発表会前、最終練習は更に楽しい

来週、室内楽サークルの発表会なんだ。で、きのうはその最終練習。

あたしが希望した曲に、幹事さんの考えで割り振られた人が集まったの。
2月から半年間練習してきたけど、月一度の練習に半年間なにも発言しない人がいるのよ。

すんごく上手な人だから、こんな易しい曲を弾かされて不満なのかな。
それとも、あたしがヘタなのに失望しちゃったのかな。
って、心配になったから「この曲嫌いなんですか」と直球で聞いてみたら「好きですよ」と。

ほかのメンバーも「違う曲を練習してる時も、この方ムッツリですよ」なんて笑ったので、
「そんならいいけど。あたしのこと嫌いなのかと思ったー」と安心して練習を始めた。

ら、その方がしゃべるしゃべる。ご指導がいっぱい。
「ムッツリ」を暴露した人が「今日はセンセイ、厳しいですね」と笑いながらもびっくり。
「だってみんなが喋れっていうから」と、またご機嫌じゃなさそうなので、あたしともう一人の女性の二人がかりで
「Pさんが喋ってくれてうれしい」「あたしもうれしい」と慌ててフォローしたよ。本心だけど。

でも、そのご指導のおかげでみんなよく頑張った。
いや、みんなは上手なんだ。あたしの希望曲に、うまい人を幹事さんが集めてくれて、本当にうれしい。
だから、あたしが頑張らなきゃ。
でもみんな謙虚だなあ。
きのうの練習を録音した二人がそれぞれ、
「自分が遅れて皆さんの足を引っ張っていた」とか「個人的に練習不足だけどP先生のご指導に必死に食らい付いていた」とか、もう反省文を送ってきたよ。

もうひとつ別の曲のグループも、最後の仕上げ。
クラリネットを吹く人が希望を出して、その曲にあたしも当てはめられたんだけど。
すっごくすてきな曲だから、とってもうれしかった。
今までこの仲間うちではいなかった、クラリネットさんがたまたま入ってくれたからできる曲。
この曲をやれるなんて、ラッキー。

その割には、けっこう難しくてみんな苦労してる。
個人練習を頑張って、どうにか弾けるかなと思っても、いざ実際にみんなと合わせるとハマらなくて緊張する。

半年練習してきて、きのうクラリネットさんがぽつんと言うには
「このフレーズが出てくるたびに、皆さんが弾き終わるのに合わせてクラの音を伸ばしてるんですよ」だと。

しょえー!
自分が間違いなく弾けるかどうかで精いっぱいで、無理に合わせてもらってるなんて気づかなかった。
と、まったく同じことをもう一人も発言して、あたしは「今までずっと、申し訳ありませんでした」と真剣に謝った。
仲間の一人は笑ってくれたけど。
で、そのあとその箇所をみんなでやり直したら、ちゃんとクラの音に合わせてこっちの指を動かすことができた。

クラさんも「今のでもう大丈夫、ばっちり合いました」と合格を出してくれて、とっても達成感があったよ。

ところで、このサークルの練習場所は、4年近く前まで住んでたところの近所。駅から徒歩3分ぐらいかな。
住んでた当時の家は徒歩20分で、通勤に片道1時間20分ぐらいかかったんだ。
ところが、今の家から練習場所までは片道30分で行けるの。
そりゃ、今の家は会社よりは近い場所だけど、短縮したのは電車の乗車時間だと15分ぐらいだよ?

住んでたころは「オラこんな村いやだ~東京さ行ぐだ~」とうわ言のように言い続けてたけど。

家に帰るのは足取りが重くても、音楽の遊びに行くのは何倍も、身も心も軽いんだなあ。

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コメント

  1. にゃんた より:

    楽しさが伝わってきて、にこにこしちゃうよ。
    むっつりの人も喋ってくれてよかったね。きっとその人もあんまりいうとみんなが気にしちゃうからって気遣いの人だったんだね。
    練習もうまくいって、発表会が楽しみになるばかりだね

    • よはねす より:

      え、ほんとですか、よかったー。
      合奏の楽しみなんて、やらない人に楽しさが伝わるの難しいと思うからね、でも誰も読んでくれなくてもあたしのブログなんだから、って書いてます。
      そう、反省文に「P先生、今までずっとがまんの子だったんですね」なんて書いてありましたよ。
      みんな趣味でやってるんだから、我慢してたら楽しくないですよね。ブログでも何でも。