く意訳したようだ。
それはともかく、ついでに元祖一寸法師の話を思い出すに。
鬼に食われちゃった一寸法師は、鬼の胃の中で針の刀を振り回し、チクチク攻撃で耐えられなくなった鬼が一寸法師を吐き出し九死に一生を得る。
あたしの親指がチクチクするたびに、その話が脳裏で繰り返されるんだよ。うんざり。
そして別件、にしんそばを食べた夜、歯ににしんのウロコだか小骨だかが挟まった。
糸ようじ、プラスチックの柄のついたタイプのデンタルフロスね、あれを歯と歯の間に差し込み、引き抜いたら。

すぽーん!と、見事に詰め物が取れた。
何度も取れた部分じゃなく、割と最近新しくこしらえた小さな銀歯だよ。
あーあ。日曜に診察する歯医者増えてきたけど、あたしのかかりつけは休みなんだよなー、と調べかけてまたも思い出した。
あたし、インフル謹慎中だったわ。
まさか大口開けて、ウイルスばらまくなんてできっこない。
早くても火曜になる。それまで右の歯は使えない。
いや、火曜も水曜も木曜も、行く時間がない!
金曜の早い時間だけかあ。先生、その日出勤かしら。いてくださいますように。
感染症って、不自由だねえ。
ていうか、このタイプのデンタルフロスは使っちゃだめかも。
指に巻き付けるタイプのフロス、持ってはいるんだ。
ただ不器用で使いにくいのと、指に巻き付ける部分のフロスが使わないのに捨てることになるのがもったいなくて。
ケチは災いのもと?
本日のオマケ

頭痛もだいたい治まり、食欲も出てきた。
好物のかつおたたきが久しぶりに特売に登場したので買いに行って、長芋とごま油和えにしたよ。長芋の使いかけもこれで使い切れた。
キャベツの使いかけもこれでやっと消費。アンチョビとオリーブ油だけの味付けでペペロンチーノ。
この二つをしっかり味わいたく、昼ごはんは抜いた!(オヤツはほんのちょっぴりつまんだ)
抜栓したのは、フリッツァンテというワイン。微発泡のイタリアワインが、そういうジャンル名だそうで、何年も前から飲んでみたかったんだー。アルコールが軽いのかと思ってたけど、このフリッツァンテは普通に12.5%だった。

コメント
親指太郎、初めて知ったヨン
機転を効かせて生き延びるけど、鬼の娘達の件は残酷ね
これぞ、昔話って感じです
今、ちょいググると、親指太郎系の話って、世界中にはあるっぽいね
勉強になりました、
被せ歯が取れるのは、恐ろし〜
ただ単に接着剤が取れただけなら良いけど
追加で治療が必要となると、暗澹とするよ
あたしも今回初めて親指太郎の話を知りましたよ。もうほとんど忘れてしまった(!)けど、そうだ、娘たちと間違えさせるんだ。ありがとう、これで記憶に定着したかな。
ん~早く歯医者にくっつけてもらわないと、取れたところが虫歯になっちゃいそうで焦ります。