まったり理想の隠居生活

きのうは寒かったね。珍しく一日中雨で、一歩も外に出なかったよ。隠居万歳ヽ(^。^)ノ

髪をいじり出したら豊富な時間も秒で溶ける。
毛先が自分に見えないようにクリップでひとつにまとめたら寝るまで見ずに済んだ。

コーヒーやらナッツやらいろいろ買った食品を空き瓶に詰替えとか。
ウエス用に古い布類切り刻んだり、生ごみ用ゴミ箱の折り紙したり。

雑用を入れながら、読書が捗ったよ。

ただし、前日かなり睡眠不足。3時ぐらいから完全に目が冴えて、あきらめて5時半起床。
本を読みながら、眠くなると雑用を入れるんだけど、それも終わってしまって。

もうだめ、って昼寝する時もあるけど、たぶんそれは体調も悪い時だな。
きのうは体を動かしてないから体調は良好。軽めのスクワットを30回ほどしたら、また読書に戻れた。

本?きのうのは軽くて、決して眠くなるような本じゃなかったんだ。
本の紹介って難しいなあ。お堅い本だと自慢してるみたいだし、軽い本だと恥ずかしい。
軽すぎる1冊めはムック本、半分以上写真。

はい、60歳です。狭小マンション住まいです。自由です!
あたしのための本かと思って借りたけど、個人的におもしろくなかった。
ヒマで困ってる人に、手仕事や俳句やブログなどの楽しみを教えてあげましょう、というものだった。
そうねえ、退職してファッションの切り替えがうまくできないあたしにMimiさんのカジュアルファッションが参考になったぐらい。

次に予約者が控えてる本が、これで読み終わった。
やっと、前から読みたかった古い本が読める。まとめて5冊ほど借りておいたよ。
で、きのうも書いた小川洋子「やさしい訴え」の後半を読み終えた。

きのう見つからなかった、単行本の画像があったのでアイキャッチに貼ったよ。

原則としてあたしは小説は読まない。
ほとんどは、ハラハラさせられるでしょ。
ノンフィクションならいいのよ、ハラハラしても。
ハラハラさせるために作りごと書いて、まんまと乗せられるってのが無性にくやしいの。
あたしのちっぽけな度量を、むだ遣いさせられたと思う。

本でハラハラに慣れておけば、リアルで困難にぶつかってもつぶれない度量が培われるんだろうか。
この本は大人の恋愛ものだった。ハラハラは読み飛ばして、チェンバロ曲名だけに焦点当てた。

「やさしい訴え」を今練習してるけど、曲の解釈に役立つような情報は皆無。
タイトルの雰囲気を借りるためだけにこの曲名を選んだんだね。
他にもたくさんの曲名が出てきて、それはありがたい。曲の内容は全く触れてないけど、それでいいよ。小川さん評論家じゃなくて小説家だもんね。

小川さん、どんな資料を探してこれらの曲名を集めたんだろう。
きのう書いた「シフォーチの別れ」はCDでしかネットでは出てこなかったから、CDも探したのかな。
1996年初版当時、ネットはまだ今ほど普及してなかったものね。「パソコン通信」がまだあった時代。

あと、気になったのはチェンバロの材料。
ギターみたいに弦をはじいて音を出すんだけど、ピックにあたる「プレクトラム」っていう爪は、あたしは昔から「カラスの羽の軸」と聞いていた。
あの、やっかい者のカラスも必要なんだなあとその時思ったけど、このたびの発表会で先生がそのデカい羽の実物をわざわざ持って来て披露してくれたの。
「本当は渡りがらすがいいのですが数が減って、フランスから水鳥の羽を取り寄せています」
渡り鳥にカラスがいたなんて知らなかった。長距離飛ぶから羽が丈夫なんだって。

ギター用ピックと同じ原料のプラスチック製プレクトラムもあるけど、欠けたとき修復できないとか先生はおっしゃってた。
だからって、まさか奏者が自分で羽を削って作るとはたまげたよ。
本物のチェンバロ、うちにあったらいいなと夢は見たけど、こりゃ無理だ。

本ではカラスじゃなくてフランス鴨って書いてあったな。
製作者に直接取材したんだろうな。

きのうはピアノとチェンバロ曲を、疲れるまで練習できた。
引っ越して来たときご近所には「1時間以上は練習しません」と言ってあったけど、最近はもっと練習したいから弱音ペダル踏みっぱなし。
マンションの大規模修繕中で、時々すごいドリル音が響くから、乗じて弾いちゃう。
ああでももしかしたら、ピアノが嫌いな人はドリル音のほうがまし、って思うのかな。

さてさて。予約されてない古い本をたっぷり借りたけど、もう次に予約した本の順番が来た。
古い本はしばしお預け、さっそく予約図書を借りてきて日常に戻る。
つかの間のまったり生活だったよ。

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コメント

  1. にゃんた より:

    そんなに活字好きなのに、小説はあまりお読みにならないって意外。
    活字好きにも色々タイプがあるねー。
    ぼくはやっぱり小説が好き。
    エッセイもハウツーも好きだけどね。見境なし。

    雨の日にお外に出ない。平日に髪を切りに出る。
    やっぱり隠居っていいよねー(^^)

    • よはねす よはねす より:

      「食べものの好き嫌いは人の好き嫌いと一緒」説を聞いたことがあります。「これだけは食べたくない」あたしは「この人だけは許さない」って思いがち。でも、きっかけがあれば食べるようになるのと、一応その人ともしゃべるようになるの。
      活字もそうかなあ。小説だけは自分から読まない。でも人からもらったり勧められたりしたら読みます。
      隠居したら、そーゆーわがままに拍車がかかりました。隠居最高ですね。