美容院に行ったらね。
その美容院は4階建ての自社ビルで、道路から階段を使って2階の美容室に上がるの。
あたしが施術してもらってるとき、誰かが階段を上がって来た。
美容師さんのダンナ様に御用だったので、美容師さんが電話を掛けて呼び出してた。
ダンナさまのご商売上のお知り合いの、息子さんだから電話番号知らなくて直接来ちゃったみたいなのね。
「もうウチのオヤジ、トシなので引退してわたしが引継ぎ・・・」なんて話が聞こえてきた。
息子さんがお帰りになって、美容師さんご夫婦同士で話してる。
「こないだのことがあったから、ご主人に何かあったのかと思っちゃった」
「オレもそう思った、そうじゃなかったから助かったよ」
お年だから、もうそろそろ危ないんじゃないかと思ってたんだって。
ついこないだも、ご近所で不幸があった。
美容院のお客さま、7年ほど闘病してたのだけど、そのダンナ様から「線香上げに来てくれ」と電話がかかってきたそうだ。
美容院とそのお客、というだけの関係なのだけど、だんな様同士は商店会で長く付き合いがある。
このごろ、急に寒くなりましたからね。わが身も心配ですよ。
亡くなった方、お年寄りだったのかと聞いたら「ええ、年寄りです。わたしと同じぐらい」だって。
いやいや、それじゃまだ70歳ぐらいでしょ。ぜんぜん「年寄り」じゃないよ。
あ、そうだ。年寄りといったら、この美容師さんのお姑さんが106歳のはず。
「そういえばお姑さんは」と聞いたら、今年ついに亡くなったそうだ。
ポータブルトイレで動けなくなってたので入院したら1週間で。
最後までオムツ使わなかったってすごいよね。
近所で亡くなった美容院のお客様は、抗がん剤をやめたらいったん元気になっちゃって、退院したんだって。
旅行とまではいかないけど、行きたかったところあちこちお出かけしたみたいよ。
一瞬、元気になるものらしいわよ、と美容師さんが言う。
あたしも、ついこないだ。
90歳音楽家宅に行ったら、あたしの知らないお仲間の噂話をしてたんだ。
ガンで闘病してたけど、「治りました」ってメールが来たんだって。
寡黙60歳が「治った!・・・・」としきりに首をひねる。
乳がんから始まって、もう全身あちこちに転移して最終ステージのはず。
と、その話をした翌日、90歳からこのみんなにLINEが入った。
「昨日話してた△さんのご家族から死亡通知が来ました」
あの、本人からのメールは絶筆だったのだろう。
あたしはまだまだ生きる気満々だけど。
突然倒れるかどうか、誰にもわからない。
家で倒れたら、スマホで救急車を呼べたとして、オートロックの解除ができなかったらどうなるんだろう。
外で倒れて親切な人が救急車呼んでくれたとして、入院手続きや身元保証はどうなるんだろう。
こんな本を、美容院できのうは読んだ。
サブスクの解除などややこしいことは65歳までに終わらせよう。
捨て活も、明るい未来が見える60代前半のうちに。
本日のオマケ
あたしが今契約しているサブスクは、このパスタだけ。
1年間届いたら自動的に契約が切れるから、あたしが突然死しても解約手続きはそれほど難しくないだろう。
ああ、それでも電話番号やメアドは終活メモに加えておかないとな。
コメント
寿命ネタ続くね(^^)
ぼくも独居男性の平均寿命まであと7年。
その手の本読んで勉強しとかなきゃ。
Kindle Unlimitedでさがしてみよう。
サブスクこまりもんだよね。
結構細かいのがある。
AppleのiCloudのストレージサービス(200GB)月額400円
とかAmazon PrimeとかKindle Unlimitedとか。
で、この手のは連絡なきゃ自動継続なんだよなー。
まじめに、”寿司ネタなんて書いたっけ”としばし(3分ほど)思い巡らせましたよ。あたしの寿命も近いのかも!
なーんてね、にゃんたさんもあたしも、「死ぬ死ぬ」と言う人に限ってイヤってほど長生きするほうなんじゃない?死後の手続きしてくれて、その上うんと長生きしてくれる世話人見つけておかないと!