エゴンシーレ展でピクニック

おでかけ

展覧会へ行った話の続きを書くね。

シーレの絵は個性が強くて好きだったけど、ある本を読んだらシーレという人物はとんでもなく迷惑なヤツだと書かれててショックだった。

それでも、死後はこんなに評価されるんだものね。
とんでもない性格の人は芸術家になったら、後世に尊敬されるかもよ。

シーレは28歳でスペイン風邪で死んじゃったんだって。
でも、そのころから画風が写実的になっていったそうで。
もし彼が長生きしてたら、あたしの好みとは違う作品しか描かなかったかもしれない。

展覧会は、期待したよりも点数が少なかった。
穴埋めに、同時代の画家の作品がたくさんあったけど、クリムトぐらいしか興味を引かなかったな。
一点、誰の作品か覚えてないけど題材が「アントン・ドヴォルザーク」の人物画があった。
え、ドヴォルザーク。でも、顔が全くの別人だなあ。
あの「新世界より」を作曲したドヴォルザークはもっと丸顔で、名前は「アントン」じゃなくて「アントニン」なんだ。
紛らわしい別人か、誰かが名前を間違えたのか。

見終わり会場を出た。
館内ではいけばな池坊展もやってる。これは入場料500円、簡単に入れるんだけど。
かなり迷ったけど、入らなかった。もう11時半、そろそろ弁当を食べないと公園で場所が確保できなくなったら困る。

弁当のメインはビールだよ。
無印良品のサンドイッチケースがジャストサイズで、かなりうれしい。

炊き込みご飯のオニギリと、おやつの薄焼き黒コショウ煎餅を隙間に詰めて。

レジャーシートは今回持って行かず、ベンチか階段に腰を下ろすことにした。
ちょうど噴水を囲むコンクリートの段差がある。
家族連れの間になんとか割り込み、そっとビールのプルタブを開ける。
リュックで運んで揺らしたわりには、泡が吹かない。
弁当箱と同じサイズのデカい保冷剤も一緒に包んだのでね、冷え冷え。保冷剤グッジョブ!

まわりは、酒らしいものを飲んでる人は見当たらない。
そーっとビールをあおったら、すぐ隣にいた男子グループがそーっと小さくギターを弾き出したよ。

あ、知ってる!ビートルズのアハードデイズナイトだ。
二十代そこそこの若者だけど、古い曲知ってるんだなあ。
まさかオバちゃんのために懐メロやってくれたわけじゃないと思うけど、とてもうれしい。
何より、音量が聞こえるか聞こえないかギリギリぐらいに落として。
歌も、すっごく小声で歌ってくれたの。
もう、絶妙。
先日はこのそばで椅子を構え、チェロを朗々と奏でるおじさんがいたけど、うるさくて迷惑だったよ。
歩いて通り過ぎるだけなのに、耳に指を突っ込んだぐらい。曲はクラシックの名曲なんだけどさ。
それに引き換え、ビートルズなんて別に好きでもないのに、なんて心地いいんだろう。
男子たちに気づかれないように気を付けながらも、自然に頬がゆるむ。
空もだんだん雲が流れ青いところが見え、日が後ろから差し、微風が気持ちいい。最高!
昼時なのに男子たちは弁当でも酒でもなく、コンビニアイスコーヒーだけ。
どういう集団だったんだろうなあ。

大満足で弁当を畳み、花見をしながら帰る。
みんな、写真を撮りまくってる。
若いカップルの男の子が「青空っていいね」と彼女に語りかけてる。
ぷっ。クサいセリフ、とニヤニヤしてしまったけど、考えたらバックの空が青いと桜がますます映えるんだね。

何も考えず、人ごみに流されるように弁天堂の屋台村へ入る。
インスタで見かけた「10円パン」の実物初めてみた。甘いいい匂いだけど、500円じゃん。ウソつき。買いませんとも。

そこから先は9割が外国からいらした観光客の皆さま。完全に撮影所になってる。

桜撮る外国人がみんな幸せそう。自分までうれしくてうれしくてたまらなくなるのはビール効果か。
撮影の邪魔にならないように避けながら、あたしも少し撮った。
青空をバックにしたけど、ちょっとピントが甘くてごめんね。

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コメント

  1. にゃんた より:

    本当にいい日だったんだね。お天気良いし、ハードデイズではないと(^^;
    お弁当のメインがビールって…って読み進めたら本当にビールなのね。
    しかも冷え冷えなのね。
    感動しました。

    • よはねす よはねす より:

      はい。ビールが飲める花見ってこんなに幸せなのかと。忘れてましたよ、何年も。
      やた!にゃんたさんから、感動いただきましたっ!