社会人でいる限り、ドタバタがつきもの?

4月からの新年度人事が発表になった。
そこに名がない人は、3月で退職なんだなと認識できる。

「よはねすさん、辞めちゃうんですか」と、一人の同僚から確認された。
ありがたいことに、「最後のランチ」を一緒にしませんかと企画を立ててくれた。

普段、とにかくイベントが嫌いで、平穏、無風の中で生きていきたい方で。
ありがたいけど、迷って、一度は辞退したんだ。
「複数人での会食は自粛」と会社からもお達しが出てるし。

けっこう迷いながら返事をしたせいか、翌週、同僚がもう一度聞いてくれた。
別部署だけど、とくに仲のよかった先輩(再雇用されてる)も誘いましょうか、と。

そこまで気を遣ってもらえるなんて。一瞬、目がうるっとしてしまった。
あたしが、ひとりでランチを摂るのが好きなことをよく知ってる人だからこそ、
「もしも嫌だったらいいんですけど」と、遠慮がちに申し出てくれる。
なんか、こんなありがたい企画を「嫌だ」なんて断ったらバチが当たるよね。
ありがとう。ありがとう。先輩と、後輩と、あなたと、総勢4人で行きましょう。

と、ここまでは美談。

そのあと、「よはねすさん最終日は出社されます?」と確認された。
ああ。今思い出しても自己嫌悪だけど、あたし瞬間湯沸かし器になっちゃったんだ。
「月末?休めるわけないでしょっ」

月末最終日といえば。あたしの唯一の激務の日。
先月も一人で大騒動ぶって熱まで出しちゃったんだけど、そんなこと周りは気づいてないのね。
普段はむしろヒマそうに見えてるだろうな。うん、実際、ヒマ。

直後に「ああごめん!このところストレスが溜まってて」と言い訳した。
同僚は、すぐに目を見開いて「わかりますよう?⤴」とゆっくりうなずいてくれた。
ああ、またしても申し訳ない。
きっと、あたしが思ってる以上に、普段から愚痴を聞いてもらってるんだな。

困ったちゃんをダシにして、赦してもらっちゃった。
同僚は日時の段取りをし、店も希望を聞いてくれて、予約までしてくれた。
「あたし、誰にもこんなことしてあげたことない!偉いねえ」と礼を言った。

落ち着いたところで自己嫌悪がよみがえり。
もう一度「ごめんねえ。さっき、爆発しちゃったよね」と謝った。

「ハゲもさらに大きくなっちゃって」と見せようとしたんだけど、笑って下向かれちゃったからやめといた。

見せたって、愚痴の上塗りだよな。いかんいかん。

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コメント

  1. にゃんた より:

    あはは。しょうがないなぁ。
    よはねすさん真面目すぎるんだよ。
    後は野となれ山となれが、できないんだね。
    それはもう会社のせいだと思うけど…

    優しい同僚さん。
    最後に何かプレゼントしてみては。
    美味しいチョコレート。
    銀座のデルレイとかマルコリーニあたりの。
    ピエールマルコリーニはお使いもので購入すると、味見用のをくれるのがとても好きだったんだぁ

    • よはねす より:

      はあ。なんか、各方面に申し訳ない。真面目なんですかねえ。そういえば小学生の頃真面目って言われて、それがイヤでほにゃほにゃ生きてきたつもりだけど。
      そう、ランチしてくれた人にお礼を考えてたところだから、すごーーくうれしいです。
      デルレイは出たばかりの頃買ったけど、お値段に見合うかあたしの舌が見分けられずそれ以来買ってません。今度はマルコリーニにしてみよう。味見用、今でもくれるといいなあ。ありがとねえ。