日曜室内楽の続きだよ。
ドボルザーク弦楽四重奏曲第10番
ドボルザークを気持ちよく終われて、「こんないい曲ができてうれしいね」と言ってたのだけど、今期は第1・2楽章だけ。
来期はこの第3・4楽章を同じメンバーでやるんだ。
第1楽章が一番美しくて、2楽章も民謡調で、速かったりゆっくりだったり変化に富む楽しい曲。
しかし、第3と4楽章は比べるとそれほど楽しくなく、難しい。
それでもドボルザークはまだ弦楽器のことをわかっている。オルガンとバイオリンが得意だったそうだ。
なぜかバイオリンよりもビオラを偏愛していたことも有名。
彼は肉屋の息子だけど、店を継がずに作曲家になってくれてほんとうによかった。
(Googleに聞いたら、父は肉屋兼宿屋で、民族楽器チターの名手だったそうだ)
それに引き換え、あたしの愛するブラームスは。
父親はコントラバス奏者だったのにピアノが大得意。
メイは「父親がコントラバス奏者で、ブラームスは父からバイオリンを習ったから弦楽器もできるはず」という。
あたしも先週ラジオで偶然、父親のことは聞いたばかりだよ。
しかしアニーさんが疑問をはさむ。
「バイオリンはニ長調が一番よく響くのに、響きにくい調ばかり使ってるそうよ」
あたしも聞いたことがあるよ。
バイオリンの名手ヨアヒムと親友だったのに仲違いしてしまい、仲直りするためにバイオリン協奏曲を作曲しようとして。
「自分はバイオリンのことをよく知らないから」とヨアヒムに助言を頼んで、これがきっかけで彼らは仲直りできたんだ。
事実、ブラームスのバイオリン協奏曲はニ長調でできている。
まずは第3楽章を聞いてほしい。
普通にYouTubeを貼ったら画像持ち主の要望によりアプリでの表示がブロックされているとのことで、表示されなかった。
そのうち、このリンクからも見られなくなるかもしれない。
でも、かっこいいでしょう?
この第3楽章が印象的なんだけど、余裕があったら第1楽章から聞いてみてほしい。
はあ、前奏だけでシビれるぅ。
しかしね、ブラームス大好きなあたしでも、彼の弦楽四重奏だけは全然興味が持てないんだ。
メイも全く同じ事を言ったよ。
今まで何度も仲違いしてきたけど、意見が合うととてもうれしいね。
ボロディン弦楽四重奏曲第2番「ノクターン」
もうひとつあたしの好きな、ボロディンの第2番は今、井川さんが取り組んでいる。
第2楽章が美しくて人気のある曲だけど、第4楽章はかなり難しいの。
メイが以前、第1・2楽章はやったけれど、次期に第3・4楽章に進んだとき、あまりの難しさに棄権してしまった。
でもほかのメンバーからも「やめてくれて助かった」と言われたそうだよ。
えー。あたし、第4楽章がやりたいなあ。
井川さんたちは今第3・4に取り組んでいるけど、大丈夫かしら。
今度アニーさんとやる、シューベルトのピアノトリオも。
どのパートも本当に難しい。なぜこんなやりにくいことをさせるんだシューベルト。
彼もアマチュアチェリストの父からピアノとバイオリンを習ったはずなのに。
でも、いい曲なんだ。今度こそカットなしで全曲弾く。難しくても文句は言っちゃだめ。
ブラームスクラリネット五重奏曲
あたし、難しい曲が好きなのかなあ、決してそんな自覚はないのに。
日曜、次の曲はブラームスのクラリネット五重奏。特にこの第2楽章が超絶難しいと評判は聞くけど、あたしは楽しい。
なんと、クラリネットさんが都合が悪く欠席。
主役がいないと、あたし以外の三人は拍子を取ることもできない。
仕方ないので、スマホでメトロノームを出して、大音量で流し続けて、どうやら合わせて練習を終えた。
来月はバイオリンのお医者さまが欠席予定。
で、その次にもう発表会なんだよ。
だいじょぶかあ?
恐ろしい曲だと、みんな思ってるだろうなあ。
平日室内楽でもこれを今練習してるグループがあるんだよ。
それぐらい、人気はあるはずなんだ。ただし、第1楽章しかやらないんだって。
誰か、よろこんで第2楽章を付き合ってくれる人はいないかなあ。
本日のオマケ

モロッコインゲンの残りは柔らかく茹でて、ツナとコリアンダーパウダーで和えた。
ポレンタを炊いた残りは厚揚げと混ぜて、みょうが味噌ドレッシングを掛けたよ。
以前作った、しょうが味噌ドレッシングを使いたかったのだけど気づいたら生姜を切らしてて、たまたま買ったミョウガを刻んでみた。
「しょうが」と「みょうが」って韻は踏んでるけど関係ないよね多分。でも、これはこれで有りだった。


コメント
今日は、11時から二時間のひるやすみ
ブラームスの第三楽章、いいね
で、次は前奏と第一楽章ね、長い、長いよ
20分以上あるやん
そうか、コレを見越して、神様が昼休みを長くしてくれたのか〜
ごめん、昼休みに時間を気にしながら聴くもんじゃないって、分かったでござる
でも、ボロディンの第二は良きです
今日の陽気にピッタリ!
まだ火曜か~お疲れさまです。そうね第一楽章って長くなりがち。あたしもこれ貼るとき初めて1楽章が長いって気づきましたよ。で、「余裕があったら」って思わずつけ足したの。よかったうなゆきさんの暇つぶしになって。
ボロディン二楽章、寒い日にも春にも合いそうだけど、真夏の気だるい日にも、秋の小春日和にも、とにかくいつ聞いても名曲なのです!ほめてくれてうれしいです。