ブラームス「ドイツ レクイエム」

またまたアマチュアコンサートに行って来た。

先日、事前申し込みをしたので無料で入れてくれる。ただし、2階か3階席。

曲目は
・シベリウス交響詩「フィンランディア」（合唱付き）
・レスピーギ交響的印象「教会のステンドグラス」
・ブラームス　ドイツ レクイエム

いつも無料席を用意してくれるアマチュアオケが、合唱団の依頼を受け伴奏した形。

合唱曲は原則として苦手なんだけど、このドイツレクイエムは一度聞いてみたかった。
ラジオでかかっていれば流すのだけど、どうも長すぎて、聞いてるうちに集中力が落ちる。
でも、ようやく一部分だけはは記憶に残るようになったよ。

全7曲のうち、第2曲だけ。

今見てびっくり、チェロのトップ奏者はあたしたち室内楽サークルと大変に縁が深いカルテットの先生だ。
あたしを含む4人のカルテットに、この先生が指導に来てくれたことがある。

(2022.5.17「興奮して眠れない（ほど楽しかった）」）

もうひとつ、今回の指揮者はあたしが大好きな先生なの。
うちのオケでブラームスを振ってもらったとき、ブラームスの顔写真が大きくプリントされたＴシャツを着てくださった。

ブラームスといえば、白くて長ーいあごひげがトレードマークだけど。
「若い時はこんなにイケメンだったんですよ」と言いながら、若いブラームスを披露してくださった。
先生と並んで写真を撮らせてもらう女子がいたよ。あたしは勇気なくてできなかったけど。

今回のプログラム写真は、あのＴシャツよりさらに若い。
作曲当時、33歳ぐらいのときの写真だそうだ。

1曲め、フィンランディアは超有名な曲だよね。フィンランドの第2の国歌と呼ばれている。
よく知っている曲だから、先生の指揮ぶりがとても楽しめた。
指揮棒から出た糸があたしの体に結び付けられて、操られているぐらいの快感。

しかし、2曲めはごめん。全くついていけず、ほとんど寝てしまった。

休憩後の目的レクイエムも、やっぱりだめだ。
珍しい形のオルガンや、2台もある銅鑼に注目したり、努力はしたんだけどね。
本当に楽しめたのは、やっぱり第2曲だけだった。

プログラムはとても丁寧で、全曲の歌詞と対訳が載ってる。
普通のレクイエム（鎮魂曲と訳す）はラテン語で、決まった歌詞をどの作曲家も使うのだけど。
この曲は演奏会用として作曲されたので、「涙の日」(ラクリモーサ）とか「怒りの日」（ディエス・イレ）とかのおなじみの歌詞とは全く違う、聖書からの引用なんだ。

これを知ったことで、今回の収穫としよう。

レクイエムだけで1時間を超えてしまったことも、結構強い印象として残る。
もし全部YouTubeで聴こう（見よう）なんて思う人がいたら、そのつもりで十分時間を確保してね。

あ、もうひとつ。この池袋・東京芸術劇場はリニューアルしてから何年も来てなくて初めてだったんだけど。
オルガン、前からこんなに変わった形だったっけ。

まるでUFOのコックピットみたいじゃない？あ、本物のUFOコックピット見たわけじゃないけど。

本日のオマケ

今回のお出かけは、ちょっと時間がかかってしまった。
とうとう、楽器の蓋を一度も開けずに終わってしまったよ。
もやしやブロッコリーを茹でなきゃいけなかったし。

せっかく、ワインを楽しみにしている金曜だけど、作ったのはこれだけ。

「かきとほうれん草のグラタン」のレシピを見ながら、ほうれん草ではなくブロッコリーの葉っぱで。

ブロッコリー本体は、せっかくの茹でたてなのに食べずじまい。

キャベツのせん切りは、しらすとニンニク油をビニール袋に一緒に入れて揉みこんで、実山椒と粉山椒を振りかけた。