ウォーキング教室

健康

図書館でチラシをみつけた。
「ウォーキング」という文字は、自然に向こうから目に飛び込んでくる。

対象は「区内在住、64歳以下」だって。
いいねえ。
こういう、区が主催のもので「○歳以下」って滅多に見ない。年寄り向けばっかりだと思う。

平日の昼間に参加できるのは、あたしみたいに無職か、非正規雇用の人がほとんどだろう。
実際、あたしと同年代女性がほとんどだったけど、意外と三十代男性も二人いたよ。
参加申込が少なくて、役所内で募集でも掛けられたのかな。

ウォーキング教室だったら、いつも着ているロングスカートじゃだめだろうなあ。
指定は「歩きやすい服装」としか書いてないけど、1本だけ持っているデニムパンツで行った。
実はこの日のために先日GUでハーフパンツも買ったんだ。その下にレギンスでも履けばいかにもウォーキング用。
しかし、意外と気温が高くないので、来月以降の受講に履くことにした。

役所の中で行われた教室は、バレエスタジオのように一面が鏡になってる。
医者の問診票のように、名前住所年齢、今回受講する目的などを書かされた。

膝を痛くしない歩き方が知りたい、と書いたけどあとで思い出した。
しょっちゅう転ぶようになったので転ばない歩き方も知りたいんだった。

日付まで書かなきゃいけない。役所だから西暦じゃなく「令和」って書くのがいいんだろうなあ。
六年六月までは書けたけど、日付が思い出せないよ。
まさかこれ、認知症テストも兼ねてるんだじゃないだろうな。
だって、開講日は決まってるんだから、なにも受講者に書かせる必要ないと思うんだ。

・・・と、つまらないことで怒るあたしはすでに認知症第一歩?

先生は小柄な女性、よく通る声でありがたいが、次々に出される指令が時々伝わらない。
「お腹を意識して」ってどういうこと。力を入れるの、それとも抜くの。
喋り続ける先生をさえぎって聞いたら、どちらかというと力を入れるそうだ。でも「力を入れなさい」というわけじゃないらしい。
うー、わかんない。

椅子から立ち上がるとき、椅子に腰かけるとき、まず股関節脚の付け根から曲げて、お尻を突き出してから膝を曲げる。
足先とひざの向きを同じにする。
あたしは三半規管が弱く、まっすぐ立つとふらふらするので足先を開いて立つのが癖になっている。
これがひざ痛、変形性膝関節症、外反母趾の原因にもなるそうだ。

「こうすると足が上がらずこういう歩き方になります」と、悪い手本も見せてくれたのだが、もう覚えていない。
これが、覚えるべき「転ばない歩き方」だったのになあ。

脚をこぶし1個分ほど開いて立ち、膝小僧の間にこぶしを入れ、屈伸する。
その時こぶしが膝ではさみ付けられるように感じるか。

あたしは痛いほど締め付けを感じる。そういう人が八割だった。
逆に、開いてこぶしが離れる人はいない。どちらでもない、と首をひねる人が二割。
これは「どちらでもない」のが良い立ち方だそうだ。
わかりやすい。これは毎日意識しようと思ったよ。

二人組になって、相手の立ち方や歩き方を見てほめてあげる、そんなエクササイズがあった。
先生が「あなたはこの人と」、って組んでくれるんだけど、なぜかあたしは飛ばされて。
生徒数が奇数だったんだね。あたしは先生と組むことになった。

二人組になった人同士は笑顔が出るけど、あたしは緊張したまんまだったなあ。
それでも、男子二人の歩き方や体型が、あたしたちオバサンから見ると微笑ましくて。
彼らのおかげで、かなり場が和んだよ。
会社でオジサン社会の中に若い女性を補佐で入れるのも、こういう効果があるんだろうなあ。

この教室は全3回。
次回も先生と組むのかなあ。ラッキーなようだけど、先生はみんなを教えながらだから、あたしは放っておかれる感をちょっぴり感じるんだよ。

本日のオマケ

区役所近くでランチを摂る。
教室が11時半に終わったので、とても良い時間だ。
このあとほかの用事があるので、新しい店を開拓する時間はない。
以前見つけたイタリアンにまっしぐら。

先客ひとりしかいない静かな店内に入ったら、若い店主がびっくりしたような顏で迎えてくれた。気づかなかったらしい。

今週のパスタランチは「シラスとオリーブのペペロンチーノ

写真だと少なく見えるけど、パスタの中にシラスがどさっと大量に隠れてて、うれしかったよ。

食べ終わったスープとサラダの皿を下げに来た店主が「ほかのご注文は大丈夫ですか」と聞いてくれた。

ほんとは、横に置いてあった「ランチアルコール」メニューが気になって仕方なかったんだけど、もう食べ終わりそうだからな。アルコールは食前または食中に飲みたい。といって、コーヒーはこの後ゆっくり飲む予定。

「大丈夫です」と魔法の言葉で返事した。なんとでも解釈できるこの言葉、あんまり好きじゃないけど便利よね。

アルコールはまた今度、と思ったけど、次回のウォーキング教室のあともまた来るかなあ。同じ店2回めだけど、最初の感動はずいぶん薄れてしまった。やっぱり脳は新しい刺激を与えるのが一番よ。

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コメント

  1. うなゆき より:

    膝小僧の間に拳を入れて屈伸ネ
    今、帰りの電車なので、後で家でやってみるヨン
    ホント、体を正しく使うって難しい。
    正しい歩き方を会得したら伝授、宜しくやで!

    • よはねす よはねす より:

      今週のお仕事、お疲れさまでした~♪まだおうちに着く前なのにコメントありがとうね。こういうのはうなゆきさんの好物ネタだもんねっ。
      しかし、知識を会得したからってそのとおり実践できるかっちゅうと、全く別物なのね。今、身に沁みてわかったところですよ。

  2. にゃんた より:

    歩くときは膝から持ち上げる感じで。
    そうするとちゃんと股関節が使えて、足が上がって転びにくくなる…はず。理論では。てんとう虫スペシャリストより。
    先生の言う「お腹を意識して」はドローイングっていうんだけどお腹を引っ込める形でってことじないかな。そうすると反り腰も防げる。
    ま、頑張って。やっぱ片足立ち推奨。

    • よはねす よはねす より:

      おお、にゃんたさんランじゃなく今度ウォーキング教室開いてもらえませんかね。そういえば「椅子に腰かけたまま膝を上げる、そうすると股関節から上がる」ってエクササイズを最初にやりましたわ。
      「お腹を引っ込めて」って言ってくれたらあたしもわかったのに。上から見下ろして、足先が見えるようにと言われたのに見えなかったんですよ。「それで真っ直ぐです」と言われた姿勢はすごく前かがみに感じたので、きっと普段相当な反り腰なんだと思う。さすがでございます。片足立ちはおかげさまでもう習慣になってますよ。