発表会の数々あったはずの失敗を秒で忘れてしまった一因に、直後のお楽しみがあった。
チェンバロ教室に入ったら先生、開口一番「こないだ、どうでした」
おかげさまで、何とか形になって、とても楽しく遊べたんですけれど。
前回のレッスンは、ほぼ全部の時間を使って、CPE(カール・フィリップ・エマヌエル)バッハの伴奏数字譜起こしを手伝ってもらったんだ。
先生に見ていただいたのは1ページ。それをお手本に、残り6ページは自力で作ってみた。
どうしても「これはおかしい、絶対間違ってる」という箇所が、いくつもあるの。
この曲を、また別の仲間ともう一度やる約束がある。
ぜひそれまでに、おかしいところを先生に直してもらいたい。
先生に元のキレイな楽譜(単音+数字だけ)を渡して、あたしが自力で付けた和音メモを見ながら弾いて。
数字「4」が、全部おかしいんです。
「まだ習ってないもんね」と、先生珍しく「ですます」を使わないでお返事されて、なんとなくうれしかった。
その他たくさん直してもらって、リズムもアドバイスいただいて。
最後に先生から「よく頑張りました~」とのお言葉も頂戴した。
途中でね、レッスン時間をもう3分ぐらい超過してるのに気づいたのだけど、先生「まだ大丈夫」と最後まで続けてくださったんだよ。
ひい、次の生徒さんに申し訳ない。
すぐに扉を開けて、次のI橋さんを迎え入れる。あたしは楽譜だけ楽器ケースにしまって、楽器を取り出す。
この日、I橋さんが弾くチェンバロに合わせて、弦の伴奏をつけるという練習を先生が企画してくださったの。
I橋さんは、ギターを弾くが鍵盤は経験がないと先生から聞いていた。
曲はモーツァルトが6歳ごろ作曲した「メヌエット」ハ長調。
先生が、チェンバロを調律している間I橋さんと少しお話。
ピアノ習ったことないのに、いきなりチェンバロを始めたんですって?
「いえ、小さいころほんの少しだけはやったんです」
ああ、そうでしたかー。
まず1小節はチェンバロだけで弾いて、2小節めから弦が合わせる。
第一メヌエットはそれでいいけど、続く第二メヌエットは二人で息を合わせ、同時に弾き出す。
目を見て、あたしはうれしくてニコニコしてしまうけど、I橋さんはほとんど引きつってる。息も吸うどころじゃない。
しかしメヌエットの構造をあたしはよくわかってなくて。
第二メヌエットの最後にda capo(ダ・カーポ、頭に戻る)が付いてるので第二メヌエットの冒頭に戻ったら間違い。
第一メヌエットの冒頭に戻るんだって。あらー勉強になったわー。
で、合奏レッスン終了、このあとI橋さんは普段の曲のレッスンを続ける。
ニコニコされてる先生から封筒を差し出された。
「これ、わたしとI橋さん二人からのお礼です」
えー!そんな、あたしも楽しませてもらったのに。
でも、タリーズコーヒーのカードだよ。かなりうれしい。まさかあたしがタリーズ派だと知ってはいないだろうに。
ではせっかく用意していただいたので、ありがたく頂戴します。
「このあと外で時間をつぶして30分後にまた戻ってきてください」
はいはい。楽譜や楽器は置いたまま外に出る。
ラッキー。夕飯、さっきのお蕎麦だけじゃ足りなかったんだ。
すぐ近くにあるはずのタリーズコーヒーがなぜか見つからず、時間をロスしてしまったが。
こないだからアイリッシュコーヒーが始まってるの見て、飲みたかったんだ。
これがあるから、スタバよりタリーズが好きなの。
きょうはごほうびに、甘い物つけちゃおう。チョコチャンククッキー、大好きだけど体に悪いから今までタリーズで買ったことないかも。
カードはいくら入ってるんだろう。とりあえず、アイリッシュコーヒーとクッキー2品はカードだけで買えた。
レシートに目を落としたら、あれま。こんなに頂いていいの?
あたしの金銭感覚、やっぱり相場よりだいぶ低いんだな。
本日のオマケ
きのうの朝ごはん。定番のレタスもアボカドも切らした。飲み物はこうじ水。
こうじ水を絞りとったカスに、食べるラー油をかけた。
これはきのうの夕飯。丸干しいわしの冷凍は、解凍してみるとほとんど干せてなくてみずみずしいんだ。手開きにして粉まぶしてソテーして、玄米めんに合わせてみたよ。うまし!
しめじと小松菜のソテーはアンチョビで味つけ。
コメント
数字譜お越し、凄いです!
タリーズもクッキー美味しそう
もっと、気の利いた事、書きたいけど、今はそれどころでないでおじゃる
最後のワインのラベルに全てを持って行かれました
風船ガムふくらませるデビルマン!
うーむ、これを超えるのは難しいでおじゃるヨン
わはは!ワインって、引力強いですからねえ。しかもデビルマン。またはバットマンにも見える、どちらにしても我々世代にはインパクト大です。
フーセンガムのようでもあるけど、アップで見ると風船に光沢があって、これはブドウの実かも。
光沢っぽいイラストなんじゃなくて、わざわざここだけ光沢ある印刷というこだわりようです。
さすが、技術のある方はアルバイト料も高い。
チョコチャンククッキー、身体に悪いかもしれないけど心にはご馳走だね。
デビルマンだかバットマンの風船、なんか吹出しみたい。
ここにメッセージ入れてプレゼント、って使い辛いか。
黒だもんなぁ。
はい、少々の毒でも、こんな時ぐらい味わってもいいなと思いました。
ああ、赤ワインの原料は黒ブドウですからねえ。では、次に開けるのはこのシリーズの白ワインにしましょう。お楽しみに。