合宿で知り合ったオーボエのS井さんから、発表会参加のお誘いをいただいてるんだよ。
珍しく、男性。
彼もバロック音楽が好きなので、チェンバロが弾けるあたしにお声が掛かったの。
彼のバロック好きは、あたしをはるかに越えてる。
あたしが今苦しんでいる、いや音大生でも3年勉強しないと習得できないという鍵盤の通奏低音まで理解してチェンバロ用の伴奏楽譜まで作っちゃうんだもん。
ただ、どう考えても間違いじゃないか、という音の組み合わせがあって。
チェンバロの先生にも一部を見せたが「これは大丈夫、でもこれは間違いですねえ」というのが1カ所あったよ。
きのう、その初合わせ練習だったんだ。
S井さんがすべて手配してくれたスタジオは駅から3分。
Googleマップのストリートビューでしっかり予習したので、今回は迷わず行けたよ。
バイオリンのN井さんはやっぱり迷っちゃったって。
S井さんは先に着いて、電子キーボードを持ち込んで組み立てている(本物のチェンバロを持ち込むのはすっごくお金がかかるので、本番も含めて彼の私物を使わせてくれる)。
彼の後からスタジオに入ったら、受付のお姉様がスリッパの説明を丁寧にしてくれる。
MとLがあって、どちらでもと言われるが思わず「ほんとはSがいいぐらいなんですよね」なんて口を滑らせたら、もっと小さいナースサンダルがあると言って出してくれたのがピッタリで。
いやー、よかった。お2階にもピアノ室やお茶をいただけるバイオリン工房などがあって、階段の上り下りはぶかぶかスリッパじゃ怖いところだった。
キーボード組み立ても解体もそれぞれ30分かかるの。
お手伝いしようと早く着いたけど、「触っちゃダメ」って怒られた。
以前、落としたりぶつけたりされたことがあるそうで。
見たことの無い、黒くて薄いかっこいい手袋なんかして。
ダイソーで売ってるんだってね、滑り止め機能つき軍手が。
S井さんはあたしと同い年、「黄色いイボイボがついた軍手しか知らなかった」なんて話を瞬時に理解してくれる。
三人揃って席について。
音出しの前に長めの雑談、S井さんて話ずきなのよ。
S井さん、昔の演奏家の名前が出てこなくて苦しんでる。
もしかしてレオンハルトですか、と言ったら「なんだ、知ってるじゃなーい、同い年だから話が通じやすいね」と喜んでる。
レオンハルトは昔の人だから、YouTubeの映像なんて残ってない。曲も違うけど写真だけはわかる動画があったから、貼っておくね。気分転換に、どうぞ。
S井さんがN井さんに向かって「あなたはちょっと年代が下でずれてるからごめんね」というので、あたしはニヤニヤ。
黙っておけばいいのに正直もののN井さんは「同じ学年なんですよ」とバラしちゃった。
「ええっ」と絶句したS井さん、まーびっくりしたの何の。もう1回「ええっ」とだけ言って、また絶句。
ねえ、異常ですよねえ!バケモノか。とあたしもN井さんを改めて見つめる。
N井さんと初めて合宿で会ったとき「あなたはこの合宿の中で一番お若いと思う」って、あたしも言ったんだよね。
彼女も「そうかもしれません」って、その時言ってたの。
「えー、わたしそんなこと言いましたか」なんて恥ずかしそうに笑うけどさ。
で、いよいよ音楽をおっかなびっくり実践。
あたしが「おかしい、間違いでしょ」と」思った箇所は、あえてわざとそう作ったんだって。
あらー。こだわりなのね。はい、わかりました。仰せのままに。
月曜に失敗したばっかりだから自信がなかったけど、S井さんは「こんなにうまく行くなら、もう明日本番でも大丈夫ぐらい」なんて言ってくれた。
そしてN井さんの楽器がいいのかわからないけど、すばらしい音色が響くんだ。
このスタジオはピアノ五重奏ができるという条件で作られ(さっきの受付のお姉様がピアノを弾かれる)、広さも十分、床材もなにもかも音響を考えて作ったそうだし。
休憩の話を書いたら長くなるなあ。明日に回そう。
今日はここまでね。
本日のオマケ


青梗菜が傷みそう。手っ取り早いのは、白菜の代わりにピェンロー鍋にすること。ごま油をテーブルに置いたけど、食べるラー油が食べたくなってごま油は使わなかった。
さばとクリームチーズを混ぜただけのリエットがあるのでバゲットを買おうかと思ってたのに買い忘れた。いいじゃん、クラッカーで。

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