珍しい人からメールが入ったのよ。
幼稚園教諭を目指して通っていた時の同級生。
東京都民は割と少なくて、その人たちは当時まぶしく見えて仕方なかったなあ。
あたしは北関東や甲信越出身の人たちのグループに、何となく入れてもらってた。
出席番号がたまたま近かったのでね。
そのグループに一人だけいた都民が、あたしにはかなり苦手だったの。
彼女は、まぶしくない。決して悪人でもない。
ただね、口癖のように「あたしほどかわいそうな人間はいないわ」って言いながら泣くのだけは勘弁してほしかった。
メールをくれたのは、そのまぶしいグループの一人。
クラス会を企画したのだけど、あたしは住所を教えてないのでハガキ文面を添付して送ってくれたんだ。
東京に来る前はハガキが届いてたけど、いつも「欠席」にマルして送り返しただけ。
その苦手な級友に会いたくない、ただそれだけだった。
で。なぜか、そのまぶしい級友からのメールを読んだら、行ってみたくなった。
たぶん、書かれていた幹事たちの名前を見たら懐かしいなと思ったのと。
あとは、会場がうちから歩いて行けるところだったのも大きいな。
あの学校、当時は苦痛だった。
先生たち、「音楽」と「自然」と「言語」科目は尊敬できたけど、あとはうーんて感じだし。
事務室の先生(と呼ばされていた)なんかすごく意地悪しか言わないし。
そんなことを思い出したら、いやな友達はあの一人しかいないや、って今ごろになって気づいた。
もう、あの人がもし来ても、いいじゃん遠い昔のこと。
と思えるほど、あたしも年取ったってことだねえ。
出席します、ってメールを送ったら、間もなく「めちゃくちゃうれしいです」なんて返事をくれたよ。
いや、まぶしい人たちって、当時から二枚舌を使い分けるのが上手くてさ。
そこも敬遠ポイントだったんだ。
でも、この人はすごい美人なのに子供のように天真爛漫だった。
二枚舌は、たぶん学校で教育されたんだよ。うわべをうまく取り繕って、社交辞令が言えるように。
この人も、まさか本心で「めちゃめちゃ」うれしいわけじゃないとは思うよ。
でも、しょうがないじゃんあの学校で付属高校から上がってきたんだから。
我ながら不思議なんだ。
去年まで必死で拒否してたのは、何だったんだろう。
理由が思い出せない。
はっ。昔のことは覚えてるのに去年のことを忘れるって、、、認知機能の衰えかしらん。
本日のオマケ
蕎麦屋で残して持ち帰った生わさびが少しあったので。
タコとベビーリーフの玄米麵にしてみたよ。
元レシピはホタテ缶と水菜のスパゲティ。わさびとバターを麵と具に混ぜて、しょうゆで調味。
刻み海苔を掛けるの、忘れた。最後の仕上げ、必ず忘れるのはなぜだろう。
コメント
最後の仕上げを忘れるに激しく同意でござるよ
食べた後、食器を下げると、そこには出番を忘れさられた愛しき食材が。
人生の無常さえ感じるでござる。
もう、会いたく無い人って居ますね。
相手の良い所を見ましょう、何て言われるけど、
内心、ケッて思うでござるヨ
用意してても、忘れるよね~無常だね~
誰でも2割の人からは嫌われるって言いますもんね。もう、しょうがないですよ八方美人目指したって悪くいう人は絶対どこにでもいるんだから。
そじ坊のワサビ、大活躍だね。
これだけ楽しめるんなら多少高くてもまた行きたくなっちゃいそうね。
同窓会、嫌な人に会いたくないって気持ちより会いたい人がいるって気持ちの方が強くなったんじゃない?
いまいい人に会えてるおかげでポジティブになれたんだよ。きっといいこと。
わさびに大根おろしと厚削り節に生わさび1本ついて税込み950円、むしろ安いです。また行きたいけど道に迷わないといいなあ!
そしてにゃんたさん、いつも前向きな気持ちにさせてくれてありがとうございます。仕事を辞めた後に出会った人たち、確かにみんないい人だから、こんな気持ちになったんですね。そうかそうか。納得です。