おばあちゃんの原宿、巣鴨に行ったよ。
商店街は「高校生も、カナダ人も、『楽しい!』と喜んでくれる」と言ってる。
とげぬき地蔵の参拝客向けに、さまざまな店が並んで商店街になってる。
なんで、参拝客は高齢女性が多いんだろうね?
あたしはお参りしなかった。目当ては参拝ではなく赤パンだけだった。
赤は、小学校に上がる前から一貫して嫌いな色。
子供らしい反抗で、「みんなが好きだからあたしは嫌い」って単純な理由を還暦になっても続けている。
「赤いパンツをはくとパワーが出る」というテレビ番組を見たらしい友人に付き合い、面白がってあたしも買ってみたのは何年前だったか。
赤は嫌いだけど、パンツなら自分の目にも普段は入らないので。
お守り代わりに、「勝負の日」には着用している。
不動産契約の日や演奏会当日にはもちろん、音楽の練習日にもなるべく。
綿100%のは、履き心地はよかったけれどすぐヨレヨレになった。
一緒に買ったグンゼのTucheというブランドは、ナイロン65:ポリウレタン35だけど薄手で、下着の段差ができないのでとても重宝していた。
いまだに、素材組成の印刷が剥げないでしっかりついてるって感動ものだよ。
それまで、素材や洗濯の表示はタグに印刷されてるものだった。タグって、チクチクするじゃん。
このパンツで初めて、生地自体に印刷されてるのを見て感動したものだ。
その上、「鬼のパンツ」を歌いたくなるほど「何年履いても破れない~強いぞー強いぞー」。
今でも履いてるんだけど、さすがに生地が伸びてゆるくなってきた。
同じブランドのパンツは、地元でも売ってるんだけど、「赤」はない。
こりゃ、巣鴨に行くしかないだろう。
うちから5kmちょっと。なんだ、歩けるじゃん。
ご丁寧に、道路標識が「巣鴨はあっち」と何度でも出てきて教えてくれる。
店にはすんなり行けたのだけど、残念ながら目当てのグンゼはなかった。
ほかにも「廃番が決まり現品のみ」という商品が目立った。
迷いながらも、綿100%のだけ3種類買ったよ。
店頭には来年の干支の辰のワンポイントが付いた赤パンがずらり並んでる。
ああ、カンレキのお祝いにぴったりだよね。お祝いじゃなくても、自分で買えばいいか。
あたしも、自分の還暦のときに買えばよかったー、と後悔したけど、店の奥にはすべての干支マークの商品が置いてあった。
レジの人も優しくて、とても感じがいいの。満足。
来る途中に気になってた行列の店などのぞいてみる。
「塩大福」が名物なのか。塩豆大福なら大好きなんだけど、「塩大福」ってなんだろう。
線香が並んでるところに立ち寄ったら、お店の人が香りの見本をいろいろ渡してくれる。
お花の香りや普通の白檀、香水みたいな香りのもあったよ。
みんな、お値段も手ごろ。
うちの線香がなくなったら、ここに買いに来てもいいなあ。
全国から集めた食品店の店頭に「とちもち」があった。
栃の実って、どんな味なんだろうと買ってみた。
いっしょに並んでる「栗ういろう」も。
ホクホクして、帰り道に向かう。
巣鴨駅まで行く途中、けつまづいて転びそうになる。
きれいに舗装されて、なにもないところで。
あーこりゃ危ない。疲れて足が上がらなくなってるんだわ。
迷わず電車で帰ってきた。
念のため、薄手のカーディガンをリュックに入れてったけどね。
ぽかぽか陽気で、ずっと使わなかった。
電車を降りて地元を歩いたら風が冷たくて、初めて羽織った。
今年の秋は、長いなあ。
うちで服を脱いだら、イチョウの葉っぱが落ちた。
ずうっと、イチョウ並木だったからね。
とち餅はあんが入ってる。もちもちの食感がとてもおいしい。
栃の風味はしかし、全くわからず。
ういろうも大好物なんだよ。
包装のフイルムを剥がすの、難しい。
裏から剥がれてしまって、栗を割らないように注意しながら切り分けた。
しかし、見えてしまった。栗はほぼハリボテと言える薄さ。
なんだよう。どうせ国産じゃないだろうに、こんなにケチんなくても。
・・・ケチなやつほど、人のことをケチって言うものだ。
バカって言ったら自分がバーカ。
でも、ういろう自体がとってもおいしかった。4/5本ほど一気に食べてしまって、もう腹に入らない。
本日のオマケ
この日の夕飯。
かきとれんこんガーリックパン粉焼き。
元レシピでは、粉をまぶした牡蠣とれんこんブロッコリーをフライパンで焼いてから耐熱皿に並べて、パン粉・パセリ・オリーブ油をまぜたのをふりかけてオーブンで焼く。
グリルパンは便利だね、ソテーした上にパン粉かけてそのまま魚焼きグリルに突っこめば出来上がり。
コメント
赤パンを履く勝負の日が不動産契約
さすがやデ
美しい銀杏並木
鮮やかなグリーンとイエローのコントラスト
家まで付いて来た銀杏の葉
秋の噂話をしたかったのかな
人間は色々な面を持っているのだなぁ
そういえば思い出した。不動産契約って5年半前だから、あの赤パン買ったのもきっと6年以上前。鬼にはかせたいわ。あ、鬼ってあたしか。
こんな脳足りんでも無事契約できたのは赤パンパワーだったかもしれません。
なんか今年は綺麗な銀杏並木が見れていない。
お土産持って帰れれよかったね。
巣鴨の地蔵通り商店街といえば赤パンツ以外に思い出すのは八目鰻の屋台とスガモン
そうですね。なんとなく今年は色づくのが木によって差がありすぎるように感じます。まだ緑の木と、散ってしまった木と日当たりによってばらばら。
ヤツメウナギの店は気づかなかったです。滋養強壮にいいんでしたっけ。そろそろお世話になってもいいような。スガモンはいっぱいいたけど写真撮ってなくてごめんねー。