きのうはピアノソロのランチタイムコンサートに行ってきた。
森本隼太(しゅんた)さん、なんと今年でまだ19歳。
初めてお目にかかる。もちろんタダだから行っただけのことだけど、行ってよかった。
開場10分後に着いたら、あたしのようなおばちゃんおじちゃんで8割の座席がすでに埋まってた。
列の中央はまだ空席がある。
「恐れ入ります。恐れ入ります」と何度も言いながら人の膝を掻き分け、正面の席をゲットできた。
ピアニスト登場。写真の通り、お顔はあたしと同じ完全モンゴロイドだ。
若いと、お辞儀のしかたから謙虚さがあふれるね。
プログラム最初はスカルラッティのソナタを2曲続けて。
最近、あたしもチェンバロでラモー曲集を1冊終わり、スカルラッティを始めたばかりなのでうれしい。
チェンバロソロの曲は膨大で。「60のソナタ」は上下2巻、「90のソナタ」は3巻まである。
チェンバロの先生によれば、スカルラッティは人をびっくりさせるような曲をたくさん書いたそうだ。
今回森本さんも、すさまじい音階の嵐を実になめらかに弾いてくれておもしろかった。
続くモーツァルトのソナタは、つい先日ラジオで解説付きで聴いたばかりでうれしかった。
ラジオの名演奏よりも、生で聴くほうが100倍おもしろいね。
森本さんの表情が、うっとりしたり、静寂のあとハッと目を見開いて急速なメロディに切り替わったり。
小休憩後のショパンもスクリャービンも、全く知らない曲だったけど。
なにしろ曲想と、顔と、両方の表情がとても豊かで。
すべての曲を弾き終え、客席は盛大な拍手と「かわいい」「可愛い」の声があちこちで漏れた。
思いがけず、彼はおいてあったハンドマイクを手に取り自己紹介を始めた。
現在イタリアに住んでて、伴奏科で勉強してるんだって。
「声楽、オペラの伴奏で、オペラといえばモーツァルトと思ってて、本日はモーツァルトの作品を演奏できてうれしかったです」
藤田真央さん(ピアニスト)みたいに人懐っこくておしゃべりなのも可愛いけど、森本さんは違う意味ではにかみながら話す姿が確かに可愛い。
失礼ながら、隣の国の独裁者みたいな髪型で「可愛い」という風貌じゃないのにね。
演奏が素晴らしかったので、書くつもりがなかったアンケートをささっと書いて。
ホール出口の回収箱に入れたら、すぐ隣に立っている森本さんに気づいて、「うわっ」とびっくりして飛び上がってしまった。
お客さんの見送りをしてるんだよ。
飛び上がったあたしに森本さんもびっくりして、見つめ合ってしまった。きゃー。
とっさに、「とってもすばらしかったですー」としか言えなかった。
コンサートの後、近くの楽器店で修理の相談をした。
別の楽器店では修理に1か月ぐらいかかると言われてね。
そんなに預けてたら音楽活動ができないので、レンタル楽器を探している。
でも、ここでも販売用の楽器しか貸出はしていないそうだ。困ったなあ。
せっかく繁華街まで来たので、たまにはケーキでも食べて行こうかなー。
コーヒーチェーン店がこぞって出しているモンブランの食べ比べの記事を読んだら、すぐ影響される。
ホール付属のカフェではかぼちゃのシフォンケーキとさつまいものショートケーキしかない。
芋栗南京全部好きだけど、ちょっと違うな。
スポンジの類が要らないんだ。小麦を避けてるからじゃない。
むかーしから、ふかふかしたケーキは満足感に欠けるからがっかりするんだよ。
次にスターバックスがあったので飛び込む。
あの記事ではここのモンブランが一位になってたな。
しかしオーダーの時うっかり忘れて、かぼちゃのバスクチーズケーキを頼んでしまった。
濃い黄色がおいしそうで、目を奪われた。
しまったー。また今度、スタバでなくてもいいからモンブランどこかで食べる機会があるだろうか。
コメント
森本隼太さん 知らなかったです
若い人の活躍嬉しいなあー
スタバ 滅多に行か無いけど
ケーキが小さいなぁ
コーヒーも少なめだし
写真の角度かしらん
コレで総額いくらか気になるヨン
あたしも森本さんまったく知りませんでした。音大行かず高校から直接イタリアに留学されたようですし、コンクールもピティナだとネット以外のマスコミは取り上げないですね。
あたしもスタバの戦略には思う所がありあまり行かないのですが、モンブランだけ気になりましてね。アイスコーヒーはショートサイズ319円、ケーキ473円計792円に消費税で締めて871円でした。
先日、財産があまり減っていないのを確認したらどんどん気が大きくなりましてね。ハーゲンダッツが冷凍庫にぎっしりですよ。ただし特売日にまとめて買うのはやめられず。