趣味の仲間は、レベルが合うと最高

室内楽サークルに行ってきた。月に一度しか開催しないの。

9月に発表会があって、総勢十数人で全体合奏する曲が３曲ぐらいある。

指揮者なしで、十人以上が演奏するのって、すっごく大変。
誰かが速すぎたり遅すぎたり、すぐに音楽がバラバラになっちゃうよ。

リズムを刻む楽器に合わせるべき箇所や、メロディに合わせるべきところ、みんな、よく聴けよーなーんて思いながら弾いてたら、どうもあたしが一瞬早く出てしまってたらしい。
幹事のいじわるオババが、あたしには目を合わせないで
「このパートで、誰か早く出る人がいます。この箇所だけ、もう一度」
と指導が入って、やってみたらあたしだった。ダメじゃん。

いじわる、ってのはね、先月開催された時にあたしにほとんど個人攻撃で指導が入ったことへの逆恨みなんだ。
それは、合奏ではなくて4人でやる四重奏だったよ。

ほんとはね、オババ以外の3人がやりたいテンポだとオババが弾けないんだと思う。
「もっとよく歌って」という表現で、ゆっくりゆっくり演奏させたがる。

オババなんて悪口で書いてるけど、仮にもこのサークルを作った幹事さんだから、おかげで楽しませてもらってる手前、彼女を立てなきゃいけない。

というわけで、全体合奏の練習も素直な気持ちで取り組まなきゃいけないんだけど。
曲がねー、あたしの好きなクラシックじゃなくて。アニメや映画音楽、全く知らない曲で全く面白くない。

へろへろになって合奏3曲の練習が終わって、つぎの3人組の練習出番まで1時間の間があった。
これ幸い。仏頂面の自分の機嫌は自分で取らなきゃね。
練習会場から外にでて、タリーズコーヒーでエスプレッソシェイクを頼んだ。
シェイク硬いから、ストローで吸い上げるの大変。力と時間がかかる。
でもちょうどいいの。すぐ飲めたら1時間も時間つぶせないでしょ。

持ってきた新書、和田秀樹「70代で死ぬ人、80代でも元気な人」をほぼ全部読んで。
あまーいシェイクをちびちび吸って、どうにか心が落ち着いた。

次、3人組の曲の練習に戻った。
先月はこれにオババが加わって4人だったけど、オババが理由付けて脱退してくれたの。
ひとり抜けた分は、あたしのピアノを強めに弾けばカバーできる。
3人でやりたいテンポを探って、「これ以上速いと崩壊するけど試しにやってみよっか」とやってみたら結構弾けた。
「ここで、ほとんど立ち止まるぐらい遅くしてみたい」とか曲想もいろいろな希望が出て、それをやってみるとほんとに目が覚めるほど楽しいんだ。

音楽の喜びって、これだよ！こうなると、たった1時間の練習じゃ全然足りない。
ひとりのメンバーさんのご自宅近くにいい練習用ホールがあるんだって。
レンタル代は少しかかるけど（1時間3000円って言ったかな）響きが素晴らしいの、と言われて興味がわく。

もう一人のメンバーからはすごく遠い場所だけど、この曲の発案者だから意欲的、ぜひやりましょうということになった。
今から、もう楽しみだけど、それまでにうんと練習しておかなきゃ。
あ、「～なきゃ」って表現はこんなところに使ったらいけない。練習、したい！