めいっぱい室内楽だけの日

きのうは日曜室内楽。
フル稼働すれば3曲で5時間だけど、今期は1曲ボイコットしたので2曲3時間半。

しかし、2曲とも、素晴らしい曲ではあるけど実力不相応。
一応この2曲に注力して練習したつもりだけど。

1曲め、バッハのピアノ協奏曲は音程がひどいまま。
それと、全音符を何小節も伸ばし続けるとか、12小節休みとか、とても数え間違いやすくて。

第一楽章は緊張のあまり右手も左手も震えて、いつも以上に音程も悪いし音もかすれ放題。
第二楽章はピアノの見せ場、我々弦はほぼ問題ない。
第三楽章の最後の方にある12小節連続休みのあとうまく入り込めて安心したら急に楽しく、音もなめらかになったが、その後に出て来た5小節休みはまた数え間違った。

最後まで気を抜いたらだめだねーとみんなで戒めあって、メイが「おやつタイムにしましょう」と。

この会場は建物は古そうなのに規則が厳しくて。
飲食は決められたところ以外禁止。知らずに、ホール扉外に置いてあるベンチでオニギリかじって注意されたことがあるよ。
飲物の自販機はあるから、それだけはいいのかな。
空気カラカラでしょう、のどがヒリヒリしてるので炭酸水のペットボトルを買って。

アニーさんによれば、それさえもステージ床に置いたら施設の係員から怒られたんだって。
床に輪染みが付くって。
え、この床、テープを剥がした痕跡だらけだし。
チェロのエンドピンを刺したらダメとも言われたそうだけど、もう凹みだらけよ。

あ、話は変わるけど、このペットボトルのフタが開かなくてねえ。
以前、どうしてもだめでそばにいた男性に開けてもらったことがある。
誰だか忘れてしまったけど、男性でも苦労してたぐらい。
きのうは男性がいなかったので、30秒ぐらい取り組んで自力でやっと開けられたけど。

今度から、輪ゴムを持ち歩くことにしよう。

係員がもし入って来ても見えなさそうな死角にボトルを置いたりして。
施設の悪口から、会員の悪口に発展して、やっと緊張がほぐれた。

岸部さんが、いつも調弦に時間がかかる。
本番では時間が押すから、調弦はステージに出る前に済ませておくと決まっているのに、毎回彼がステージで時間をかける。
やっと調ったと思ったら、よいしょと楽譜を広げはじめて待ってたメンバーみんなガックリ・・・

あー、そんなことあった。あたしは眉をひそめたけど、ほかの三人は笑い転げてる。
メイは「今日こそ岸部さんにそれを注意する」とか言ってる。
大丈夫かなあ、あの二人犬猿の仲なんだ。

2曲めクラリネット五重奏は、全員そろったのは何か月ぶりだろう。ここに、岸部さんもいる。
やっぱり彼、ひとりで調弦を頑張る。しかも時間をかけても合ってない。

いいんだよ、本番じゃないから多少合ってなくても。
でもね、メイ、最後まで特に岸部さんに注意しなかった。

なぜかというと、「岸部さんちゃんと練習して来てたから」だって。
これまで、彼に合わせないと他のパートが入れない箇所で毎回困ってたのが、そういえば改善されてたか。
メイ、あたしよりはるかに耳が良くて、音楽のことわかってるなあ。改めて尊敬しちゃう。

しかし、それをクリアしても、全然音楽が通らない。ブラームスがわざと拍子を難解に、混乱させるように書いている。
そうは言っても、あたしとバイオリンさんが二人で「ぜひやりたい」と願って、クラリネットさんにお願いした曲だからねえ。

メインメロディのバイオリンとクラリネットが全く同じ音型で動くのに、その二人が合わない。
このまま、来月の本番でホントにやるの？
と、バイオリンさんもメイも言う。

予定では第一と第三楽章をやるし、もうプログラムもそれで印刷してる。
あたしは、定例の月1回の練習以外の練習をするつもりはなかったんだけど。
しょうがない。「ヤミ練」、しますか。
バイオリンさんが、勤め先にある講堂を夜なら使えるという。助かる！

ヤミ練をしてみて、それで本番をやるかどうか決めましょうと。
さてどうなるか。とにかくそれまでに、個人練習を重ねるしかない。

本日のオマケ

午前中、食べ物のことを考える余裕もなく最後まで悪あがきの楽器練習。とにかく食べられるものを冷蔵庫から探して。ごはんのような白い塊は、こうじ水を絞ったあとの麹カス。塩昆布の旨みで何とか食べたって感じ。

夕飯は残りごはんで、梅干しとしらすのチャーハン。小松菜はチャーハンにも味噌汁にも入れた。味噌汁は里芋と玉ねぎとあおさのり、具だくさんだよ。