遠くの室内楽練習を途中で放棄してまでも、さらに遅刻しながらも、市民オケの練習に駆けつけた。
そのわけはね、指揮者が初めて来てくれるトレーナーさんで。
さらに、その指導料がとても高いことを偶然知ったから。
ほかの練習日は、いつものトレーナーさんが決まっている。
その日だけはどなたも都合がつかず、団員が探してくれた先生を1回だけお試ししてみよう、ということになった。
あたしは予算係なので、各先生のギャラを把握する権利はある。というか必要。
そうでなきゃ聞きづらいよね。
指揮の勉強中みたいな若い人だと、1回23000円。
ちゃんと職業としてプロのオケも振る人なら25000円。
N響団員さんが最高で30000円。
この日お目見えする人の肩書きは、知らない。
それで30000円だと事前に聞いて、とても驚いたんだ。
いったい、どんなエラい方なんだろう。ぜひ体験してみなくては。
駆けつけたとき、扉の外に漏れ聞こえてきた。先生、早口でたくさんしゃべってる。
普通の先生だと、演奏を止めて言葉を選ぶのにもっと時間をかけるんだけど。
この先生は、言いたいことがあふれ出て仕方ないって感じ。
練習所は団員でギッシリで、演奏中に入室するのは危険なの。
ケースを開けるスペースもないから、扉の外で楽器と譜面台を出して、練習の音が止んだ時にそーっと滑り込む。
おお。案外若い先生だ。ワンレングスボブ・・よりは短いけど、髪型が個性的。学者さんみたいな風貌。
「これは葬送行進曲なんですが。みなさん、死に急いじゃってますね」
団員が若かったら爆笑するだろう。我々はシニアなので、滅多なことでは笑わないのに、何度か「ふふっ」と笑いが起きたよ。
「急がないで、たっぷりと」と言われ弾き直したら「うん、良くなりました」って必ずほめてくれるの。
「教会旋法」とか「ナポリの和音」とか、聞いたことがあるような無いような専門用語もどんどん出てくる。
本当は全くわかってないけど、わかったような気になる。あとで調べようっと。
休憩時間になって、お隣さんがたくさん話してくれたんだけどね。
最初に自己紹介をされて、「指揮ではなく作曲が本業。時々皆さんのような方々と仕事をすることもある」と言ってたそうだ。
「専門用語がたくさんで。ドミナントって、なに?」
ああ、言ってたなあ。わかったような気になったけど。
「・・・ドミソ」と答えてしまったけど、あとで調べたら間違いだった!
ドミナントはシレソ、またはソシレ。
ドミソは「ドミナント」じゃなくて「トニック」だった。わー。
ついでに言うと、ドファラまたはファラドが「サブドミナント」だよ。
先生は、我々には理解が難しい言葉を使うけど。
でもね、どうして欲しいのかはわかる。
そして、あたしは言われたとおり弾けなくて失敗しても、だいたいの人ができていれば「うん、良くなりました」ってそのたびに言ってくれるの。
こんなに楽しい練習って、何年ぶりだろう。
特に、前回のお若い指揮者が練習のたびにどんどん辛そうになって、我々を叱咤するのでみんな萎縮しちゃってたからさ。
その差も加算されて。
お隣さんは、「この先生に本番も振ってほしい」ってニコニコしてた。
そうねー。でも本職が指揮じゃないなら、本番はないかなあ。
こんなに楽しいなら、1回だけじゃなく、これからも頼むことになるかも。ギャラ高いけど、さすが、その価値はあると思ったよ。
しかし練習後、仲良しクラリネットちゃんは文句をいうの。
内容は忘れちゃった。たくさん吹かされる、だっけな?
これだけ団員がいると、感じ方の違う人も中にはいるんだなー。
本日のオマケ

ゆうべはピェンロー鍋。今年は白菜がよく届くなあ。去年は1回も来なかったのに。
しかたないから、好物のピェンロー鍋は去年はチンゲン菜で作ってたよ。
日本酒を飲もうと楽しみにしてたのに、残り少なく。買い足したと思ったんだけど見つからず。
あきらめて、食後にグリューワインをあっためて飲んだ。そのせいかわからないけど、9時半から5時半まで、全く目覚めないで連続で眠れたの。
また、試してみよう。それでもしまた眠れたら、んーアル中が怖いわあ。
ちなみに、ゆうべ飲んだ量をはかったら90ccだったよ。

コメント