歯医者と雨靴とケーキ

音楽

きのうは午後から雷雨の予報。
出かける直前にもう一度確認したら、降水確率は20%まで下がってて迷ったけど。
万が一じゃなくて、万が2000か。そりゃやだわ。
GUの雨用スニーカー履いて、晴雨兼用傘を持って出かけたよ。

このスニーカーはベージュと黒があるけど、ベージュを選んだよ。
雪用黒ブーツなら持ってるから、黒くない夏の雨用靴をずっと探してたんだ。
スニーカーだから、雨が上がっても恥ずかしくない。

まずは、役所の中で行われるランチタイムコンサート。
予約不要だけど、早めに行かないとここはすぐ満席になるんだ。
開場時間の3分後に着いたのに、もうぎっしり人が入っててびっくりだよ。
あたしみたいに、タダで聴こうという暇人で世の中あふれてるな。

バイオリン独奏は、あたしは名前を知らなかったけどクライスラーコンクール第二位という輝かしい実績を持つ吉本梨乃さん。
なんでも、来年1月にオーケストラと共演するキャンペーンとしてこの小リサイタルを催したのだけど、この日にもう1月のチケットも完売したそうだ。
キャンペーンの意味なーい。少し笑いが起きたけど、あたしたち観客はそれでもキャンペーンしてくれてラッキーだよね。

まず第1曲はパガニーニの「ラ・カンパネラ」。
カンパネラって、24の奇想曲の中にあったっけ。それともバイオリン協奏曲2番の第3楽章か。
演奏が始まってみたら、これ、聞いたことないや!

今調べたら、24の奇想曲の中にカンパネラなんてない。
どうも、クライスラーが独奏バイオリンとピアノ伴奏用に編曲したものみたいよ。
原曲、協奏曲の中の部分よりずっとかっこいい。クライスラーさん編曲ありがとう。
これ、難しすぎて弾くの大変で弾く人が少ないから聞いたことがないのかなあ。
もったいない。こんな楽しい曲なのに。

ほっそいピンヒール履いて、ゼラニウムみたいな赤いドレスで、表情豊かで。
ピアニストの松岡美絵さんがまたシャンパンゴールドのドレスに、バイオリニストさんのお株を奪うほどの美貌で。
演奏最後に吉本さんがマイクを持ち挨拶で「松岡先生」と呼ぶのもすてき。

アンコールはバッジーニの「妖精の踊り」。
バッジーニといえば妖精の踊りしか知らないけど。
終演後ロビーに張り出された曲名は「ゴブリンの踊り」って書いてあったよ。へーーー。この曲を「ゴブリン」と呼ぶのも初めてだ。

ほんの30分だけの演奏だったけど、ものすごく堪能、大満足した。
さて12時45分、そろそろ近場の飲食店も混雑が終わるころ。
新しい店も開拓したいけど、気に入った店にまた入っちゃう。

しらすとカラスミ・・・これは食べたいな、でもピザかあ。
一生パスタだけ食べたいほどパスタ好きなあたしは、やめて、今週のパスタにしたけど。
イタリアン専門なのに、つゆだくだなあ。スープパスタはあり得ないと思ってる。
やっぱりここはピザにしとけばよかった。

そうそう、ここはパスタについてくるパンもとてもおいしいのだけど。
100円引きになるので、パンなしにしてもらった。
残念だけど、パスタだけでもやっとの思いで完食。
5年前なら確実に大盛りにしたのに、人並みのシニアらしい胃袋になってしまった。ああ、情けない!

腹がくちくなったので、役所に戻って、高額医療の申請をした。
毎年、7月末に期限が来ちゃうんだよね。
8月初頭に、更新をうっかり忘れて病院に行ったから、17万円もかかったのは痛かった。
次の診察は11月だから、慌てず。こういう機会があった時に行けばいいやと思ってた。
収入ゼロ世帯なので、限度額が24600円になる。あ、申請したので差額はあとで返してもらえるよ。
日本はありがたいねえ。

次、歯医者。3ヵ月に一度のクリーニングだけ。
歯医者は、元の職場近くの行きつけが気に入っているので未だに同じところに通ってる。
ついでに、その近くの図書館と酒屋にも寄って。

いつも、歯医者近くのランチも楽しみにしてるんだけど、今回は3時すぎしか予約が取れなかったんだ。
代わりに、ケーキでも食べて帰ろうかと思ってたんだけど。
どうも空模様が怪しい。東の空が真っ暗だ。のんびりしてる間にカミナリが落ちてきたらやだなあ。
諦めてまっすぐうちに帰る。
ところが、諦めきれない。最寄り駅からうちまでの間のスーパーに寄って、モンブランプリンなんて買ってみた。

なんとか、雨が降る前に帰ってこられた。
雨用スニーカーは活躍できなかったけど、活躍しない方がよほどありがたい。
備えあれば憂いなしね。

本日のオマケ

昼に食べそこなったシラスをこれでもかと入れて

夕飯もパスタ。どうしても、トマトパッサータを使い切らなきゃいけなかったのだけど、パスタしか思いつかない。

前日と同じくネスレのそうめん用レシピを見ながら、でも冷やす時間がなかったので普通に温かいパスタとして食べたよ。

あっ。瓶入りパッサータを使い切りたくて、水を入れて全部鍋に入れたら煮詰める時間が足りなくて、結局スープパスタになっしまったあ。何たる失策。

きのう、同じ瓶を酒屋で買ってきたんだけどね。今度使うときは、残りは小分けして冷凍を忘れないようにするっ。

もひとつオマケ

完全にお腹パンパンなんだけど、デザートは別腹。スーパーで買ったモンブランプリンも食べる。

アイスコーヒーはカフェインレス。プリンのカラメルソースはゼリーになってたよ。

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コメント

  1. うなゆき より:

    妖精とゴブリン
    一緒にしたらあかんやろ〜
    誰も突っ込まないのかな
    それとも、印刷されたの見て
    アチャ〜となったのかな?

    よはねす先生の医療限度額24600円とな!
    何かが間違ってる気がするヨン

    • よはねす よはねす より:

      ゴブリンだって立派な妖精の一種。楽譜を探すと「幻想的スケルツォ」ってタイトルなのに、誰がつけたか英語の副題が「ザ・ロンド・オブ・ザ・ゴブリンズ」になってましたよ。フランス語だとLUTINS、妖精でした。わざわざゴブリンて貼り紙書いた人の気持ちはちょっとわかりませんな。

      だって、無収入ですよ?爪に火をともすようにして貯めた小金から17万も出せませんて。ここはやはり24600円が妥当と思っておくれでないかい。

  2. にゃんた より:

    西洋の妖精ってティンカーベル見たいのもいるけど、結構ネガティブなイメージなのいるよね。
    日本語だと妖精というよりは小鬼とか呼びそうなやつ。
    ゴブリンとかオークも妖精の一種。
    トロールもそうだね。青いカバのものがたりの主人公。

    晩御飯がおいしそう。
    シラス好きです。

    • よはねす よはねす より:

      ゴブリンは昔の洋楽で知りましたが、オークは聞いたことないなあ。悪い妖精はワーグナーの超絶長いオペラで知りました。とんでもない奴です。
      あたしもシラスは大好きです。食べるとき骨取らなくていいし、お料理も簡単。子どもの頃、白いごはんにのせるのだけはイヤでした。おめめが良く見えちゃうんだもの。あ、変なこと言ったかな。失礼しました~